本日の着物は母が結婚する前から着ていた白地に小花柄のうすもの、そして巡り会ってしまった麻の名古屋帯を締め、刺繍の色から一色とって帯締めと帯揚げは淡いピンクにしてみました。
京町屋再生セミナーのよしやまち町屋現地見学会です。
はじめはこの京町屋の改修をされた棟梁さん、大工さん達から、町屋の仕組みや使い方の基本、町屋の良さを生かして改修、リフォームをするにはどうしたらいいか、家の傷みに出来るだけ早く気づくポイント、町屋の耐震補強の方法、など、とてもわかり易い、でも、めったには聞けないお話を伺いました。お話を聞きながら思ったのは、それぞれの職人さんが、きちんとした技術とノウハウ、つまり、腕を持っておられ、自分の仕事への誇りを持っておられるんだなぁ~ということ。「自分も満足するいい仕事が出来たと思う時、初めて有難くお金を頂戴することが出来ます」という言葉が印象的でした。
そして、次は柿渋と弁柄塗りの体験。私はたすき掛けで挑戦です。写真の赤い色がベンガラそのまま、黒いほうがベンガラに硝煙を混ぜて色を調整したものです。ベンガラは塗った後、油で磨くそう。柿渋は塗った時は殆ど色が付かないけど、年月が経つほどにあめ色になってくるそうです。どんな色になっていくのかとても楽しみです。