磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

スノーモンスター出現!、再び、K-Lab実験室に!

2012年05月29日 20時09分27秒 | 研究
K-Lab実験室に再びスノーモンスターが超伝導マグネットの上に出現しました。
今週はH研究室の学生さんが、K-Lab実験室で超伝導マグネットを使ってホール効果を
測定するとのことで、私も手伝っています。
先週末から、超伝導マグネットが入っているクライオスタットの真空断熱層を
ターボ分子ポンプで真空引きしていました。
今日は、H研究室の学生さんと超伝導マグネットを液体窒素で予冷しました。


ホール効果を測りたいとのことですが、そのためには磁場の極性を変えなければなりません。
マグネットの電源はタカサゴ製でモノポーラー(電流:ゼロから正の値のみ)なので、
極性を変えるには、大きなアナログの切り替え器を使います。
15年近く使っていないのですが、大丈夫でしょうか?
テスターでのチェックでは大丈夫だったのですが。。。ちょっと心配。

また、東北大金研強磁場センターからK-Labの学生が書いた報告書が
今年度(昨年度実施した共同利用実験)のSelected Topicsに選ばれたとのこと。
すばらしい!
が時間が無い。
やはり、Selected Topicsを報告書を書いた学生本人に
また準備してもらうことにした。

今日はさらに、K-Labの学生が書いている英語の論文を共同研究者に送付。
さすが、東北大金研強磁場センターのT先生は、お忙しいのに、
すぐに適切な指摘を送ってくださる。誠に助かります。
これらを学生に指示して直させています。
今月もあと少しですが、国際会議前で、論文の締切に追われる毎日。
今月は、長崎の国際会議の論文1編を書きました。
釜山の国際会議の論文3編(K-Labの大学院生2名とDC-Mが書きました。)の添削、添削、添削、添削。。。
それでも英語のミスが残る。んんん。。。

今日午後から、中国の国際会議の論文1編を書き始めています。
磁気冷凍材料と強磁場X線回折測定関係の内容です。

飽きたのでブログしています。

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で物質科学と強磁場科学を研究する学生と大学院生を大募集しています。
学部1-3年生も放課後、K-Labサイエンスクラブでしっかり研究しています。
(教授は忙しくて役に立っていませんが、すばらしい大学院の先輩が指導します!)
将来、科学のプロを目指す君!ぜひ一緒に研究しよう!

今日のK-Lab実験室

2012年05月25日 14時06分57秒 | 研究
今日は朝から物品の注文や学術振興機構博士研究員の書類関係仕事でした。
昼休み後、学生に呼ばれて実験室(K-Lab基礎物性評価室)
に行くと、試料合成用油拡散ポンプがきれいに仕上がっていた。
上の写真。
大学院博士前期2年の学生が学部4年生に銀ロウ溶接を教えたとのこと。
見てみると、

良くてきている。真空チェックし漏れなしとのこと。
すばらしい!

今、K-Lab基礎物性評価室では来週の超伝導マグネットを使った実験の準備をしている。

超伝導マグネットを収めているクライオスタットをターボ分子ポンプを使って真空引きする予定で、
現在はロータリーポンプで粗挽き、学生が日曜の夕方からターボ分子ポンプを操作するとのこと。


上の写真は磁化測定装置ですが、あまり進展が無い。
装置製作は大学院1年生の研究課題の一部ですが、
本人は論文紹介のための論文を訳すのに苦労していて、装置製作まで至っていないようだ。


K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁気物理学を研究する学部学生と大学院生を募集しています。

鹿児島大学K-Lab活動

2012年05月24日 05時18分57秒 | 研究
昨日水曜日の鹿児島大学K-Lab活動。
午前中は、大学院生による論文紹介。
上の写真。
これは、大学院生が自分の研究に関連がある
英語の論文を読んで理解し、自分の学会発表のように
プロジェクターでパワーポイントを使って発表するものです。
発表後、質疑応答がある。約90分の発表時間です。
結構厳しい質問もあり、学会発表のいい練習になっています。

午後、K-Lab大学院2年生が大学1年生のサイエンスクラブの指導をしていました。

写真では、大学院生の指示風景がちょっとやらせっぽいのですが、しっかりやっていると思います。

その後、研究室の大学院生、大学4年生、サイエンスクラブ1年生らとお茶会。
ケーキとお茶を飲みながら、実験や研究の状況等について
気軽に雑談。

残ったケーキを巡って、1年生から大学院生、学年無差別じゃんけんバトルをしていた。

その他の時間、私はフランス、インド、アメリカの研究者とe-mailでいろいろやり取りし、
大学院生の英語の論文の添削をして、その間に来年K-LabでPD(ポストドクター博士研究員)を
目指す学生の申請書確認と添削や来週の超伝導マグネットの実験準備などいろいろでした。

火曜日には他大学学生が大学院受験を考えて研究室見学にK-labに来ていた。
私たちの研究室は楽しく活発に磁気物理学や材料科学を研究しています。
鹿児島大学K-Labはともに研究する大学生と大学院生を募集しています。

今日から鹿児島大学です

2012年05月21日 18時06分05秒 | 研究
先週の金曜日の夜に鹿児島に戻ってきました。
飛行機の中や移動中にパソコンを使って仕事していたので、振動の中酷使したためか、
土曜日の朝、パソコンが起動しなくなり、バックアップファイルからの
再インストールになって、状態がヨーロッパ出張前に戻ってしまいました。
本当にあ~あです。

が、本日、同じ会議に出席していた東北大の学生から
「グルノーブルの駅で Kがかっこよくとれていたので。。。。」で写真を頂きました。
(いつもかっこいいとおもっていますが)

今日はそれを載せます。


さすらいの物理学者K、ってかんじです。

K-Labは鹿児島大学で強磁場材料科学をする大学院生を募集しています。
現在、こちらから募集要項が入手可能です

フランス、グルノーブル、オートラン4日目-フランス料理

2012年05月17日 02時05分34秒 | 研究
フランスも4日目。
お腹がいつもいっぱい。
上写真は学会からもらったフリスビー。
フランス国立科学研究センターCNRS (Centre national de la recherche scientifique )のマーク入り。
つまり、フランスの科学技術の集めたフルスビー?

国際会議もサイエンティフィックプログラムは終わりました。
今朝は、午前中のセッションの座長をしました。
今朝、4時頃に起きて、発表要旨(アブストラクト)読んで、
質問の準備、時間の確認、発表者の呼び方など準備して、やっぱり眠い。
午前9時から休憩20分をはさんで午後12時40分まで座長でした。

今日は下にこの会議で食べた料理の一部を紹介します。





本当にランチとディナーは美味しい。ワインも美味しい。言うことなし。
ロッジの缶詰での会議のため、お腹がいつも一杯。



休み時間に、お馬がいる庭で、
つくばの研究所先生、東北大金研の先生と学生、大阪大学の先生らと、
フランス科学技術の詰まったフリスビーで体を少々動かした。
日本人の技術のなさか、フリスビーの計算のあまさか、いまいちまっすぐにとばない。
これ以上コメントすると、国際問題になるかもしれないので、
今後国際フリスビー問題はノーコメントにします。

会議の閉会式で、次回の会議を鹿児島か、沖縄か、仙台か、東京でやると
つくばの研究所先生が発表していた。
どうしよう?
最後のディナーの時間だ。明日日本に向かって出発。

K-Labは鹿児島大学で磁気科学を進める大学院生を募集しています。