旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

ブラックラグーン 罪深き魔術師の哀歌

2011-01-25 15:00:10 | 
ブラックラグーンのノベライズ第2弾。
書いているのは、昨今血だまりだのなんだので話題の虚淵玄。
というか、1弾目のシェイターネバーディーがとてつもなく素晴らしく、
文章でロアナプラを表現していたので、今回も買ってきました。

まぁ、問題は副題でも分かるように主役がロットン・ザ・ウィザードだということである。
これを聞いただけで大抵の人はねーよ、と反応できるはず。
自分も発売前に聞いたときは頭抱えました。買いましたけど。

で、内容なんですが、CIAのエダが本国から厄介事が舞い込んできている時に、
その厄介事を拾ったのが、件のロットン。
厄介事に惚れられたまま、相手先である福建マフィアと大立ち回りしてみたり、
CIAの匂いを嗅ぎつけたトライアドの方々はそれを排除しにちょっかいを出したり。
気が付けばいつもの如く街を巻き込んでの大騒ぎに、という感じ。

相変わらず登場人物がとても多いのですが、上手い事原作のテイストを残したままでていて、
今回もロアなんとかナンプラーの街を完全再現出来ていてさすが。
しかも、前回のシリアス風味とはまた違った、派手で馬鹿騒ぎな方面で。

主役がロットンのおかげで仕方ないといえばそれまでなんですが、
ソーヤーやシェンホア、果ては1弾目で大活躍?したシャドーファルコンまでのネタ枠が、
盛りだくさんで酷い事に。
後はヒロインのはずのキャラが一言で表現するなら「ナイスビッチ」という感じでして。
良い感じにほんとにクズばかりで酷い。
「あたしの子宮がそう言っている」はけだし名言。
世間の並み居るビッチさんも見習って欲しいレベルの清清しい駄目さ。
おかげで今回、ウルトラ短気なはずのレヴィがまともに見えるレベル。

そんなこんなで、軽いというか、楽しい馬鹿騒ぎの方向でロアナプラを、
小説でがっちりと表現していて、今回も楽しめました。と。
ファンならオススメ、とそんな。

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