旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

できそこないの男たち

2010-05-04 18:11:47 | 
作者は福岡伸一。
以前読んだ、「生物と無生物のあいだ」の作者の人で、知人からこちらも面白いと、
お墨付きをいただいたので読みました。

内容としては「生物と無生物のあいだ」とは少し違い、タイトルにあるように、
男という性別、性格に言えばXY染色体のYについてのお話。

聖書的なそれとしては、また、世間ではどちらかと言うと男性優位な社会が今まででしたが、
それを生物学的な観点としては、XXが普通と言うか、生物界では女性優位だとか、
そういうお話にになっていまして。

生物的な観点から見ると、まぁ、むしろ必然な訳ですが、
性決定の鍵になる遺伝子発見に至るエピソードとか、
受精してからの発生における、男性と女性の体の作られ方の違い、
ノーマルの型が女性型で男性がカスタマイズと言うかイレギュラーの方、という話とか。

そんなこんなで、後半ややお話がだいぶ変な方向と言うか、いまいち関係ない?
と思えるような話があったりもしましたが、
生物的な観点からの男性女性の性別のお話は、やっぱり面白くて、
その辺りに興味を持っている人ならとても楽しめるな、と。
自分もとても楽しめましたし。そんな。