氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

~そ

2006-01-20 10:09:10 | 懐かしい岡山弁
私の父方の郷里が岡山県でした。
父は長男で跡取りでしたが大阪に出て来ていたのです。
私の本籍地も岡山県小田郡でしたが結婚を機会に奈良に移しました。
今は岡山県からは縁が切れたのですが従姉妹は未だ2人岡山在住です。
幼い時から中学生位までは夏休みに岡山へ帰省していました。

ブログの不思議な御縁で「マドレーヌさん」と言う素敵な方と出会いお邪魔しているうちに「懐かしい岡山弁」が走馬灯のように甦りました。

「岡山弁」と言っても「備前」「備中」に「瀬戸内海側」「内陸山側」と微妙に異なるらしい。
私が聞き覚えた「岡山弁」は岡山県西部の「備後(広島県)」に近い方言です。

「~そ」では何の事やらさっぱり判らないと思いますが私も言われた時は判らなくて眼が点になりました。
法事で帰省した時に幼い私(跡取りでした)にもお膳が用意してあり父母と床の間へ連れてゆかれ親戚の叔母さんが私達に言いました。
「お兄さん~そ!お姉さん~そ! みっちゃん~そ!」
「みっちゃん~そ!」
私は判らなくて眼が点に成りました・・・
「みっちゃん~そけぇ~すわられぇ~そ!」
(みっちゃん其処に座って下さいどうぞ!)の意味でした。

「~そ」は「どうぞ」と言う最上級の丁寧語?だったのです。
法事の宴会場ではあちらこちらで「~そ!」「~そ!」{~そ!」の大合唱。
初めてのカルチャーショックの体験でした。

今でも「~そ!」は日常につかっているのかな?
懐かしい岡山弁です。

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4 コメント

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~そ (マドレーヌ)
2006-01-20 13:07:01
>ブログの不思議な御縁で「マドレーヌさん」と言う素敵な方と出会いお邪魔しているうちに「懐かしい岡山弁」が走馬灯のように甦りました。



お恥ずかしいかぎりですが・・・ありがたき幸せ。涙が出そうなくらい嬉しいです。



岡山弁・・・「~そ」ですか? 知りませんでした。読んでいて、すごく勉強になりました。

私の住むほうの岡山弁も明治生まれの祖父母が使っていたものとは少しづつ違ってきています。だんだんと話し言葉は時代と共に移り変わって行くのですね。主人は岡山市内の出身で、私の使う倉敷弁が、時にわからない・・・と言います。

小田郡の「~そ」を今でも正しく話せる人がいるのか、知りたくなりました。

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そうなんですか (氣楽亭)
2006-01-20 13:46:54
>岡山弁・・・「~そ」ですか? 知りませんでした。



やっぱり「~そ」は極狭い地域の方言なんでしょうね。

マドさん有難う納得しました。
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岡山ですか (とび)
2006-01-21 02:45:08
何年か前、大晦日からお正月にかけて萩、津和野方面を旅行した事があります。

その時、岡山にも行きました。後楽園とかいう綺麗な庭園があったのを覚えています。そこで「きび団子」も買いましたよ♪
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喪失した故郷 (氣楽亭)
2006-01-21 10:37:48
縁を無くした故郷は懐かしいものです。

大阪生まれなので故郷では無いのかも知れませんが・・・

最近は「岡山弁」が無性に懐かしいのdふぇす。
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