ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

選挙公報

2017-06-25 | ほとほと日記
昨日と今日は仕事は連休でした。


昨日は昼食を母と姉と外食し、夜は友人たちと定例の食事会をしました。

夜はシンガポール料理と言うものを初めて食べました。

どこまで日本人向けにアレンジしたものかはよく分かりませんが、全体に香辛料が効いていて、先月食べたタイ料理をちょっとサッパリさせた印象でした。

チキンライスが最後の食事で出てきたのですが、おなじみのケチャップと鶏肉炒め混ぜごはんではなく、蒸し鶏をタイ米ご飯の上に乗せて、上から香辛料が効いたタレを掛けると言うもの。

全体に「珍しいものを食べた」という感覚で、それなりに満足感がありました。


今日は午前中にスポーツクラブに行き、昼からパスタ料理を作って食べました。

ここ数日、刺激的なニュースが報じられていますが、私はイヤな気持ちについてなる報道は最小限しか見ないようにしています。

自分の精神状態を守るための方策です。


スポーツクラブから帰って来ると、都議会議員選挙の立候補者公報が郵便受けに入っていました。

今回の都議選は、過去になく全国的な注目を集めているのではないでしょうか。

特に小池都知事が代表になった新政党の帰趨が注目されています。

ただ私は、既成政党にも新政党にもどうにも期待する気が起こりません。

昨今のニュースも「そもそも政治家になろうとするのは自己愛だけが異常に強い変人ばかりなのでは?」という以前からある印象を教化するものばかりだし…。

と思って公報を眺めていると、私の選挙区からマック赤坂氏が立候補していることを知りました。

あの、あまりにユニークな政見放送などで知られるマック赤坂氏です。

都議選の選挙区割りはほぼ市区町村の行政区に準じていますが、マック氏は私と同じ区に住んでいるのでしょうか?

それともいわゆる落下傘候補でしょうか?

私と同じように政治家の異常性にウンザリしている有権者はたくさんいると思います。

私の選挙区は定数8人と多いので、どうせ変人ばかりなら、自らの変人性をずっと前から明らかにしてるマック氏でも…と考えて意外に票を集めるのではないか?と思ったりもしました。


出世欲と罵声

2017-06-23 | ほとほと日記
今日は3連勤の3日目です。

今日また自分にとってはタフな仕事がありますが、何とか乗り切りたいと思います。


昨日は、女性代議士が秘書を罵倒する音声が公開され、話題になりました。

私も一部聞きましたが、異常そのもので、根幹的な人間性の欠陥を感じました。

学歴、経歴ともいわゆるエリートコースで、ふつうの評価で言えば仕事ができ、また上昇志向の塊だったのでしょう。

出世欲の強い人の中には、周囲の人間を出世にとっての利益度のみで図り、益のない相手には強く当たる…という人がしばしばいます。

政治家や芸能人のような人気稼業はもちろん、中小企業の経営者にも多い気がします。

出世指向とサディスティックなほどの他罰性は表裏一体なのではないか…と感じることもしばしばあります。


話題になった代議士の罵声はあまりに異常だけれど、ある意味で今の時代の他者に冷淡な精神性を表している気がしました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

ホッと一息

2017-06-22 | ほとほと日記
今日は3連勤の2日目です。


昨日は東京でも朝から夕方にかけて激しい雨が降り続きました。

悪天候というのは、人心を不穏にさせます。

台風が来ると体調不良を訴える入居者が増える…という実感が明らかにあります。

なぜそうなるかは分かりませんが、単に心理的な反応…とは言い切れないものがある気がします。


一転、今日明日の東京は晴れ間も見えて暑くなるとか。

今週末から来週に掛けてはまた雨の日が増えるそうなのでいっときのお休みですが、雨具のいらない通勤は楽なので、ホッとしています。

今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆健康に過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

明けの気持ち

2017-06-21 | ほとほと日記
今日から3日間仕事です。


職場に3日行っていなかったので、不安がいっぱいです。

連休明けの朝は、いつも「何か面倒なことが起きていなければ良いけれど…」という気持ちに支配されます。


おまけに今日は関東地方も大雨の一日だとか。

今のところ私の住む地域はほとんど降っていませんが、曇天の奥から「ゴー、ゴー」という鈍い不穏な音が聞こえています。

イヤなことが起きなければ良いけれど。

とにかく、今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

家族食事会

2017-06-20 | 家族
今日は、実家近くのファミリーレストランで、家族揃って食事会をしました。


本当は4月の第一週にする予定だったのです。
ところが、4月に入ってすぐに父が入院しました。
父は家で夜一人でトイレに行こうとして、転んでしまったようなのです。
幸い骨折などはありませんでしたが、自宅でベッドに臥床がちの生活をしていた父は、突然の事故に心理的ショックを受けたのだと思います。

病院のベッドで寝た切りのまま、一週間、十日と検査を受けているうちに、父はすっかり心身の廃用が進みました。
一応診断名は肺炎でしたが、入院から数日後に私が見舞いに行った頃は抗生剤点滴もしていないし、ペーストの食事も始まっていました。
実際は廃用症候群の進んだ父を自宅に戻そうにも、自宅の介護力が不足していて、主治医が判断に迷っていたのでは…と思います。

その後、父を退院させて自宅で看よう…と家族の間でも話がまとまり、ゴールデンウィークを挟んで熱心な理学療法士さんにリハビリをしてもらい、母と兄と姉が日替わりのように見舞いに行って、ソフト食の作り方を教えてもらったりしました。
5月12日に退院してからも、訪問看護師さんや病院でお世話になった理学療法士さんも自宅に来てくれて、献身的にケアやリハビリをしてくれました。
本当に人に恵まれたと思います。
また、父も母も昔ながらのいかにも素朴で実直な老人なので、「お世話したくなる」タイプと言えるかも知れません。
父は次第に活気を取り戻し、一人で自宅のトイレにも行けるようになった…と聞いていました。


今日、約10日振りに父の顔を見て、表情に精気があるな…と感じました。
父は今日の食事会をずっと楽しみにしていた…とのことで、母が父の首にネッカチーフを巻いたりして、少しオシャレをして出かけました。

店に入ると、父の好きそうな料理注文して行きました。
前回も感じたのですが、このお店の若い女性店員さんたちはとても感じが良く、スタッフ教育のレベルの高さが感じられます。

父の前に色んな料理を並べると、コーンスープはたちどころに飲み干してしまいました。
そのほか、ステーキ、ハンバーグ、エビフライなど、小さく刻む必要はあるものの、確実に食して行きます。
前回、父が美味しそうに食べていたフライドポテトは、父がほとんど一人で平らげてしまいました。

また、要介護度の高い高齢者の食事にはじっくりと時間が必要だ…と改めて痛感しました。
一度勧めて「いらない」と断ったステーキやエビフライも、しばらく経つと口にするようになるのです。
これは、老人ホームで10年以上勤める私にとっても新たに身に沁みた事実でした。

そして、家族で外食すること自体の「力」を感じました。
風景が変わり環境が変わることで、自宅でのいつもの食事とは違う活気が生まれてくるのです。
過去の人生の蓄積が発揮されるのです。
「レストランのお客様」という社会的役割が、食欲も生むのかもしれません。

嚥下機能にも認知機能にも大きな低下が見られない父なら、まだまだ家族食事会に行ける…と嬉しく思ったことです。