カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』 鬼木豊監修 真木孝子著 アスコム

2015-12-27 20:21:02 | 本日の健康談義
ふくらはぎを揉むといいよ。
たった一行で終わる話を200ページにまで膨らましたのがこの本である。
そのために、万病を治せるとまで豪語しだした。
おかげで、TVでも好意的に取り上げられ、100万部のベストセラーになったそうな、、、。

著者はもっと謙虚にものを言うべきである。
無責任な出版社やメディアにそそのかされた面もあるかも、、、。

確かに、ふくらはぎは第2の心臓と云われ非常に重要だ。

元気に立ち動いているうちは勝手に働いてくれる。
問題は歩けなくなったり、現代生活でのひどい運動不足の場合だ。

心臓の役割は血液を末端まで届けることだけ。
帰り道の静脈やリンパ管には関与しない。

じゃあ、帰り道はどうしているか?
深い所にある静脈は動脈と伴走している。
動脈の拍動によって圧迫を受ける。
静脈とリンパ管には弁が付いていて逆流しない。
押されれば液体は心臓へと向かうように出来ている。
浅い所にある静脈やリンパ管は筋肉の収縮による圧力で。

だから、筋肉量の多いふくらはぎを揉むのは血流やリンパの流れを助けるのに効果的なのだ。
そして、予想もしない効果だってありうる訳だ。
人の体、血流だけが頼りなのだから、、、。

でも著者さん、言い過ぎの断定はブー!




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