岩波新書の本。著者は丸山茂徳と磯崎行雄という人。
タイトルのとおり、地球と生命の歴史、それも46億年前の誕生から現在、そして少し未来まで。
ざっとではあるが一通りの話を分かりやすくざっくりとまとめた本。
後書きに書いてあるが、固体地球の進化史という視点から地球生命の進化史を捉えていて。
原始生命の誕生、真核生物の誕生、多細胞生命、光合成の開始、
生物の陸上進出、それぞれの大量絶滅など。
生物史の中で重大な事柄について、どのタイミングでおきたか、
また、何故そのタイミングにそれが起こりえたのか、というのを、
地球環境の変化、進化と併せて書いてあり、非常にダイナミックな内容でありながら、
ちゃんと関連付けられていて、非常に面白い。
上記の生命の事件に関して、そもそも現行のプレートテクトニクスだけでは示す事ができない、
そもそも、原始生命の誕生などの時期では、プレートテクトニクスが始まってすらいなかったり、
では、その当時の地球はどのように動いていたのか、というのを、
プルームテクトニクス、マグマオーシャンなど、最近では割とよく聞くようになった、
用語をふんだんに使って、地球の古環境を説明しながら、解説される。
古環境、それも地球規模の大規模なマグマオーシャンや、現行とは違うシステム、
温度域のプレートテクトニクスなどは、読んでいて極めて興味深く、面白い。
また、恐竜絶滅のK/T境界だけではなく、その他のカンブリア紀ニはいる時などの、
大量絶滅なども、当時の地球環境の変化にあわせて、できる限り考えられていて、
非常に読み応えもある。
現行のプレートテクトニクスに関してはほんの少しかじった事がありましたが、
過去地質時代、特に太古代や冥王代のテクトニクスなんかは、ほとんど知らなかったので、
特に面白かったです。
また、巨大大陸生成を分裂のメカニズム、それのプルームテクトニクスなんかは特に。
そんなわけで、大枠だけではありましたが、地球誕生からの生命史にかんして、
地球環境の側からみて、語られた本であり、
その辺りに興味を持っている人ならとても楽しめるであろう本でした。
正直、高校地学とか、その辺りで使っていいい本ですよね。
タイトルのとおり、地球と生命の歴史、それも46億年前の誕生から現在、そして少し未来まで。
ざっとではあるが一通りの話を分かりやすくざっくりとまとめた本。
後書きに書いてあるが、固体地球の進化史という視点から地球生命の進化史を捉えていて。
原始生命の誕生、真核生物の誕生、多細胞生命、光合成の開始、
生物の陸上進出、それぞれの大量絶滅など。
生物史の中で重大な事柄について、どのタイミングでおきたか、
また、何故そのタイミングにそれが起こりえたのか、というのを、
地球環境の変化、進化と併せて書いてあり、非常にダイナミックな内容でありながら、
ちゃんと関連付けられていて、非常に面白い。
上記の生命の事件に関して、そもそも現行のプレートテクトニクスだけでは示す事ができない、
そもそも、原始生命の誕生などの時期では、プレートテクトニクスが始まってすらいなかったり、
では、その当時の地球はどのように動いていたのか、というのを、
プルームテクトニクス、マグマオーシャンなど、最近では割とよく聞くようになった、
用語をふんだんに使って、地球の古環境を説明しながら、解説される。
古環境、それも地球規模の大規模なマグマオーシャンや、現行とは違うシステム、
温度域のプレートテクトニクスなどは、読んでいて極めて興味深く、面白い。
また、恐竜絶滅のK/T境界だけではなく、その他のカンブリア紀ニはいる時などの、
大量絶滅なども、当時の地球環境の変化にあわせて、できる限り考えられていて、
非常に読み応えもある。
現行のプレートテクトニクスに関してはほんの少しかじった事がありましたが、
過去地質時代、特に太古代や冥王代のテクトニクスなんかは、ほとんど知らなかったので、
特に面白かったです。
また、巨大大陸生成を分裂のメカニズム、それのプルームテクトニクスなんかは特に。
そんなわけで、大枠だけではありましたが、地球誕生からの生命史にかんして、
地球環境の側からみて、語られた本であり、
その辺りに興味を持っている人ならとても楽しめるであろう本でした。
正直、高校地学とか、その辺りで使っていいい本ですよね。