磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

ひらめき☆ときめきサイエンスの準備

2015年06月29日 18時17分42秒 | 研究
今日は久しぶりに朝から晴れの天気。

鹿児島大学にもさわやかな風がふいていました。
そこで、朝から、
ひらめき☆ときめきサイエンス(8月22日)の宣伝準備。
ポスターを近隣の高校に配布することにしました。
私の移動手段は自転車です。
今年の梅雨は激しく長いので、
今日を逃せばいつポスターを配ることが出来るか分かりません。
絶対今日だ!
午後、鹿児島大学郡元キャンパスを自転車で出て、高麗通りを北へ。
1、鹿児島県立甲南高等学校に到着。趣旨説明とポスターの掲示を依頼しました。


昨年のノーベル物理学賞を受賞した赤崎先生の旧制出身校でその記念碑がありました。
次に
2、鹿児島県立鹿児島中央高等学校。

理科の先生にお会いでき、趣旨説明とポスターの掲示を依頼しました。

自転車はさらに北へ。
3、鹿児島高等学校到着。趣旨説明とポスターの掲示を依頼しました。


そこから鹿児島中央駅に向って。
4、鹿児島県立鶴丸高等学校到着。趣旨説明とポスターの掲示を依頼しました。


鹿児島大学に到着。約90分の広報活動でした。
上記の高校以外で昨年の参加者の高校にも郵送でポスターをお送りしました。

5、鹿児島県立錦江湾高等学校、
6、鹿児島玉龍高等学校、
7、鹿児島県立加治木高等学校、
8、鹿児島県立武岡台高等学校、
9、樟南高等学校
10、鹿児島県立鹿屋高等学校
以上です。
定員15名と少ないですが、ぜひ参加してください。
結構本格的な理工系進学希望生徒向けプログラムです。


昨日は宮凬北高校生徒向け研修会でした。

2015年06月21日 07時52分10秒 | 研究
昨日は宮凬北高校生向けの研修会でした。

続きは後で。
2015年7月2日:続きを書きます。

6月20日土曜日午前中は物理科学科では物理コース理論のH先生の講義と実験がありました。

カオスの動きをしめす人形を作っていました。
午後は私の研究室で物質科学の研究と宇宙コースのN先生の講義と実験がありました。
私のところでは、



を用いて、
物質が液体から固体に変わるときの凝固過程と発熱(潜熱)について、
さらに物質が溶解するときの吸熱(潜熱)について
身近な商品を使って、講義を実験をしました。
中学校や高校の物理では凝固や溶解については、
その温度の時間変化を観測して、温度が一定になるところで
その現象がおきているとみます。
今回は、温度計を2本用意して、示差熱分析の原理で
実際に発熱と吸熱を観測しました。

この実験の指導アシスタントは今年物理科学科に入学した
1年生2名です。


実験で用いた試料は
リサイクルカイロの酢酸ナトリウム三水和物と低温ハンダです。
2名で1グループを組み、4グループで実験しました。
試料温度を標準温度をノートに書き留めると同時にその温度差を計算し、
素早くグラフ用紙に書き込むことを約1時間半程行いました。
これほど長い実験は高校生にはちょっとしんどそうでしたが
よくがんばっていました。

K-Labではこのような実験を強磁場の中で行っていて、
物質の合成や分解過程の磁場効果や磁場で物質合成制御の研究をしています。

なお、冷却パックの材料は尿素です。
講義と実験で約3時間。
無事実験も時間内に終わり、宮崎北高校SSH研修生は4時過ぎに宮崎に向けて
出発しました。

同様の実験は8月22日(土)ひらめき☆ときめきサイエンスでも行います。
現在高校生の参加者募集です。

今日の研究室2015年6月19日

2015年06月19日 23時22分17秒 | 研究
今朝までに、研究室の論文4本を査読修正し終えました。
明日の締め切りになんとか間に合ったようです。
午後、学生部屋に行くと大学2年生が
物理の分からないところを、先輩に聞きにきていました。

夕方、学部1年生が5時限目の授業を終えて後に
予備実験を行うために研究室に来ました。

実験は明日の高校生の鹿大研修の実験の準備です。
私が以前、行った実験データよりとても奇麗な実験データを
取得していました。

明日が楽しみです。
K-Labは鹿児島大学で磁気物理学を研究する学生を募集しています。

今日のK-Lab2015/6/17

2015年06月17日 23時11分32秒 | 研究
先週から学生の論文の指導が続く。
この7月、スペインバルセロナで行われる
磁性国際会議に大学院生3名が参加し、
研究成果を発表する。そのため時に発表する論文です。
本日2人目が終わり、後一人です。
夕方からサイエンスクラブ。

授業5時限目終了後、
学部1年生と2年生が来て、実験を開始しました。
今日は、オシロスコープ操作の復習。
発信器の信号をオシロスコープを使って検定する実験。
さらに、前回までに自分で巻いた
励磁コイルと検出コイルでその特性をオシロスコープを使って確認しました。
午後6時から9時頃まで行いました。

SSHサイエンス研修準備

2015年06月16日 21時46分37秒 | 研究
今週の土曜に宮崎県から
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)校の高校生が
サイエンス研修に鹿児島大学にきます。
K-Labも8名を受け入れ、
「ん~納得!実は簡単!物質科学の基礎」として、講義と実験を行います。
実験は示差熱分析装置を作成し、固体の物質を溶かして潜熱を観測するとともに、
過冷却状態、またその特性の応用について研究する予定です。
今日の夕方、実験アシスタントの学部1年生と共に、
実験の確認を行いました。
装置を作成した後、
高性能電子天分を用いて試料の質量を測定。

示差熱分析中。

全てうまく行きました。
示差熱信号のベースもほぼ一定で、きれいな吸熱ピークを観測でき、
私の実験より奇麗なデータでした。
学生も物性実験の醍醐味を味わったようです。

K-Labは鹿児島大学で物質科学を研究する学生を募集しています。