クルディスタン南部(Bashur)
☆越境トルコ侵略軍が
クルディスタン南部の
更に多くの地域を砲爆撃
トルコ国家マフィア総本部AKP-MHP連合一家の思惑で確信をもって行われているクルディスタン西部(ロヤヴァ地域)・クルディスタン南部(バシュール地域)・クルディスタン北部(バクル地域=トルコ国家実効支配地域内クルディスタン)への侵攻が続く中、イラク国家実効支配地域内にあるクルディスタン南部における常態化した越境トルコ侵略軍の勝手に設けた拠点群からの砲撃や侵入による攻撃によって同地を占領して奪い取る企図を持った侵略軍の動きが続いている。この事については、イラク国家マフィア総本部も”イラク国家内においてイラク軍およびそれに準ずる部隊の他の如何なる武装組織の存在もPKK同様に認めない”という見解を発表しているが、侵略軍に対しては侵攻を認めていないという曖昧な態度のままである。サドル派の政権への関与にもみられるようなシーア派の優勢は、一応の態度を示す傾向を持っているものの、油送のためのパイプラインがクルディスタン南部からトルコ国家実効支配地域経由であること、クルディスタン自治政府(KRG)域内はKRGの自治という建前、治安への影響に対する大きな懸念――などがあって動けないという政治的事情があるようだ。
Wednesday, 27 Jun 2018