磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

これから台湾に出発

2016年07月31日 08時52分57秒 | 研究
これから台湾に行きます。



無事、セキュリティチェックと出国審査を通過。


2時間後、無事台湾桃園空港到着。無事入国審査全員パス。

ナイジェリアからの留学生の入国のためのビザ申請が
とても難しかったのですが、入国パスして、コングラチュレーション!
空港で両替。




新幹線で台南へ

新幹線で1時間半後、無事台南に到着。
研究室のメンバー10名で夜の屋台を探しにゴー。

研究室旅行になっています。
大学院生全員が参加しています。

台南名物、牛肉麺を食べました。
学生らと部屋でビールで乾杯。

明日からの発表が楽しみです。

今週の研究室7/12-7/17

2016年07月17日 20時58分25秒 | 研究
今週の研究室
7/12:
 大学院生の実験装置開発部品が出来上がってきました。
(1階の基礎物性測定室)

7/18-22の東北大金研強磁場センターでの実験にギリギリ間に合いそうです。
ベクトルネットワークアナライザーと超電導マグネットを
移設した後の実験室。

来月、ここに新しい実験装置が入ります。
さらに、実験装置を整備と作成して、実験効率を上げる予定です。
留学生の国際会議発表のビザ申請。

7/13:
幾つかの装置が納品されました。2階の実験室(予備実験室)

早速、性能を確認しました。
初めてデジタルオシロスコープを購入しました。
今やアナログオシロスコープより2万円も安いデジタルオシロスコープ。
ファンクションジェネレーターも4万円くらいで、前回購入したものの
半額以下になっていました。発信周波数の安定性はま〜ま〜でOK.

さらに、5千円くらいのファンクションジェネレーターもネットで発見したので、試しに購入。

キットで購入すれば通販で4千円くらいでびっくり。


p-pの電圧は最大10Vで1-数メガヘルツを発信できそうだが、
発信周波数の安定性は90Hzで約2パーセントくらいあって、
精密測定には利用できそうもありません。
でも、
ちょっと格安で、振動試料型磁力計を作ってみようと考えました。
キュリー温度測定なら問題ないと判断しています。
いろんな仕事があって、現実逃避用の装置開発です。
疲れたら、この小さい机で装置や部品をいじっています。

1階の基礎物性測定室。

M2大学院生が開発している実験装置の試験をしていました。


7/14:
今日も試験中。



もう一人のM2大学院生も試料の準備中。


なお、B4の学生は大学院入試の勉強、M1は国際会議の準備。
もう3人のM2も国際会議の準備やデータの解析。
スピンのゆらぎの圧力効果を見出したようです。
電子顕微鏡写真から物質合成の磁場効果を見出したようです。
カイネティックアレスト効果の結晶への影響を見出したようです。

さらに、過昇温防止装置もとりつけ、すべての試験で安全性を確認したそうです。

この装置を東北大金研強磁場センターに移送し、15テスラの強磁場で実験します。

留学生の国際会議発表のビザ申請が認められたとの知らせがありました。

7/15:

後輩と装置を分解し、荷造り。今日の夕方宅配便が集荷し、
実験装置は東北大金研強磁場センターに
運ばれます。

この日に、2件の財団の研究助成金の書類を作成し、応募しました。
祈る「採択!」

最近、好きになっている磁石があります。
100円ショップに売っている、球状ネオジム磁石。

なかなかいいです。

リングにしたところ、表面磁束密度:52 mT.

磁極表面磁束密度:226 mT。肩こり解消に使います(冗談です)。

7/16:
業務のため大学に。

7/17:
今週末7/22の鹿児島加世田高等学校への出前授業の準備で実験室にきました。

100円ショップで必要なものを購入。

予備実験を開始。

夕方になったので、今日はこれで終わり。
今週も疲れました。

久しぶりの研究室報告です16/7/10

2016年07月10日 16時54分35秒 | 研究
久しぶりの研究活動報告です。
この1ヶ月、忙しかったです。
実験室の整備を開始しました。

まず、基礎物性実験室の装置で3年以上使用していない
装置を移設します。
7テスラの超電導マグネット。

超電導マグネット、電源、永久電流モード用スイッチヒーター系統、
真空断熱層粗引き用240Lロータリーポンプ、真空引き用ターボ分子ポンプ、
ヘリウムガス減圧用スクロールポンプなどのシステムです。
2010年、私が鹿児島大に来た時に
設置しました。最後にこの実験室で使用したのは
確か、2012年の磁気抵抗実験。
この装置の整備と実験をして成果を出した大学院生は、
現在新日鉄住金と気象庁で活躍しています。

この装置をとなりの低温研究室に譲りました。


次に、ベクトルネットワークアナライザー。
東北大学で強磁場電子スピン共鳴とサイクロトロン共鳴実験に使用していました。
2011年3月に試験運転で異常なしを確認して以来、
使用していないので、各方面確認の上、神戸大学に移設します。
7月1日に神戸大の准教授さんが装置確認と移設の準備に研究室に来ました。

パソコンの電源を入れると。。。。

無事、Windows95が起動し、VNAソフトも起動しました。
Windows95の画面をみて感激しました。
今年は、2016年。20年前のOSが動きます。
あの頃(東北大金研助手時代)の苦しさが。。。。。楽しさが。。。。
私の実験室のWindows95はこのマシーンだけで、
これが神戸大に移るので記念に
Windows95の起動の写真をとりました。
なお、このOSはフランス語です。
装置がフランス製なので。


電子スピン共鳴とサイクロトロン共鳴用プロープ、予備の導波管、共振器、
その他実験に必要なもの全てを神戸大で有効利用されます。


7月11日(月曜日)にトラックで神戸大学に搬出する予定です。

その後、この部屋に新しい装置が導入される予定です。
さらに、学生たちが新しい実験装置を開発制作する予定です。

その後、神戸大の先生から連絡を受けました。
鹿児島中央駅の地下道に忍石があるとのこと。



Mn酸化物のデンドライと結晶。
フラクタル模様になっています。

大学院生が真装置の図面を持ってきました。

すごい装置になりそうです。

7月6日(水)、大学院入試がありました。


やっと、金属学会シンポジウムの応募に間に合いました。
やっと、留学生の出張用ビザ申請書類が揃い提出しました。
やっと、特許出願書類を最終確認が終えました。
今週、特許事務所から出願されると思います。

今週から、国際会議のポスターや論文がどんどんくると思います。
なかなか休めません。