長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

しんか。

2014-02-25 11:27:24 | Weblog
 岡山駅に近接する例の一等地に、
例の“鉄骨モンスター”が着々と出来上がりへの歩を
進めています。
 とくに今年度、市政の重点項目のなかでも群を抜く
注目度を集めるテーマで、いろんな立場の様々な意見が
挙げられています。

 結論を先に申し上げれば、
私はまったく反対ではありません。
 むしろ楽しみです。
それは、
“うわぁ、でっけぇモールができる!! 楽しみじゃなぁ”
ではありません。
 岡山の『まちづくり』という大テーマに大きな一石が
投じられ、
その“カンフル”によって既得者が、既得物が、受益者が
被害者?が...どのように感じ、受け入れ、あるいは上手に
抗いながら、結果としてどのような“相対的成果物”を
築けるのか...という意味合いの楽しみです。

 もちろんそこには、行政市政が積極的に関与していくべき
ですし、同時にミスリードしないようにも深慮が必要です。

 志ある、立場ある、ある幹部職員の方が言ってました。
“渋滞緩和のために右折レーン作りなんて...
   緑をつぶしてまでやることじゃないですよ”
その通りだと思います。
こういうミスリードを無くしたい。

 それで渋滞が緩和するのかも疑問ですが、そうじゃない。
まちが変化を遂げる、成長するってのは、交通でいえば
「車じゃ不便」
ってことです。いったんは、そうじゃなきゃならない。
 当事者たちが受け取るものは、オシャレやモードや
快楽や満足...だけじゃない。不快なもの、翻った不便も
同時に受けなければ、求めるものにたどり着くための手段、
つまり交通移動手段が変わっていくわけがない。

 行政が成すべきことは、
これを機に「交通政策への理解」を訴えること。
これからの岡山のまちに、どんな移動手段が求められるべきか、
そこをしっかりとリードすることです。
 渋滞したって、車じゃなきゃダメな人は乗り続けます。
 バスが、路面電車が、JRが、自転車(含レンタサイクル)が、
 便利になればシフトする人、そうできる人も多くいます。
 需要が見えれば、腰の重い民間事業者も営みを厚くします。
 それでも採算が合わないというなら、行政が乗り出しても
 良いかもしれない。
そういう「まちづくり」のためのシビアな議論を積極的に
リードすべきが岡山市政です。

 そこから先、儲けること潤わせること、盛り上げること
楽しいことってのは、地味な行政がシャシャリ出なくても
鋭敏なハイセンスな民間パワーが受け持つのです。
 そのプロセスのなかで、現状のルールや規制が邪魔してて
進めたくても進められない...のような事案に対する積極的な
ヘルプを厭わないことも、行政の大切な仕事です。

 巨大モンスターが誕生するから岡山のまちが良くなる、
のではないのです。
その、チャンスとピンチが織り交ざっているパンドラを開き、
大局観に立つことを忘れず、しがらみや既得権にこだわらず、
“ぼくたちの岡山”をホントに育てるために知恵を出し、
勇気をもって変え、痛みを伴いながらも笑っていなければならない。
 その先にこそ、まちづくりの進化が見え、誇りが高まるでしょう。
真価が問われます。。。

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