ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

2018-09-19 | ほとほと日記
今日は3連勤の2日目です。


昨日、ある難病の方が新宿区の病院に受診されました。

その方は会社の社長さんです。

私のホームからは遠いので、会社の総務部所属の社員の方が受診同行をされました。

肩書きは、社長秘書です。

70代半ばくらいの、背は高くありませんが、がっちりした体格のいつも穏やかな方です。

朝8時過ぎに出発して夕方4時ごろまで掛かった、長い受診でした。


秘書さんがホームから会社に向かってほどなくして、社長さんが血便を大量にされました。

とうていホームで対応出来る状態ではないので、秘書さんに連絡すると、「ではまた、そちらに向かいましょう」と言われました。

病院は夜でも受け入れてくれるということでした。

社長さんは、救急車では行きたくない…というので、秘書さんが車を運転して行かれる事になりました。

片道40~50分掛かり、病院に行ったら行ったで色々手続きがあるでしょうに、嫌な顔ひとつせず、全く大人の対応でした。

長い企業生活で様々な難事を乗り越えて来たのだろうなあ…と感じました。

こういうときに、人の器が出るなあ…と思います。


私の器は、我ながら小さくて壊れやすいなあ…と思います。

せめて、必要とされる用途には使えるくらいにはなりたいと思います。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。