ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

母のメモ書き

2019-08-03 | 家族
今日と明日は仕事です。


朝起きるなり、昨日実家に行った際の光景が頭に浮かびました。


実家の居間の壁のあちこちには、母が予定を手書きしたメモがたくさん貼られていました。

トイレにも、御守りの札が貼られ、母が自分で書いた注意書きがたくさんありました。

88歳の母は、左足の甲を亀裂骨折しながら、懸命に頑張っていました。


46年前、その3DKの分譲マンションに私たち一家は移り住みました。

姉が家を出、私が家を出、昨年父が亡くなりました。

これから少しずつ家族が小さくなって行くなあ…と思っていた矢先の母の骨折でした。


88歳の母は、これから人生の終盤に掛かって行き、それに追走するように、三人の子供たちも老いて行くのでしょう。


そういう考えが頭に浮かび、何だか涙が滲みました。


今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。