デリカテッセン 紅玉 ブログ

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パン・アキモト

2011-08-24 23:51:32 | その他
こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。

今日は東京都内で行われた勉強会で「パン・アキモト」の秋元義彦社長の講演に参加しました。


▲参加者に語りかける様な講演


「ガイアの夜明け」などメディアに取り上げられることが多い企業ですので知っている方も多いと思いますが、この会社は「パンの缶詰」という他には無い商品を販売しています。


▲色々な味が揃っています


▲パカッと開けたところ


▲中を開くとパンが登場


▲缶から出すとこんな感じ


この「パンの缶詰」はNASAの宇宙食としても使用されている程の完成度。

パンを缶詰にするという発想も面白いのですが、それが開発された経緯に本当に感動しました。

かつて阪神大震災の際、被災された方々にパンを届けたいという思いで自社で作られたパンを直接運んだそうです。
しかし、賞味期限の短いパンの宿命、食べきれない分は仕方なく処分せざるを得なかったとのこと。

何とかして、美味しくて賞味期限が非常に長く、困っている方を助けられる商品にしたいと考え、商品開発に取り組んだそうです。

こうして開発された「パンの缶詰」は日本の各自治体で非常用食料として備蓄されたり、三宅島の噴火や中越地震で救援物資として活躍しましたが、さらにハイチ大地震には秋元社長自身が物資を運んだとのことです。

更に自治体の非常用食料は賞味期限切れの前に下取り回収し、海外の食料不足に苦しむ国への支援物資として送り出す活動もしているそうです。


今年の3.11東日本大震災。
すぐにでも「パンの缶詰」を送りたいと思った社長は人づてに自衛隊の指揮官に願って、ヘリで運ぶ物資に積んでもらって被災者に届けたとのこと。

石巻での被災地を見て涙ぐむ姿や、朝礼で被災地の様子を社員に涙と共に伝える姿が映像として流されたのですが、そこで社長が社員に伝えた言葉が印象的でした。

「家も財産も流された被災者の皆さんに『頑張れ』とは言えなかった、『大丈夫だ、ずっとパンを届け続けるから大丈夫だ』としか言えなかった」

私がこの講演で感じたのは、企業にとっての社会貢献とは何かと言うことでした。
「ボランティア」としての貢献も尊いものですが、企業としてその独自の力が必要とされるとき発揮出来るのもまた大きな社会貢献であるということ。
そしてその様な地域にとって誇りとなる企業であり続けることが最大の貢献だということを勉強させて頂きました。


デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
〒019-0509 秋田県横手市十文字町梨木字沖野66-1
TEL 0182-42-5770
E-mail:kougyoku_deli@mail.goo.ne.jp
秋田県横手市十文字のデリカテッセン&カフェテリア
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