ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

25年

2020-01-17 | ほとほと日記
今日は3連勤の3日目です。


今日で阪神大震災から25年だということです。


あの日、私は東京昭島市の障害者施設で働いていました。

テレビを持っていなかったので、阪神地方に地震があったことは、職場に行って他の職員から知らされました。

インターネットが普及していない頃ですから、テレビやラジオのニュース以外には、何があったのかを知る方法はありません。

午前中の途中休憩で事務所に行くと、事務の男性が「現地は大変らしい」と言いました。


震災後、施設のスタッフが順番に神戸市に派遣されました。

私が勤める施設は、全国数千箇所にある障害者共同作業所の連絡会組織が作ったものだったので、阪神地方にもたくさん仲間がいたのです。

第1陣は、大学でワンダーフォーゲル部に所属していた屈強の若者が派遣されました。

三十代半ばで惰弱な私は震災からひと月ほど経った最終隊で派遣されました。

現地はかなり落ち着いてましたが、それでもあの光景は忘れられません。


あれから25年。

その後も全国的に大きな災害がたくさんありました。

今はSNSも発達して、全国どこで起きた災害もリアルタイムで状況が分かります。

人々の被災地に対する共感意識も格段に変わったように思います。


私と言えば、自分が災害に遭うことを内心で恐れながら、特に被災地への支援を考えることもなく、ずるずると25年生きてきたなあ…と思います。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。