旧シリア国家実効支配地域北部
☆Azaz-MITがSNC民兵組織に
弾薬と増援戦闘員400名を届ける
トルコ国家は、5月2日に旧シリア国家実効支配地域北部のAzazのSNC(シリア国民会議)民兵組織に弾薬満載の5台以上のトレーラーを搬送した。İdlib、Hama、Homsといった別のシリア国家実効支配地域からの400名のSNC増援民兵部隊が(トルコ国家実効支配地域内を通過し)Bab Es Selame国境ゲートからAzazに送られた。
トルコ国家の与党AKPの反クルド政策は続いている。Tal Rifat、Minix、Birad、Ayn DeqneでのJaysh al-Thuwar(革命軍)やYPG/YPJ部隊へのSNCやENKS(シリア・クルド民主党)の攻撃が最近撃退された後、トルコ国家はAntepにおいてSNC民兵組織リーダー20名を招集した緊急会合を行った。
トルコ国家諜報部門MITとその情報将校らによるAntepの会合において、トルコ国家は新たな複数の計画と企図を含む戦略をSNCやENKSといった組織に提示した。
トルコ国家によって提示されたその戦略によれば、SNCなどの民兵部隊はEfrîn、Azaz、Shehbaに侵攻してクルド人勢力を取り除く事を要請されたという。
SNC民兵組織は、トルコ国家によって要請された戦略を受諾し実行することをMITとその情報将校に知らせ、自らの要求をトルコ国家にのませた。
SNCはトルコ国家からの増援戦闘員、武器・弾薬や物資輸送を要請した。MITとその情報将校ら(トルコ国家情報将校らと略)は公式にSNCが必要な支援を受けることになるという事を約した。
☆武器弾薬とSNC部隊増援
トルコ国家情報将校らは公式に、Bab Es Selame国境ゲートからトレーラー5台に満載された武器弾薬を送り込むことでSNCらの要請を実現し、またAzazにSNC部隊を送り込むことも実現した。
信頼できる情報によると、İdlib、Hama、HomsからのSNC増援戦闘員400名はBab Es Selame国境ゲートからAzazに送り込まれたといい、これについてはJaysh al-Thuwar(革命軍)筋もそのことを確認している。
MIT次官Hakan Fidanは、SNC、I$I$、アル・ヌスラ戦線、ENKSらのための増援戦闘員、武器弾薬、物資の供給を担うKilisにおけるMIT部門を設けた。
# トルコ国家諜報部門MITによる旧シリア国家実効支配地域北部のクルド人居住地域(ロヤヴァ地域など)における悪しき工作や攻撃が激しくなっている背景には、こういったことが繰り返されている。これは、あくまでもその一部に過ぎない。”シリア和平”交渉による停戦は水面下のトルコ国家の蠢きにより破壊されることだろう。それは、先の交渉時にトルコ国家のゴネ勝ちが予測させた事態でもある。これらとトルコ国家による緩衝地帯案はトルコ国家の南侵政策を補完し、旧シリア国家実効支配地域におけるトルコ国家の狙う地下資源とクルド人掃討というものをより確実にするものである。
## この会合がいつ行われたかは不明である。