旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

ACONY 3巻

2010-10-05 16:41:18 | 漫画
大好き漫画家さん、冬目景の漫画。
祖父を頼って妖怪アパートに住む事になってしまった主人公と、
そこに住んでた変な住人たち、そしてアコニーという見た目10代前半、実年齢20過ぎの、
ロリババァ?のお話。

3巻でているのを知って買ってきたのですが、帯に完結と書いてあってびびりました。
冬目さんの本で完結って、ものすごいレアすぎて心震える。

で、内容。
冬目さんの本にしては珍しくコメディ調で、
序盤の方には、アコニーの出生というか、母親の行方関連や、不老不死の研究に関しての、
シリアスな話もあったんですが、母親のまさかの再登場も含めてあっさり気味。
その分、変なアパートの変な住人達が繰り広げる不思議な日常がメイン。
今回も、犬の姫ちゃんにお相手の人狼が出てきたり、
平行世界に行って、いろんなアコニーがでてきたり、
某ZEROを思い起こさせる謎の殺人風味トースターが出てきたり、
人の心を虜にするかわいらしい和装の金魚さんがでてきたり、
盛りだくさんで楽しげな感じ。

肩の力抜いてゆるゆるとにやにやしながら楽しんで読めました。
最後も、別れがありつつ、明るい感じで。
さっぱり素敵に終わりまして、とてもとてもいいお話でした。
相変わらず冬目さんの漫画は素敵だな、と。

それにしても、この漫画読んでいて、ドアを開けると宇宙だったり、
朝起きて、鏡の向こう側の平行世界にいったり、
人外が普通にアパート内で一緒に生活していたり、
建物自体が、意思を持っているようにちょっかいを出していたり、
どこかで見たことあるなぁ、とえらい既視感が。
何処で見たかと思い出してみたら、これ、竹宮恵子さんの「私を月までつれてって」だ。
と思い当たる。

建物が意思を持っているとか、そのまんまガイアだし、
ドアを開けたら違う所とか、ニナのテレポートのそれだし。
似たような鏡を抜けて未来に行く話もあったなぁ、と。
納得。

そのあたり、冬目さんに聞ける物なら聞いてみたい物ですが。
そんなこんなで脱線しましたが、少し不思議的なお話で面白かったです、と。

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