旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

レタス・フライ

2009-10-17 15:33:53 | 
森博嗣の短編集。たぶん位置的にはGシリーズの中間あたりのに位置する物。
随分ひさしぶりに読む森博嗣の小説と言う事で、いろいろと構えながら読んだのですが。

感想がどうだったかと言うと、いつもどおり、いつも以上に「森博嗣」だった。
というのが、一番の感想。
それ感想になってない、と言われそうですが、
森博嗣の本を何冊か読んだ事のある人ならきっと分かるはず。
こう、全体からあふれ出る「森博嗣の書いた」というのが前面にとにかく出ていて、
森博嗣の本だった、と言うのしか出てこない。

特に「檻とプリズム」とか、「ライ麦畑で増幅して」とか、「証明可能な煙突掃除人」あたりは、
もはやタイトルからして森博嗣のテイストに溢れまくっていて。

ショートショートの幾つかは特に詩的な感じが全開でしたし、
「砂の街」なんかも終わり方とか、途中の話の流れなども独特ですし。
後は「刀之津診療所の怪」は予想外の繋がりと言うか、オチが完全に予想外で驚愕。
えっと、ちょっとまって、あの人とそれが今繋がるってことですか?
もう一度読み直さないと……。

そんなこんなで、森博嗣の森博嗣らしい、短編集でした。
後2冊ほど森博嗣の本が積んであって、一気に読んで良いものか迷う今日この頃。
そんなでした。

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