ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

やりがい

2016-08-03 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


朝、「天候が不安定で急に崩れる恐れあり」と言う予報だったためフトンを干さずにスポーツクラブに行きました。
結果的には雨は降らなかったので、フトンを干せないのが心残りの休日になりました。


後任者への引継ぎ資料を少しずつ作り始めています。
お客様の入居からのエピソードを一人一人まとめてみると、色んなことが頭に浮かびます。

私は、老人ホームの職員の大きな役割は、「ご入居者の人生の最終ページをご家族と一緒に紡ぐこと」だと考えて来ました。
小さなホームですが、昨年度は10名の方をお看取りしました。

今は、よほどの急病でもない限りホームで最期を迎えて欲しい…と言う気持ちがはっきりとあります。
でも、決して最初からそうだったわけではなく、10年余り仕事を続けるうちに、少しずつそうなって来たことを、今改めて感じています。

介護も看護もできず、衣食住に暗い私が出来ることは、ご入居者とご家族の物語の結末を少しでも後味良いものにするお手伝いくらいでした。
でもそれは、私向きの、やりがいのある仕事だったと思っています。