京都文化博物館で開催されている「第9回能装束・能面展 能にみる平家物語」を見に行ってきました。私が能を見たのは、ただ一回、高校の文化行事、校外学習か何かで見た時だけ。その時は、受験を控えて睡眠不足だったので、能楽堂の中でぐっすり居眠りをした記憶が…。でも着物を着るようになって、今、京都在住中…私のムクムクと興味が。。(財)片山家能楽・京舞保存財団の恒例行事のようで、なんと入場料無料。Go!です。
6階の広い和室の展示室に行くと、家物語をテーマにした能を舞う時に使う、装束と能面がずらりと展示してありました。能の装束をこんなにまじかに、しかもじっくり見ることが出来るのは初めてのことです。豪華な織物の上に、見事な日本刺繍。来場されていた御年配の着物姿の女性がお詳しいそうだったので、さりげなくその方のグループの後ろをついて歩いて、会場を一周り。前回、見に行った京友禅の老舗、千聰さんの「京の優雅~小袖と屏風~」展でも思ったけれど、見に来ている方の中に必ずその分野に詳しい方が何人かおられるのは、やっぱり京都だなぁ~と思います。たぶん能楽師の方の能面についてとその時に使う能装束、扇などについての説明もあり、本物の能への興味もさらに増した展覧会でありました。
7月29日(金)~31日(日)
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