氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

三波伸介

2012-05-06 08:53:48 | 懐かしい芸人
1961年に「三波伸介」は「伊東四朗」「戸塚睦夫」と「てんぷくトリオ(結成当時のトリオ名は「ぐうたらトリオ」)」を結成しました。
「てんぷくトリオ」は舞台やテレビのバラエティ番組を中心に人気を博します。
流行語にもなった三波の当たりギャグ「びっくりしたなぁ・・・もう」はこの頃生まれました。

1970年に日本テレビ系「笑点」の3代目司会者に就任します。
その機会は「てんぷくトリオ」としてゲスト出演した地方収録の回に飛行機の欠航により出演できなかった「前田武彦」の代演として
司会を務めたことでした。
元々落語に造詣が深かった事もあり「5代目三遊亭圓楽」ら並み居る落語家達を相手に大喜利を取り仕切ます。
番組自体の人気を上げたことはもちろん自身がピン芸人としてブレイクする端緒と成りました。

「戸塚睦夫」の急死の後は「てんぷく」の活動を抑え個人でテレビや舞台で喜劇俳優・司会者として活躍します。
NHK総合テレビ「お笑いオンステージ」の「減点パパ(減点ファミリー)」コーナーでは毎回ゲストの芸能人の似顔絵を
ゲストの家族の言う通りに描き上げ自ら「阿佐谷のセザンヌ」と称し人気を得ました。

1982年12月8日 自宅の居間で倒れているのを外出から戻って来た家族らが発見 救急車で病院へ運ばれたが既に意識不明の状態で
解離性大動脈瘤破裂により意識が戻らないまま急逝。

懐かしい昭和の芸人です。