★北河内路上通信-the Voice of VoICelESs on roadsides in EastOsaka

 北河内路上通信は大阪北河内において、同地域の野宿者と助け合い、共にあろうとする有志によって始められました。

首都圏ファミレス「難民」

2007-07-29 03:37:53 | 野宿者支援
 久方ぶりに、安く休息のために首都圏某所のファミレスにて。ここでは、「ネットカフェ難民」という定義にも入らないカフェ難民が一晩をまた過ごしている。今に始まったことではなく、もう、少なくとも9年も昔から見る光景だ。ドリンクバーだけの料金でうつらうつらとパーティションの壁かテーブルに顔を横たえて眠るだけで夜を明かす彼ら(旅の途中で在京中の知人と共に今夜は久方ぶりに筆者もそうだ)は、朝になれば、精算して退店し早朝のこの街の何処へともなく消えて行く・・・ある者は身繕いが出来る場へ、そしてある者は仕事へ・・・そこはネットカフェ代やドヤ銭もないが
、野宿は出来ない個々人のささやかな休息のための繋ぎの場ともなる。毎回、この界隈ではよく見る光景だ。


*NetCafe Refusee...?

2007-07-23 11:53:35 | 野宿者支援
 「ネットカフェ難民」という言葉をメディア・研究者どもが創って盛んに宣伝しているが、全くアリガタ迷惑である。研究者どもも「プレカリアート」という流行言葉で言葉遊びし、儲けの足しにしている。奴らが我々底辺下層を行ったり来たりしている個々人を真剣にサポートし何かを共に創って行こうとするようには到底思えない。大体、デリカシーのない奴らは、定期不定期にかかわらずナケナシの数時間の休息や極私的空間を何とかお金を払って得ている個々人の最後の寄り場に聞き込みをしたりしているというが、そんなもの難航して当たり前である。自らを貧困の中においた事のない奴らに何が分かるというのか、そしてそんな奴らが何を「下してやろう」というのか! 一言言わせてもらっておく、パチンコ屋の新装開店やあるまいし、お前らの都合で次々ブランドニューされていく議論ショーや糞ビジネスに使われ使い捨てられるのは真っ平ごめんじゃ! only stupid boring bastards help fuckin' investigation to the new style poors.

★ファシスト大阪市、野宿者を盗人よばわり

2007-07-17 23:56:46 | 野宿者支援
 大阪市鶴見区内の鶴見緑地内で見つけた同緑地を管理する花博記念公園整備事務所発行のビラ。野宿者の居る場所の最寄りのトイレ前に貼られていた。さすが大阪市ゆとりとみどり侵攻局直轄の事務所、いつでも警察に突きだしてやるぞと野宿者を威嚇する事にも抜かりはない。残念ながら、警察と共に偏見をばら蒔くファシスト大阪市よ、自分の居場所をなくすマネを率先してやるような野宿者は何処にも誰もいないと知れ。

★大阪市、市南東部でテント小屋を撤去

2007-07-17 23:29:26 | 野宿者支援
-Forwarded Message
> 写真は、昨夜確認することになったテント小屋撤去の跡。大阪市は、先週末、撤去しようと立ち入り禁止テープを戸口などにベタベタ貼り付けた同市南東部某公園の残存テント村の最長老が住むテント小屋に対し、貼り紙などの奴らの手続きすらなく撤去を完了して同所に立ち入り禁止のロープを張り、立ち入り禁止の処置のためのフェンスを週明けにも設置すべく積み置きした。(関係者との連絡も取れないので長老がどうしているのかは分からないままである)
>これは市南部方面公園事務所が公園改修を名目に当時11戸存在した同公園テント村を植え込みに追いやり6戸に減少させた2003年頃の撤去策動をかわしたこのテント村への再度の撤去着手であると同時に市南部方面公園事務所管内残存テント村への「最終解決」=サーチアンドデストロイ(掃討作戦)をも示している。約一カ月後に大阪市が財界、ファシスト市民などと共に無理矢理盛り上げ迎えようとしている有り難くもない糞ビッグサーカス=世界陸上大阪大会のために「美化」を唆している状況が「好ましくないもの」を容赦なく「掃除」している証拠でもある。ホームレス特措法の存在を有り難がり、見直しするだけのオメデタイ向きには現実を直視し、クソ法の運用者どもの管理の下に冷徹に処理されていく野宿者と真摯に向き合うべきだろう。自律性と尊厳を奪う統治機構に組みするな、次々路傍に合流させられる野宿者を置き去りにするな。
----End

★布施-週末の物々しい夜に

2007-07-10 22:32:41 | 野宿者支援
 大阪河内布施駅前の7月第1週目の週末の夜は幾分か涼しいが全く物々しい夜だった。この時期府内なら大体見ることのできる夏祭り=だんじりと土曜夜市が重なり、警察機動隊が六尺棒を持って警戒するなど、物々しい夜だった。布施近辺は未だ大人しいだんじりなのに、何故ここまでやるのか意味不明だ。七夕暴走の暴走族や熱くなった若者が暴れることに警戒してというのなら、もっと南の杭全神社か旭神社辺りの気合の入った激しいマシンガンだんじりの方がやばいはずだが。いずれにしても、ここのところ小阪駅前によく配置されている移動交番の警察車両といい、頭を傾げざるを得ない。また、ヒッタクリ警戒シフトなのか、布施署の私服らが制服警官らと連絡を取り合って昼間と夕方にうろつき回る状況は全く目障りである。(野宿者、アジア系移民、茶髪を奴らは重点的に職質する)ただでさえ、ここ布施は機動特別警ら青バイ隊が2台一組で重点的にうろつき目を光らせる街である。深夜、幾分か涼しいけれども騒々しさで眠れない野宿の仲間たちと話していると、機動隊のカマボコと新型装甲車(新日本軍も使用しているあの装甲車を青と白で塗っただけのもの)が3台目の前の道を通り過ぎた。集まっている暴走族もナンパ師どもの車も、そんなにたちの悪いとは思えないが、全く大げさな示威行為であった。そんな状況とは関係なく深夜、雲の切れ間から星が見えていたが、やがて雲がそれを遮った。ある野宿者がそれを見て「最近、七夕に星を見た覚えがないのぉ…短冊に吊るす願い事も、もう無いわ」と言ったのが意味深で感慨深かった。春先に巡回相談員に唆されて大阪市内の自立支援センターに入っていた布施の路上にいた仲間たちが仕事も得られず、もうすぐ帰って来るという…路上に戻ってきたこの仲間を、大阪市やその小間使いをしているホームレス特別措置法推進派や同法見直し賛成派の「公認支援団体」・大阪市立大学の御用学者どもは「就労退所」とカウントしたいのだろうが、そんな糞政治とは別に幾人もの野宿者が路傍の生活に復帰する。入る前より酷い状況の襲撃と排除、ヤミ福祉(ボッタクリ福祉)の吹き荒れるこの街角に。彼にはもう、ライフラインの一つである自転車すら…撤去されて”ない”。ましてや、元居た定位置など帰れる保証も無い。それにも増して、彼が缶を売りに行っていた常連の買取業者も廃業して、勝手の違うより遠くに売りに行かなくてはならない…
 支援策などという糞政治に振るい落とされる野宿者を「自助努力の足りない者」とレッテル付け、ボッタクリ福祉の食い物にさせ、それぞれの場で生きざるを得ない野宿者の尊厳ある生存・存在権を無視し、「公共空間適正化」という名の排斥を統治機構が行ってもよいという現場的解釈が難なく成り立つ糞法が成立してから5年が経ち、これを敵と共に祝い一層推進しようとするオメデタイ連中が「全国ネットワーク」だなどと「支援者」面して大手を振っている。こんな破廉恥なことは無い。