磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

K-Lab仕事納め

2011年12月28日 19時20分19秒 | 研究
上の写真は理学部横の銀杏並木。
葉が全て落ちていました。
そう、もう12月28日。
今日はK-Labの実験室等を学生等と大掃除をしました。

そのあと、仕事納めとして、
学生等とケーキを食べました。



夕方には、鹿児島大学理学部物理科学科宇宙コースの半田先生が訪ねてきて
来年度入学者の指導方針等を議論しました。
ついでに、テーマは宇宙の形についてになっていて、

そんで、最後は、半田先生の新しい著書の紹介。


今日は、ベレ出版から出版された、
半田利弘(鹿児島大学理学部教授)著
「一冊で読む 宇宙の歴史としくみ」です。
「まずはこの一冊から。宇宙の全体像が見えてくる、優しい入門書。」
とのこと。
定価(本体1,500円+税)です。
第1章:宇宙のはじまり
第2章:宇宙の膨張
第3章:宇宙でのリサイクリング
第4章:可憐なる銀河の世界
第5章:天の川も1つの銀河
第6章:宇宙に連なる泡また泡
第7章:太陽を巡る仲間たち
なんと、初版本発行日が2011年12月25日。
この本を持つといいことがありそう。
宇宙好きの友達にクリスマスプレゼントしても、いいかも。(来年?)

なお、K-Labは鹿児島大学で物質科学を研究したい大学院生を募集しています。






今日の最後に、この写真。

この写真を見た、受験生は、きっといいことがあります。
がんばれ。
鹿児島大学理学部物理科学科で合えること楽しみにしています。


単結晶育成チャレンジ1

2011年12月27日 05時53分16秒 | 研究
今年最後の授業を終えてホット。
夕方から2年生向けサイエンスクラブを学生等と行いました。
今回のテーマは塩:塩化ナトリウムの単結晶育成。
2年生がインターネットで育成法が公開されている資料をもとに、
実験器具の選定、見積もり、(発注は教員)、装置の組み上げから
実験を進めています。

昨日は、最初のチャレンジ。
炉中の塩化ナトリウムの温度を熱電対で測定しながら状態をみていました。
炉の底は800℃を超えていたが表面は730℃程度だったようでした。





坩堝に入れた試料の量が少々多くて
表面の温度が十分に上がらなかったようでした。

この結果を受けて次回またチャレンジ。

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で
物質科学を研究する大学院生を募集しています。

がんばる卒論生と大学院生

2011年12月24日 11時12分57秒 | 研究
今、単結晶試料作成に向け、
4年生と大学院生とブリッジマン炉を製作している。
大学院生がリードしてくれている。
木曜日に材料が届き、夜中に組み上げたようだ。
つぎに、電気炉の温度分布を測るとのこと。
OKです。
電気炉を横に置いての温度分布は一度測定し、
見せてもらったが、
今度は電気炉を立てに置き、炉心間の
上と下の間隔も少し異なったので
もう一度確かめると、学生が行ってきた。

学生が自ら考えて設計し、実験し、
よく考えて次のスッテップに移る。
節目、節目で教授に報告し自分の考えを述べ、
意見を求めている。
すばらしい。
これぞ、「進取の精神を育てる」鹿児島大学の教育目標である。

(教授は何をしているの?)
研究に関する助言と学生が研究に欲しい物品の発注、
最後の責任をとる、ぐらいかな?
今回の学生のテーマは私が春に与えたテーマと異なっているが、
学生の自主性を考えれば、これもまたOKである。
大学院生の助言も大きい。
いい研究室になってきました。

大学院生は、就職活動で合同説明会参加で忙しいそうであるが、
みな、よく研究室をまとめている。
本当は、博士課程まで進んでほしいのだが。。。。

昨日は鹿児島大学理学部は授業がある日で、その夜はサイエンスクラブで
1年生が交流透磁率測定装置の製作と原理などについて
ティーチングアシスタントの大学院生から教わっていた。


K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁気物理学を研究する大学院生を募集しています。



磁化測定装置製作中

2011年12月22日 20時05分59秒 | 研究
今日は、
先日から急にやる気満々になった4年生と
磁化測定装置の製作をメインに進めた。
テーマは4月に決まったが、エンジンのかかりが
とてつもなく遅かったようだ。

超伝導マグネットについているインナーデュアー中を
メジャーで測り、設計図と同じことを4年生と確認して
ニートルバルブや液体ヘリウム導入口を教える。
磁場中心とトップフランジとの長さを計算させて、
それにあわせて磁化測定装置のステンレスパイプを
パイプカッターで丁寧に切断した。
4年生には初めてのパイプカッターなので、何度か練習して本番。
うまく行った。
磁化を検出するコイルの周りのヒーターの位置が悪いのと
温度計のラインが断線していたようだったので
5年ぶりにコイル周りを開き、ヒーター線と温度計を取り外す。
前の学生が製作したときのワニスの量が半端でなく多かったので
はがすのに時間がかかった。
上の写真は検出コイル(白いテープで保護されている)と温度計。
拡大鏡を使っての作業である。

疲れました。

卒論発表まで後2ヶ月を切った。間に合うか?
この後は、
1)磁化測定装置インサートトップフランジ側の固定と配線。
2)温度計の4端子法による接続と固定。
3)ヒーターの製作と配線。
4)加振用モーターと試料ロッドの取付。
5)試料ホルダーに永久磁石を入れてシグナル検出テスト。
6)測定ソフト製作。
7)性能試験実験。標準試料による磁化校正。

当初予定ではすでに出来上がって、液体ヘリウムを使った実験のはずであったが。。。。。

やっとエンジンがかかったて動き出したので、
本人が研究超加速用「心のアフターバーナー」を持っているか?にかかっている。
「心のアフターバーナー」を持っていると願っています。
(まちがっても燃え尽きないでね)


K-Labは鹿児島大学で大学院に進学する学生を募集しています。

2011年K-Lab忘年会

2011年12月21日 06時14分12秒 | グルメ
昨夜は2011年K-Lab忘年会でした。
K-Labは2010年1月に鹿児島大学理学部物理科学科にできてほぼ2年。
南九州最大の繁華街:天文館でのK-Lab宴会は初めてです。
これまでの騎射場とはちがって、天文館のおしゃれな店でした。
幹事のD君、ご苦労様。
料理もおいしく、話も弾んで、
6時30分からはじまって、あっという間に2時間を超えてしまいました。
大学院M1生2名(1名体調不良で欠席)
4年生3名、3年生2名、2年生1名の学生8名と教授でした。

最後に先日いい写真が撮れたので、下につけます。



K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁性を研究する学生を募集しています。