旧シリア国家実効支配地域
☆ラッカ-1YPJ戦士が
手持ちの銃弾を
撃ち尽くした瞬間…
YPJ戦士S氏は、先ずI$I$による待ち伏せ攻撃で捕捉され、その後、戦闘中に戦友たちと分かれ、遂には手持ちの銃弾を撃ち尽くして負傷した。1戦士である彼女は”私はI$I$に囚われてしまうかもしれない”という不安を呼び覚ましさえする厳しい時を経験した。
I$I$に支配されたラッカを解放するために前進するSDF戦士たちは、激烈な攻撃を打ち破るべくありったけの力で周到に準備してきたI$I$の幾つもの防衛線上を進んでいる。
YPJのS戦士は、同市の入り口まで進んだところでI$I$に囚われる危機に遭うことになってしまった自らの経験を語った。その体験を語る時でさえ彼女は、少々はにかんだ様子だった。
S戦士は、3週間前にラッカ解放のために始まった偉大な闘いにおけるYPJの、SDFの一戦士である。
彼女は戦友5名と共に同市入り口付近のI$I$の待ち伏せ攻撃にはめられた。激烈な戦闘後に、S戦士は気が付けば戦友たちと離れてしまっていた。手持ちの銃弾が撃ち尽くされた時、彼女の前にはI$I$どもの面々があった。彼女は片足に負傷していた。
我々が彼女にその時の事を聴くと、”私は手持ちの弾を撃ち尽くしていて、片足に負傷していた。その時、私はI$I$に囚われたと思った”と言った。S戦士は少し話を休めて、撮影を止めるよう言った。
彼女は自分の言葉が理解されていないと思い、”私はI$I$どもに囚われたのだと思った。それはとても恥ずかしい事なんだ。”と付け加えた。
S戦士は、一人の女性として、闘うために自らにとって最重要なモチベーションは、女性たちや子供たちに不条理を強いる残虐なI$I$の野蛮さというものへの対峙にあると述べた。
そして最後に、彼女は(ラッカ解放のみならず、抑圧された女子供にとっての)最終的な勝利を確信していると強調した。