なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

【京都通信】着物で、京町屋セミナーに。

2005-07-24 | お出掛け

本日の着物は母が結婚する前から着ていた白地に小花柄のうすもの、そして巡り会ってしまった麻の名古屋帯を締め、刺繍の色から一色とって帯締めと帯揚げは淡いピンクにしてみました。

京町屋再生セミナーのよしやまち町屋現地見学会です。

はじめはこの京町屋の改修をされた棟梁さん、大工さん達から、町屋の仕組みや使い方の基本、町屋の良さを生かして改修、リフォームをするにはどうしたらいいか、家の傷みに出来るだけ早く気づくポイント、町屋の耐震補強の方法、など、とてもわかり易い、でも、めったには聞けないお話を伺いました。お話を聞きながら思ったのは、それぞれの職人さんが、きちんとした技術とノウハウ、つまり、腕を持っておられ、自分の仕事への誇りを持っておられるんだなぁ~ということ。「自分も満足するいい仕事が出来たと思う時、初めて有難くお金を頂戴することが出来ます」という言葉が印象的でした。

そして、次は柿渋と弁柄塗りの体験。私はたすき掛けで挑戦です。写真の赤い色がベンガラそのまま、黒いほうがベンガラに硝煙を混ぜて色を調整したものです。ベンガラは塗った後、油で磨くそう。柿渋は塗った時は殆ど色が付かないけど、年月が経つほどにあめ色になってくるそうです。どんな色になっていくのかとても楽しみです。
 


【京都通信】観光な土曜日は、国立博物館からスタート。

2005-07-24 | お出掛け

新しい会社へ出社した旦那さんの初めてのお休み。旦那さんは観光気分満々!私は結婚式、引越しからのドタバタからの疲れが溜まっているのか、ちょっと御疲れモードです。しかし、貴重な土曜日!まずは、京都国立博物館の特別展覧会 坂本龍馬生誕170年記念「龍馬の翔けた時代 その生涯と激動の幕末」へ。ロダンの「考える人」も出迎えてくれました。これだけの龍馬関係書簡が揃う展覧会は始めてということもあってか、午前中に関わらす、入場者多し。そして展示品も多し。興味深い品物や手紙も多かったけど、一番印象的だったのは、坂本龍馬の紋服です。まず紋がとても変わっています。そしてとても長身の人だったので、身丈も身幅も長いです。33歳で暗殺されるという短い生涯を生きた一人の人間として、坂本龍馬をとても身近に感じることが出来ました。そして、1時半からの土曜講座。今日の講義は、霊山博物館館長・木村幸比古先生の「京における龍馬」。階段にも人が座る盛況ぶり。でも、ここで、なつの疲労はピークです。ちょっと、あ、かなり、こっくり、こっくり…。一回では全部観切れません。もう一度来ようと思います。そして常設展にも来たいです。
外に出たら噴水が眩しい。身体が甘いものを欲しています!

ヘロヘロ状態で甘春堂東店、2階の茶房「しおり」へたどり着きました~。パフェを食べて、ちょっと一息。白壁に大きな梁、大黒柱が光る気持ちいい空間。穴場なのか、土曜日3時頃のお茶タイムにも、お客さんは私達だけ。のんびりとゆっくり休憩出来て満足満足。今度は「上生菓子、干菓子付きのお抹茶セット」かな。
 
壁には干菓子の型やお煎餅の焼き板がずらりと並んでいます。

 頼んだ抹茶パフェを撮れども、写真は疲れでブレブレ~。

そして、続く観光旅行。
 
次なる場所は、豊国神社。豊臣秀吉を祭る神社です。目的はこの豊臣秀吉が淀君のために建てた門といわれている門で、そう思ってみると神社にはちょっと不似合いで、ゴージャス&艶やか!そして次は、方広寺。迷いました…。探し当てたら、豊国神社のすぐ隣…。ここには豊臣秀吉が立てた大仏のための鐘が残っているんです。が、その鐘…さすが奈良東大寺の大仏さんより大きい大仏のための鐘、想像を超えるデカさです。そして、さらに驚いたのは鐘の大きさに対して「国家安康」「君臣豊楽」の文字の小ささ…。鐘の左側、ちょっと白いところがその文字の部分!肉眼では鐘突堂の外側からは見えません。‘イチャモンをつけた’と歴史の時間に習ったけど、こんな細かい文章の中にある8文字だとは!イチャモンをつける人はどんな細かいことでもつけるのかしらん?人生の教訓を得たような一日観光でありました。