磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

週末のK-Lab研究室

2011年12月10日 10時14分45秒 | 研究
上の写真は鹿児島大学正門横にある「お手植えの銀杏」
大正9年、当時皇太子だった昭和天皇が植栽された記念樹らしい。
理学部前の銀杏通りの銀杏よりやや遅れて色づき始めた。

K-Labでは1年生対象の「サイエンスクラブ1」が始まりました。
2名の1年生が私とティーチングアシスタントの大学院生から
磁性研究の基礎実験を学ぶプログラムです。
課外授業でこの日は、午後6時から8時まで行いました。



この日は、鉄とアルミの磁性の違いやグラファイトの反磁性などを調べ、
次に交流透磁率測定用の励磁コイルと検出コイルを作りました。
コイルをワニスで固定しますが、その時間をつかって、
発信器とスピーカーをつないぎ、さらに並列にオシロスコープをつないで、
周波数の違い音の違いの関係とその波形がオシロスコープの画面で変わる様子を観察して、
オシロスコープの使い方や周期と周波数の読み方を学びました。



次回は、この日に作った交流透磁率測定用の励磁コイルと検出コイルを使って
鉄針とアルミ針でシグナルが異なることなどを学びます。

最終的には、磁性材料を合成して、磁気相転移を1年生が作成した装置で観測する予定です。

それから、昨日、AO入試の合格発表がありました。


鹿児島大学理学部物理科学科に合格した皆様、おめでとうございます。
4年間しっかり学んでいきましょう。

明日から5日間東北大金属材料研究所でK-Labの学生等と実験してきます。
いろいろ報告できると思います。

K-Labは鹿児島大学で磁気物理学を研究する学生を募集しています。