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【●】閣議決定 先送り もう野田首相の負けだ【政治・経済】ゲンダイネットShare3 2012年3月23日 掲載
http://gendai.net/articles/view/syakai/135806
消費税引き上げ 党内攻防
<小沢周辺は「詰んだ」と自信>
これはもう「勝負あった」のではないか。
増税に“政治生命”をかけている野田首相が23日の閣議決定を断念した。増税法案の党内事前審査は連日、議論が紛糾。何ひとつマトモに決まらない状態が続いているからだ。
「増税推進派と反対派の意見は平行線で、党内の全員が納得できる結論など出しようがありません。こうなると、決着のつけ方は2つしかない。『十分に議論は尽くした』と、どこかで打ち切って閣議決定してしまうか、野田首相が増税法案を引っ込めるかです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
野田はかねて「3月中に増税法案を提出する」と宣言していた。「不退転の決意」とも言った。それで当初は今月13日の閣議決定を目指していたのだが、反対意見が多いのでズルズル延び、党内の事前審査が始まったのが14日。この時点では、3日間で議論を終え、23日に閣議決定する青写真を描いていた。「逆算すると、年度内に法案を提出するリミットが23日」(民主党執行部)だったからだ。
ここへきて、執行部は「年度内に閣議決定」と微妙に表現を変え、こっそりハードルを下げているが、それにしても残された時間は少ない。
不思議なのは、あれほど今月中の法案提出にこだわっていた野田に、焦るそぶりが見えないことだ。
26~27日には、核安全保障サミットに出席するため訪韓する。何より大事な増税法案が大詰めを迎えるというのに、ノンキなものだ。
「官邸は方針転換したのです。輿石幹事長をはじめとする党幹部が、期限を区切らずに徹底的に議論をすればいいというスタンスを取っていることもあり、持久戦でいくことにした。だから、前原政調会長も急いで取りまとめようとしない。官邸は、とにかく党内で議論を尽くしてガス抜きすることが大切で、場合によっては年度をまたいでもかまわないと考えているようです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
連日連夜の会議を続けて、反対派が根負けするのを待つ作戦のようだが、野田はやっぱりアホだ。自分で自分の首を絞めている。
野田が年度内に法案を提出する根拠にしてきたのは、麻生政権時代に成立した「改正所得税法」の付則104条だ。〈遅滞なく、かつ、段階的に消費税を含む税制の抜本的な改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講ずる〉とある。
この付則に「縛られている」と言って、増税法案の提出を急いできたのではなかったか。
年度をまたげば、いま増税を議論する大義名分がなくなる。増税法案提出のためだけに存在していたような野田はレゾンデートルを失うし、自民党時代に作られた付則を盾に、野党に賛成を迫る戦法も取れなくなる。
かといって、党内議論を打ち切って年度内に強行突破すれば、小沢グループは猛反発。執行部はそれを非難しようにも、自分たちに瑕疵(かし)があれば、身動きが取れない。小沢周辺は「詰んだ」と言っているが、その通りなのだろう。
頼みの自民党にも足元を見られ、党内をまとめることもできず、袋小路に迷い込む――。財務省に操られた小物首相の限界がハッキリ見えた。
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【●】多数決採決なき意見集約を民主的決定と言わない
植草一秀の『知られざる真実』2012年3月27日 (火)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-77a2.html
消費増税を論議している民主党の党内事前審査が大詰めを迎えている。
野田佳彦氏、岡田克也氏が、党内の民主的なプロセスを踏んで熟議を重ねて決定すると言うなら、最後は、誰にでも「民主的なプロセスを踏んだ」と公言できる、無記名の多数決採決を行う必要がある。
無記名である理由は、民主党の執行部が党費を使って買収工作を進める動きが表面化したからである。
党費といっても、政党助成金であるから、国民が拠出したお金である。
このお金を、国民生活を苦しめる消費増税に賛成するなら提供するなどというのは、言語道断の卑劣な行為である。
これが、「政治とカネ」問題の本質だ。
カネの力で正義を歪め、政策を歪めるのである。
現在の民主党執行部の大半は、この世の屑である。
存在しない方がよいレベルのものだ。
消費増税に賛成するなら300万をやるが、反対するならやらないなどの対応を取るどこに、清潔な政治、自由を尊重する政治があるというのだ。
そもそも、消費増税は国民との契約に反する施策である。野田佳彦氏自身が「シロアリを退治しないで消費税を上げるのはおかしいんです」と声を張り上げたのではないか。
「社会保障・税一体改革」と言いながら、社会保障改革はもぬけの殻ではないか。
経済情勢を無視して巨大増税を強行実施すれば、間違いなく経済が崩壊する。そうなると税収が激減する。増税したのに税収が減って財政赤字が増えるという経験を何度繰り返すのか。
2011年度中に税制上の措置を講じると法律に定めたのは、2012年度に増税を実施することを念頭に置いたからである。
いま論議しているのは2014年度以降の増税についてであり、いま消費増税の法律を成立させる理由は皆無である。
あの菅直人氏でさえこう言っていたではないか。大きな税制改革を実施する場合には、必ず、その前に総選挙で国民の判断を仰ぐと。
2014年度以降の消費増税。その前に必ず総選挙がある。
主権者国民は2009年8月総選挙でも、2010年7月参院選でも消費増税反対の意思を明確に示している。
民主党と主権者国民の契約、約束、マニフェストは、「シロアリ退治なき消費増税阻止」というものだ。
野田佳彦氏がどうしても、「シロアリ退治なき消費増税」を実施しようというなら、まず、マニフェストの偏向を主権者国民に通告する必要がある。
そのうえで、総選挙で、主権者国民の判断を仰ぐ必要がある。
野田佳彦氏も岡田克也氏も勘違いをしてはいけない。国民の誰一人として、野田氏や岡田氏の独裁政治を認めてはいないのだ。
主権者である国民は、マニフェストという契約書に基いて、いま、民主党を政権与党として採用している、雇っているのだ。雇用条件は、ただひとつ。契約内容を責任を持って実行すること。
契約に反する行動を示すなら、総理であろうが、副総理であろうが、解雇、くびだ。総理も副総理も主権者である国民から見れば、吹けば飛ぶ存在であることをよく自覚するべきだ。
日本の再生
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王様は国民。国会議員は王様のために働く僕(しもべ)であることを忘れてはならない。
そして、もうひとつ、忘れてならないことがある。
私たちは、ものごとを決めるためのルールを持っている。
皆が異なる多様な意見を持っている。
しかし、ものごとを決定して前に進めてゆくには、どこかで決定しなければならない。
決定できる政治が必要だ。
私たちが採用している民主主義では、最後は、一人一票の権限を定めて、多数決で決定することを根本ルールに置いている。
新人議員も一人一票、党の代表も一人一票。民主主義のルールで重要なことはこの部分だ。人の間に格差を設けないこと。誰もが等しく一人一票の決定権を持つことを根本ルールに置いている。
この一人一票のルールで多数決採決し、多数意見を最終決定にする。
これが民主主義のルールである。
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したがって、民主党が消費増税問題について、民主的なプロセスを経て決定するためには、最後は、公正な無記名投票による多数決採決を行うことが必須の条件である。
このプロセスを経ないで決定した結論は、「民主的なプロセスを経ずに決定した結論」であり、正統性の根拠を持たない非民主的な結論でしかない。
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【●】この増税は国民のためではない まるで独裁気取り野田政権 (日刊ゲンダイ) ★阿修羅♪ >投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 27 日
http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/173.html
この増税は国民のためではない まるで独裁気取り野田政権
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5364.html
2012/3/26 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
国のためと偽って政治家と役人の利権維持と都合のために強行されるファッショ政治
野田首相がホントにヤバくなってきた。尋常ではない。24日の講演で消費税増税法案について、「政治生命をかけて、命をかけて、今国会中に成立させる」と明言したのである。
消費税増税は、国民がお願いしていない天下の悪法だ。われわれの暮らしも国の行く末もおかしくなる。トチ狂ったドジョウは、そんなものに勝手に命をかけるという。身を投げ出して禁忌を犯す気なのだから正気の沙汰ではない。
この日は「年度内に法案を提出しなければ、国会審議で与野党で向き合う決勝の前に、準決勝敗退だ。そんなことはあってはならない」とも強調。承認手続きが長引いている民主党の合同総会を刺激するのだから、さすがに党内でも浮いてきた。仕切り役の前原政調会長でさえ、「デフレから脱却しない限り、増税できないのは当然だ」と前のめりの増税断行と距離を置く。反対派との妥協点も探りながら進めているが、野田は「ちゃぶ台返しをして後退させる議論はない」と問答無用である。
まるで独裁気取り。TPPについても「日本はポール・マッカートニーだ。アメリカはジョン・レノンで2人がきちっとハーモニーしなければならない」と、ワケの分からない説明でニヤリとする。大麻所持の現行犯逮捕で国外退去処分にした人物に例えるセンスのなさ。しかも、TPP議論に参加している国は4つではない。ビートルズを持ち出す必然性はゼロだ。とてもじゃないが、理解を得ようという姿勢ではない。
これが野田の正体だ。違う意見は何だかんだとすべて蹴散らす考えである。
【増税だけが目的の税と社会保障の一体改革を問答無用と一方的に押しつけ国民をバカにしナメ切っている】
【年金の全体像も低所得層の救済措置も何ひとつ明確にせずに危機の最中になぜ増税ばかりに熱中しているのか】
◆消費税増税のツケ回される弱者
今増税を強行するとどうなるのか、結果は明らかだ。経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。
「消費税増税の断行は、中小・零細企業を潰しますよ、ということ。消費税はみんなが負担するわけではありません。弱者が払うのです。消費税分を転嫁したくても、客相手の小売業は難しい。下請けも、取引先に拒否されるでしょう。大手企業は、増税分は中小・零細に押しつけて知らんぷり。ただでさえ電気代が大幅に引き上げられようとしているのだから、税率アップは死活問題になります。いったい政府は何を考えているのか。最優先で取り組むべきは、日本の稼ぐ力を回復させることです。米国のクリントン元大統領は、減税をやって大赤字から脱出しました。それなのに野田首相は、まったくアベコベのことをやろうとしているのだから、呆れてしまいます」
先週、みんなの党の松田公太参院議員は国会で、「たった2%の増税でも非常につらかった」と97年の税率アップを振り返り、「1日300人のお客さまが1割減る。それだけで損益分岐点を割る会社がたくさんある」と主張した。タリーズコーヒージャパンを設立した創業者。ナマの経済を肌で知っているだけに説得力があるが、ドジョウの耳に念仏だった。
その先に光が差すのなら、負担も我慢できるかもしれない。しかし、負担増のあとの景気減速は15年前に経験済みだ。しかも、「税」と「社会保障」の一体改革といいながら、後者は自公政権がやろうとした愚策を踏襲するだけ。前者の低所得者の救済措置も「将来やる」とお茶を濁す。マニフェスト破りのウソつき政党の約束を、いまさらだれが信じるというのか。国民をバカにし、ナメきっている。まったくふざけた政権だ。
◆日本人だけが騒ぐ日本の財政危機
野田は、国民の将来のためとか何とか言って、増税を正当化している。兄貴分の藤井裕久党税調会長も24日の別の講演で、「財政規律がこれ以上崩れるとギリシャになる」と危機をあおった。
冗談ではない。「危ない、危ない」と騒いでいるのは、一部の日本人だけだ。日銀の資金循環統計によると、海外投資家が保有する日本国債の残高は、11年末で78兆円で、1年前から4割近く増えている。日本国債は安全安心。借金なんて心配ない。これが正当な評価である。
株式評論家の倉多慎之助氏が言う。
「金利を考えれば、日本国債にうまみはありません。しかし、価値は下がらない。天井に張り付くとみているのです。ギリシャは金利が高かったが、国債を買うのはバクチみたいなものでした。日本のそれとは全然違います。日本が危ないと騒いでいるのは日本人だけ。先行き不安な欧米先進国に比べて、安心できる投資先になっているのです。中国も、米国債から日本国債にシフトを始めている。海外投資家はフェアで冷静な判断を下しています」
政府は借金の金額ばかりを強調するが、半面、金融資産も510兆円ある。純債務は400兆円を超える程度だ。大した資産もないギリシャとの比較はムリがある。
「日本国債は円建てだから、もし崖っぷちに追い込まれるようなことがあったとしても、日銀がせっせと円を刷れば返せるのです。一方のギリシャは旧通貨のドラクマではなく、ユーロ建てで発行している。だから、ニッチもサッチもいかなくなったのです」(荻原博子氏=前出)
大騒ぎする方がおかしい。
◆「不況上等」の増税で得するのはだれか
やはり、この増税は国民のためではない。野田政権は「つらいことだが、国のためにやらなければならない」というポーズを取っているが、真っ赤なウソだ。
「不況上等」で増税して、いったいだれが得をするのか。答えは明らかである。
経済ジャーナリストの松崎隆司氏が言う。
「増税は財務省の悲願です。橋本政権で5%にアップした後も、繰り返し増税にトライしてきました。ただ、本腰を入れてくれる政権がなかったり、あっても短命で断念続きです。カネは、彼らの力の源泉。税収が増えれば、それだけ力も増す。省内には景気優先の“上げ潮派”もいますが、“財政規律派”の陰に隠れて息を潜めているのが現状です」
ほかの省庁も増税は大歓迎だ。歳入が増えて予算も増えれば、あれこれ理由をつけて天下り団体にカネを回せる。もっともらしい口実で事業をでっち上げ、新たな天下り先の確保も可能だ。
な~んにもしなくても、歳費や諸手当でフトコロが潤う政治家も同じ。定数削減だとか歳費削減だとか、口ではエラソーに言っているが、だれも本気ではない。庶民からカネを吸い上げて、おいしい汁をすするのである。
なにしろ、復興増税が決まるまで半年間も本格的な復興予算を組まなかった連中だ。虫の息で助けを求めている人に、「返済方法は? それが決まらなければカネは出さないよ」と突っぱねたのである。血も涙もないとは、このことだ。彼らは国のためとか、国民のためとか、これっぽっちも思っていない。
野田政権の増税強行は自分たちのため。国や国民のためというのは偽りだ。こんなファッショ政治、許してはいけない。
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降って沸いた「TPP」の謎?! 10/11/06
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TPPアメリカの真の狙いは!? 10/11/13
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TPPのひみつ
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【●】リチャード・コシミズ 独立党動画ギャラリー
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