させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

倚りかからず

2012-06-14 09:03:41 | 日々のこと
昨日は

作家としての

ストイックさと

同世代の女性

としての

魅力を

兼ね備えている

オンナ友達と

久しぶりに

ウチごはんしました


彼女は

ワタシを

いつまでたっても

名字に

さん付けで

呼ぶんです(笑)

何故か

それが

心地よくて


自分と

大切なヒトたち

その距離感

関わり方には

それぞれの

心地よい

尺があるような

気がします


男前に

バンを

乗りこなし

走り去ってゆく

彼女を見送りながら

ふと

この詩が

浮かびました


「倚りかからず」
    茨木のり子


もはや

できあいの思想には

倚りかかりたくない


もはや

できあいの宗教には

倚りかかりたくない


もはや

できあいの学問には

倚りかかりたくない


もはや

いかなる権威にも

倚りかかりたくない


ながく生きて

心底学んだのは

それぐらい


じぶんの耳目

じぶんの二本の

足で立って

なにか

不都合の

ことやある


倚りかかると

すれば

それは

椅子の背もたれだけ
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