旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

ハロー、ジーニアス 2巻

2011-07-12 23:53:21 | 
作者は優木カズヒロ。電撃文庫から出ている奴。その2巻目。
友人から借りたので。

で、2巻目である。
前回の話の流れで、無事に陸上部をやめ、天才であるジーニアスの八葉さんのいる、
第2科学部に所属することになった主人公と、その友人の女の子の有屋さん。
このいわゆる普通の女の子、有屋さんと、天才の八葉さんが少し仲良くなるお話。

で、まぁ、流れとしては、そうやってまだ若干距離感は残る二人ですが、落ち着いてきた所で、
部のある部室長屋の撤去が持ち上がり、それこそ学生運動にまで発展しそうになって……。
そんな感じで、いつの間にやら大昔の学生運動の流れになっていたり。
で、それに絡めて、二人の主人公に惚れている女の子の距離感とか、
相手側の統括委員会の人間模様、部を円満にやめたことにより仲良くなった陸上部連中など、
色々とそれぞれおいしいところは色々ありました。
ありましたが、ううむ。

やっぱり前巻に引き続いて、八葉さんの天才描写が非常に控えめで、
そして前巻以上に、少なくなっていて。
もうふつうにみているだけではただの一般人である。
また、ジーニアスと普通の人との差というか、差別とかもほとんどまったくといっていいほど、
クローズアップはされておらず、個人的には非常に不満である。
もっと、こう、そのあたりはやってほしい。
あとは、八葉さんの特化領域についても、今回まるで問題にしていないですし。

「学園都市」という設定というか、ギミックについても、主人公が身分証、電子マネーを兼ねる、
とか言われている学生性をなくしても、普通に生活ができていたり、
最後の落ちというかで使われた、主人公と同じ寮?に住む先輩お姉さんは、
正直なところ予見できまくりで、意外性も何もなかったですし。
ううむ。

なんか、こう。
面白くないわけではないのですが、いろいろと惜しいなぁ、と。
そんな本でした。

最新の画像もっと見る