認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

アルツハイマー型認知症の早期診断による回復及び発病の予防を目的とした住民参加型の地域予防活動の提言(C-23)

2019-03-17 | 定年後の第二の人生をどう生きるか

(プロローグ)様々な種類が数有る認知症の内の90%以上を占めている「アルツハイマー型認知症」について、認知症研究の専門家とされる人達から『発病の原因が分からないし、症状を治せないし、発病自体を予防することも出来ないタイプの認知症である』とされていて、科学的な根拠がなく、憶測の類に過ぎない4つの仮説が横行しているだけで、加えて、世界中の製薬会社による薬の開発がことごとく失敗に終わっている状況の中で、何等の対策が実施されないことに因り、末期の段階での発病の診断、効きもしない薬の処方と投与並びにセルフケアにも支障が出てきていて日常生活面での介護が不可欠なお年寄りの介護費用等の総額が、天文学的な規模になってきているのです。

アルツハイマー型認知症」について、『早期診断により治せるし、発病自体を予防できるタイプの認知症である』ことを私たちが疫学的方法」により実証してきているのです。私達には権威もなく、情報の発信力にも乏しいのですが、「脳機能データ」の精緻さと「症例数」の多さ及び市町村での「実践による主張内容の立証」という点では、世界にも例がないレベルであり、近い将来に私たちの主張内容(『二段階方式』の考え方)が「世界標準」になると自負しているのです。「第二の人生」を送っていて、物忘れが気になるとはいえ、未だ「前頭葉」の機能が正常なレベルを保てていて、もし興味と時間があるお年寄りは、このブログを読んで、実践して頂きたいと思うのです。

(「提言書」内容の概要の説明)【政府に提出した『提言書』の内容は、分量が余りにも多いので、概要のみを此処に載せてあります】

&1 医師達が見つけている段階が『遅すぎる』だけ

(1) 認知症の診断が専門の医師から「治すことが出来ない」とされている「アルツハイマー型認知症」は、性質それ自体として治すことが出来ないタイプの認知症ではない。『治すことが出来ない』のは、見つけている段階が遅すぎるだけ(末期の段階で見つけている)

(2)米国精神医学会が策定した診断基準である『DSM4』の内容を鵜呑みにしていて(現在の「DSM-5」は、定義自体をあきらめたかのような曖昧で適用基準とはならない代物)、「第二要件」が規定する失語失認又は失行の症状を確認して初めて、「アルツハイマー型認知症」の発病診断する為

(3)「第二要件」が確認を要求している失語失認失行の症状は、30点が満点のMMSEの得点が一桁になる「お年寄りだけに確認される症状、『極めて重度の症状』。極めて重度の症状である失語や失認や失行の症状を出発点としていて、それ等の症状よりも更に重い症状だけが、「アルツハイマー型認知症」の症状だと考えている。そのこと自体が、重大な誤り。アルツハイマー型認知症の症状は、いきなり、失語や失認や失行の症状が発現してくる訳のものではない。もっと軽い段階の症状、『脳のリハビリ』により回復させることが可能であり、私たちの区分で言う本当の意味での早期の段階の症状、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階の症状があることを知らないだけ。その上、「アルツハイマー型認知症」研究の専門家と言いながら、科学的な根拠がなく、発病との間の因果関係の立証もない、憶測に基づいただけの『仮説の類』(アミロイドベータの沈着により生じた老人斑の持つ毒性が、情報を連絡する役割を担っている神経細胞の大量死を惹き起こすことにより記憶障害が惹起される為に発病するとの仮説であり、現在の学界の通説であるアミロイドベータ説を筆頭に、タウ蛋白説、脳の萎縮説及びアセチルコリン説が主張されている)を追い掛け回しているのです。

&2 実際は、『早期診断』により治すことが出来るのです

アルツハイマー型認知症』は、早期診断(私たちの区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」早期の段階発病を見つける)により、『脳のリハビリ』(「前頭葉」を含む脳全体が活性化する生活習慣、脳の使い方としての生活習慣の改善)を実施することにより、症状を治すことが出来るのです(「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを正常なレベルに引き戻すことにより、「アルツハイマー型認知症」の症状が消滅する=治る)。

&3 発病のごく初期の段階である小ボケ」(軽度認知症)の段階の症状

(1)「小ボケ」の段階を脳の機能面から定義すると、MMSEで判定される左脳及び右脳正常な機能レベルに在るのに対して、私たちが独自に開発した手技である『かなひろいテスト』で判定される『前頭葉』の機能だけが既に異常な機能レベルに在るのです。

(2)『前頭葉』は、脳全体の司令塔の役割を担っていて、左脳右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する三頭立ての馬車の『御者』が「前頭葉」という脳機能。意識的に何かのテーマを発想し、実行に移す世界の要である『意識』を創出し、構築し、支配し、統合し、統括していて、脳全体のコントロールタワーの役割を担っているのが『前頭葉』(「前頭前野」を言う)という脳機能。従って、手足の役割でしかない左脳右脳及び運動の脳の全てが正常な機能レベルに在ろうとも、司令塔の「前頭葉」の機能が異常なレベルに在る「小ボケ」の段階の症状は、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルの直接の反映であるアウトプットそれ自体が認知症の症状、「アルツハイマー型認知症」の症状となるのです。

)『小ボケ』の段階の症状は、単なる老化現象ではないし、一部の学者が提起しているような単なる行動の不活発病とか揶揄されるべきものではない。MMSEで判定すると左脳及び右脳の機能は正常なレベルであるものの、『かなひろいテスト』を実施してみると、『前頭葉』の機能が異常なレベルに在ることが確認できるのです。前頭葉の機能レベルが正常であるか異常であるかを、精緻なレベルで判定しさえすれば容易に鑑別できるものを、MMSEだけでお茶を濁しているから判別できないだけなのです。

&4 正常から認知症へと徐々に移り変わる関連領域を詳細に分析

(1)  厚労省精神科を持つ大病院だけを『老人性痴呆疾患センター』に認定した為もあり、当時は「アルツハイマー型認知症」が精神疾患と考えられていたこともあって、精神科が診断を行ったのです。唯一の例外が、浜松医療センター脳外科だったのです。私たちは、脳外科を専門として出発し、脳外科でありながら、途中から、認知症の診断を行うようになっていったのです。それが原因で、日本中から、軽い症状の人達から重い症状の人達までもが、雪崩を打って、訪れてきたのです(日本中の患者を桁違いの数、極めて多数診断)。その結果、ごく初期の症状に目が行き、その段階を精緻に判定できる手技を開発し、正常な機能レベルに引き戻す(アルツハイマー型認知症の症状を治す)というテーマを追求し、最初は、施設の入居者であった中ボケのお年寄りを対象とし、最終的には市町村での地域予防活動(小ボケ及び中ボケという早期の段階で発病を見つける早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とした活動)へと進化していったのです。

(2)私たちは、極く初期の『軽い症状』の患者の場合の観察として、『器質的な原因病変が存在していない』こと、『記憶障害の症状が確認されない』こと及び『「注意の分配機能」に支障が起きた症状であることが特徴的』であることに注目したのです(正常から異常に移行する境界を含む早期の段階を中心に研究したのです)。『DSM4』の規定や『4つの仮説』が極めて重度の症状に関心を持ち出発点としたのとは正反対に初期の段階の軽い症状に関心を持ったのです。

(3)初期の症状関心を持ち、『前頭葉』の機能に的を絞ったからこそ、発病及び症状の重症化が進行する原因である単調な『生活習慣』の継続に起因した廃用性の機能低下という核心的な要因に気づくことが出来たのです。更には、『「治す」ことが出来ないし、発病自体を「予防」することが出来ない』とする学説の主張内容が重大な誤りであり、『「アルツハイマー型認知症」というタイプの認知症こそが、早期診断により治せるし、発病を予防することが出来る』ことを、世界で初めて解明し疫学的に実証することが出来たのです。

(4)「二段階方式」が市町村に導入され実践されるケースが相次ぎ、北海道から九州までの全国規模での導入と実践展開が急速に広まっていったこともあり、保健師さんに実践してもらう為、内容をより深く体系的なものに改訂しつつ、より使い易い物へと変化させていき、実践の手引きとなる『マニュアル』を何度も改訂したのです。

(5)DNAの98%が同じとされるチンパンジーと人間を区分けるのは、『注意の分配力』の機能の有無なのです。『前頭葉』の個別認知機能が実際に働き及び十分な機能を発揮するには、意欲、注意の集中力の機能は勿論のこと、『注意の分配力』の機能が存在し、正常に機能することが絶対的な条件となるのです(実行機能の発揮度を左右する二重構造の問題)。

(6)現在置かれている状況を分析し、理解し、判断するにも、その時の状況判断に沿った「テーマ」を発想するにも、発想した「テーマ」の実行内容を企画し、計画するにも、実行した際の結果の洞察推理シミュレーションをするにも、シミュレーションの結果に基づいた選択を行って、最終的な実行内容を決定するにも、『注意の分配力の働き無しには、それらのいずれをも無し得ないこととなるのです。『加齢』による老化の際も、更には、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下が進行する際も、この『注意の分配力』の機能が真っ先に衰えを開始していくのです。

&5 脳の使い方としての生活習慣に起因した廃用性の機能低下

(1)アルツハイマー型認知症」の発病原因は、一つには加齢起因した機能低下という要因であり、もう一つ別の要因は、脳の使い方としての「生活習慣」なのです。生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下という要因、異なる二つの要因が同時に存在し充足される条件下で、「前頭葉」を含む脳全体の機能が、廃用性加速度的異常機能低下を進行させていくことが発病を惹き起こし及び症状の重症化進行の直接の原因であることを突きとめ、「脳機能データ」の解析により理論的に解明し、『マニュアル』の作成により実務化し、市町村による住民参加型の『地域予防活動』として疫学的方法により実証してきているのです(北海道から九州に跨る市町村、累積数で452の市町村での実践指導による実証)。

(2)廃用性の機能低下が必須要因である「アルツハイマー型認知症」の場合、症状は、徐々に緩やかにしか進行していかないのが特徴。最初の段階、ごく初期の段階を捉えるには、「前頭葉」の機能、就中、『注意の分配力』を中核とした(意欲及び注意の集中力)の機能レベルを精緻に判定する「手技」が要求されるのです。『小ボケ』の段階を判定するには、PETでも無理なこと。機器の活用で医療機関が見つけているのは、『脳のリハビリ』により回復させることが可能な「早期の段階」(小ボケ中ボケの段階)ではなくて、回復させることが最早困難であり、末期の段階である「大ボケ」の段階なのです(発病という「レッテル張り」以上の意味のない診断なのです)。

&6 回復させることが未だ可能な中ボケ(中等度認知症)の症状

(1) CTやMRIやPET等の機器を使用することにより、高額の診察料を稼ぐことは出来るのですが、回復させることが可能な早期の段階である「小ボケ」や「中ボケ」の段階で見つけることは出来ないのです。肝心要の「前頭葉」の機能レベルを精緻に判定出来るのは、世界中を見渡しても、私達の「かなひろいテスト」しか存在していないのです。

(2) 「アルツハイマー型認知症だけを対象として(特化して)、それに対する早期診断と回復並びに発病の予防を目的とした活動の指導、市町村が実践する、「二段階方式」の考え方に基づき及び「二段階方式」の手技の活用による住民参加型の『地域予防活動』では、CTやMRIやPETの機器の使用が不要であるだけでなく、薬の処方も不要となるのです(全ての業務が、医師法が規定する医行為を含まないので、医師でない保健師さんが全業務を担当し管理できることが、『二段階方式』の手技活用の大きなメリットなのです。その上、費用が極めて安価で済むのです)。

(3) 全国452の市町村で実施された、「二段階方式」の考えに基づき、「二段階方式」の手技を活用した、「アルツハイマー型認知症」の早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とした住民参加型の地域予防活動保健師さんが業務として実施することについて、医師や、医療機関からクレームが提起されたことは皆無なのです。

(4)アルツハイマー型認知症に特化して、更には、脳のリハビリにより回復させることが可能である早期の段階(小ボケ及び中ボケ)の発見(早期診断)及び生活習慣の改善の指導並びに発病の予防だけを活動及び業務実施の対象としていて、アルツハイマー型認知症の末期の段階(大ボケの段階)並びにアルツハイマー型認知症以外の認知症及び認知症と紛らわしい他の病気であることが確認される場合は(「二段階方式」の手技により判定することが出来るので)、全て、関連する病院に紹介することがマニュアル化されているのです(両者の棲み分けによる共存の関係が構築できるのがメリット)。

 &7 回復させることが困難な「大ボケ」(重度認知症)の症状

重要なことは、「大ボケ」の症状が確認されるまでに、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルが低下すると、最早治すことは出来なくなるのです。『DSM-4』の第二の要件の規定に依拠して診断を行う医師達は、失語失認失行の症状と言う「大ボケ」の更に後半にならないと発現が確認されない極めて重度の症状』の確認待って初めて「アルツハイマー型認知症」の発病と思い込んでいる為、『「アルツハイマー型認知症」は治らないもの』と信じ込んでもいるのです (そのこと自体が、『重大な誤解』だとも知らないで)。

&8「アルツハイマー型認知症」発病のメカニズム

(1) 第一の人生では、左脳が主役となります。ところが、左脳が専管する「仕事」とは無縁となる『第二の人生』を送っている60歳を超える年齢の『高齢者』(私たちが定義する発病の「第一の要件」)が、何かを「キッカケ」にして、何事に対しても意欲』を喪失してしまい、『前頭葉』を積極的に使わない(前頭葉の出番が少ない)ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」を継続していると(私たちが定義する発病の「第二要件」)、出番が極端に少なくなり使われる場面が大幅に減った前頭葉」が、廃用性の機能低下を進行させていき、異常なレベルに機能低下が進行していきます

(2) 『加齢』の進行に起因した脳の老化(機能低下)という『第一の要因』に加えてナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』が継続されることによる「廃用性」の機能低下の進行という『第二の要因』の加重により、『前頭葉』を含む脳全体の機能の老化(機能低下)が加速され、働きが急速に衰えていきます。異なる二つの要因が同時に存在し、充足される相乗効果により、『前頭葉』を含む脳全体の機能が廃用性加速度的異常機能低下を進行させていくその先に、「アルツハイマー型認知症」の発病及び症状の重症化の進行が待っているということなのです(即ち、何等の「器質的な原因病変」は存在していないし、「DSM-4」が第一要件で確認を要求する「記憶障害」が発病の原因でもないし、「4つの仮説」が発病原因と主張する内容と発病との間に『因果関係』が存在していないのです)。

)『第二の人生」を送っていることが発病の要件となるのです。高齢者であっても、『仕事」が現役である(肩書だけを除く)お年寄りは、アルツハイマー型認知症を発病することは無いのです。「仕事の遂行」と言うテーマがある(奥深い山中での畑仕事でも同じこと)ので、『注意の分配力』の機能の出番が多い生活になるのです。

(3)私たちが主張する「二段階方式」の主張内容(「アルツハイマー型認知症」は、廃用症候群に属する老化廃用型の「生活習慣病」であり、早期診断により治せるし発病自体を予防することが出来る)は、北海道から九州に跨る全国452の市町村での先駆的な活動である住民参加型の「地域予防活動」の実践展開により、疫学的に証明済み

(4)「加齢」に起因した機能低下(正常老化)のカーブ(下記左側の図)とナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下(異常な機能低下)加重された廃用性の加速度的で異常な機能低下のカーブの図(下記右側の図)を参照。

加齢に起因した『老化のカーブ』とは、全く異なるカーブであり、小ボケ、中ボケ及び大ボケの各段階の症状の根底には、「前頭葉」を含む脳全体の機能の廃用性の加速度的で異常な機能低下という要素が、核心的な要因として横たわっている(私たちの主張の根拠は、14689例の「アルツハイマー型認知症」発病者の『脳機能データ』)。

☆加齢による機能低下のカーブ ☆廃用性が加重された機能低下のカーブ

       

)『加齢』に起因した「前頭葉」機能の機能低下のカーブの場合は、それだけでは、異常なレベルにまでは衰えていかないのが特徴。加齢に起因した機能低下の要因と廃用性の機能低下の要因という、両者の同時存在により、加速度的で異常な機能低下のカーブとなる。

(5)「脳のリハビリ」(「前頭葉」を含む脳全体の機能が活性化する「生活習慣」の改善)による回復の可能性と言う視点から、私たちは、「アルツハイマー型認知症」の症状を『三段階』に区分しているのです。

「小ボケ」の段階 「脳のリハビリ」により治すことが、比較的容易

「中ボケ」の段階 「脳のリハビリ」により治すことが、未だ可能(但し、家族の密な関わりが不可欠)

大ボケ」の段階 「脳のリハビリ」により治すことは、最早困難

認知症の診断が専門の医師達は、末期の段階の大ボケの症状を基準に発病と診断するので(「小ボケ」及び「中ボケ」の段階を見落としているので)、『治らないものと誤解している』のです。

&9 「DSM-4」及び仮説の提唱者に対する問題の提起

(1)世界中の認知症研究の専門家達が、『アルツハイマー型認知症』の発病原因についての『DSM-4』の第一要件の規定内容が正しいものとして受け入れ、加えて、第一要件の内容が正しいものとの前提に立脚した仮説、アセチルコリン説、アミロイドベータ説、タウタンパク説及び脳の萎縮説の「4つの仮説」が提唱されて来たのです。私たちは、「DSM-4」の規定内容も、4つの仮説も、科学的な根拠がなく誤った内容であり、『憶測にすぎない』と考えています。その根拠は、私たちが集積した14689に上る「アルツハイマー型認知症」発病患者の「脳機能データ」の解析結果及び事象事実なのです。

(2)「前頭葉」の機能が最初に衰えて行き、小ボケの段階の症状は、前頭葉の機能障害に起因したものであり、記憶障害の症状ではない。

(3)「MMSE」で判定される左脳及び右脳の機能について、衰えて行く厳密な以下の順番が存在する。その順番は、どのケースでも必ず

    想起、注意と計算、時の見当識、所の見当識、三段階口頭命令、図形の模写、文を書く、記銘、書字命令、復唱、命名となる。

(4) 発現する症状が「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルに、厳密にリンクしたものとして、順次重いものになっていく

(5)症状を「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルにリンクさせると、小ボケ中ボケ及び大ボケの3つの段階に区分され、「脳のリハビリ」の実施による回復の可能性は、小ボケ(比較的に容易)、中ボケ(未だ可能)、大ボケ(もはや困難)となる

(6)「小ボケ」の段階の症状が発現する期間は大体3年間で、「中ボケ」の段階の症状が発現する期間は大体23年間という「滞留期間」について標準的な期間が存在する

(7) 「注意の分配力」の機能の高度な発揮が要求される立方体透視図の模写』の場合は、早々とできなくなっていく(中ボケの後半、MMSEの得点が20点を切ると、殆どの人が出来なくなる)のに対して、「注意の分配力」の機能が関わらない五角形相貫図の模写』の場合は、「中ボケ」の末期までは出来る人の方が多く、「大ボケ」に入って初めて(MMSEの得点が13点以降の人達から)出来ない人の方が多数派となっていく。

(8)上述の事象事実として確認される(2)乃至(7)の内容を、科学的に、合理的に、体系的に、論理的に、且つ、矛盾なく説明できるのは、『「アルツハイマー型認知症」は、廃用症候群に属する「老化廃用型の生活習慣病」であり(但し、食生活ではなくて、脳の使い方としての「生活習慣病」であることに留意する)、早期診断により治せるし、発病を予防することが出来る』と主張する私たち独自の考え方、『二段階方式』の考え方だけなのです。4つの仮説のいずれもが、事象事実としての上記(2)~(7)を合理的に説明することは不可能なのです。

二段階方式』の考えは、権威がないことと情報の発信力に乏しいだけであり、全国規模での展開、北海道から九州にまたがる452の市町村において、『「アルツハイマー型認知症」の早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とした住民参加型の「地域予防活動」』として実践展開されてきている中で、主張内容の正しいことが、疫学的に実証されてきているのです。

&10 アルツハイマー型認知症の症状からの回復及び介護の予防

(1)   さて、『治すには、どうしたらいいのか』。第一の条件は、『早期診断』なのです。『脳のリハビリ』により回復させることが可能である本当の意味での早期の段階、私たちの区分で言う「小ボケ」(治すことが比較的容易)及び「中ボケ」(治すことが未だ可能)で見つけることが大前提なのです。末期の段階である「大ボケ」で見つけて居たのでは、「治すことはもはや困難」なのです。権威が言うことを鵜呑みにしないでいただきたいのです。『アルツハイマー型認知症は、性質それ自体として治すことが出来ないものではない』のです。「DSM-4」の規定の第二要件を鵜呑みにして、失語や失認や失行の症状と言った、(30点が満点のMMSEの得点が一桁になるまでに『前頭葉』を含む脳全体の機能が廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させてきている)極めて重度の症状の確認を待って初めて発病と診断していることが重大な誤りなのです。治すことが出来ないのは、見つけて居る段階が遅すぎるだけなのです』。MCI(軽度認知障害)という考えも、憶測であり、客観的な基準ではないのです。

(2) 早期の段階で見つけたとして、治すということについての具体的な処方箋はあるのかということなのですが、普遍的な表現を借りれば、発病前の本人が日々行っていた『元々の生活習慣』に引き戻すということが、その人のその症状を治すための「前頭葉」を含む脳全体の機能を正常な機能レベルに戻すための)処方箋なのです。

(3)『自分なりの「生き甲斐」や喜びがあり、それなりに時間が経つのを忘れて打ち込むことが出来るような、何等かの趣味や交遊や運動を自分なりに楽しみ、或いは、居住地域での地域活性化活動に関わり、自分なりの「目標」がある日々の暮らし方』という、『元の生活習慣』に引き戻すことが、治す為の『処方箋』になるのです(保健師さんによる脳の使い方としての生活習慣の改善指導が不可欠となる。発病前の本人の暮らし方を詳しく聞き取り、現在置かれている状況の下での「最善策」を探り、実行させるのです)。

1)発病及び症状重症化の進行のメカニズムから言うと、症状を治したり、症状の進行を遅らせたり、或いは、発病を予防する効能を有するが開発されることは、未来永劫有り得ない事なのです。

2)最近になって、AI技術の駆使による主張である、カロリンスカ研究所やランセット委員会や、我が国で言うと、国立精神・神経医療研究センターが唱えだした内容、「生活習慣」がアルツハイマー型認知症発病の危険因子であるというのが正しいのです。

(4)『治す為の条件』を、脳の機能面から説明すると、「前頭葉」を含む脳全体が活性化する『生活習慣』を取り戻し、継続させることなのです。ナイナイ尽くしの単調な生活が始まる『キッカケ』となる「生活状況」が発生する以前に営まれていた脳の使い方としての生活習慣、『その人の発病前の「生活習慣」を取り戻してあげる』ことなのです。「前頭葉」の出番が極端に少ない「生活習慣」が原因で廃用性の機能低下が進行した逆を行くのです。「キッカケ」の発生前に営まれていた、その人なりの生活習慣、脳の使い方としての『元々の生活習慣』を取り戻させることが『有効な対策』となるのです。

(5)『自分なりの生き甲斐」や喜びがあり、それなりに時間が経つのを忘れて打ち込むことが出来るような、何等かの趣味交遊運動自分なりに楽しみ、或いは、居住地域での地域活性化活動に関わり、自分なりの目標」があった日々の暮らし方』という、『元々の生活習慣』に引き戻すことが、症状を治す為の『処方箋』になるのです(保健師さんによる脳の使い方としての「生活習慣」の改善指導が不可欠となる。発病前の本人の暮らし方を詳しく聞き取り、現在置かれている状況の下での「最善策」を探り、実行させるのです)。

何らかの事情により、元々の生活習慣を取り戻すことが困難な状況にある場合は、それに代わり得るもの(趣味、遊び、交遊、運動、社会活動)を出来るだけ早く見つけることが有効な対策となります。

(6)『脳のリハビリ』により前頭葉を含む脳全体の機能レベルを正常なレベルに引き戻すことが出来る(「アルツハイマー型認知症」の症状を治すことが出来る)のは、「小ボケ」及び「中ボケ」までの段階のお年寄りなのです。「アルツハイマー型認知症」も、普通の疾患と同じこと。『早期発見、早期治療』が不可欠となるのです。小ボケ及び中ボケの段階で見つけることが出来た場合は、上述のように、「脳のリハビリ」を実施することにより、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを正常なレベルに引き戻すことが可能であり、そのことによって、「アルツハイマー型認知症」の症状を治すことが出来るのです(「前頭葉」を含む脳全体の機能が正常な機能レベルに回復することにより、「アルツハイマー型認知症」の症状が消滅する)。

(7) 何等かの理由や状況により、「脳のリハビリ」を実施しても治すことが出来なかった場合は、末期の段階である「大ボケ」の段階にまでは落とさないことが重要な目標となります。中ボケ(家庭生活にも支障)までの段階で留めておくことが出来れば、介護は不要なので、『介護の予防』という大きな成果を獲得することが出来るからです。『脳のリハビリ』を実施したにも拘らず何らかの理由で治すことが出来なかった場合でも、「大ボケ」(セルフケアにも支障)にしないことにより『介護の予防』という成果が得られるのです。

&11 「アルツハイマー型認知症」の発病を予防する方法

ⅰ)発病を予防する為の「生活習慣」の構築「五ヶ条」  

①   熱中し夢中になれる、趣味や遊びをできるだけたくさん体験し;

②   趣味や遊びを通じて、できるだけ多くの仲間と交わり;

③   趣味や遊びや人付き合いや地域活動に、「生き甲斐」や「目標」や「喜び」を見つけて;

④   精神的な張りと緊張感のある毎日を過ごしながら;

⑤   速足の散歩やラジオ体操など、毎日、運動するのです。

ⅱ)発病の予防に関心を向けさせる為の鈎となる「交流の駅」の設営

(1) 早期診断(本当の意味での早期の段階である「小ボケ」及び「中ボケ」の段階で発病を見つけること)により、実際に治して見せることが極めて重要なのです。『「アルツハイマー型認知症」は、仕事とは無縁となる「第二の人生」での脳の使い方としての「生活習慣」が、発病させたり、症状を治したり、発病を予防する上で、唯一絶対的な要因である』ことを地域住民に対し情報発信していくのです。「小ボケ」及び「中ボケ」の段階で見つけて(早期診断)、『脳のリハビリ』(「前頭葉」を含む脳全体が活性化するための「生活習慣」の改善とその継続)としての「生活習慣」の改善により実際に治して見せる事が、発病自体の『予防』というテーマに関心を喚起することとなり、更には、『発病の予防』対策、即ち、『「前頭葉」を含む脳全体が活性化する「生活習慣」の構築とその実践』という「テーマ」に対しても関心を喚起し、努力させることに繋がるのです。

(2)その為の効果的な方法が、出来るだけ小さな『地域単位』で展開する住民参加型の『地域予防活動』の密な展開ということなのです。出来るだけ大きな効果を獲得するには、お年寄りが歩いて行き帰りできる距離に、頻繁に活用できる「交流の場」と「交流の機会」を提供する為の『交流の駅』を建設し、設営することが、反復し、継続するという重要な条件獲得上不可欠となるのです。その場にいること自体が、「他人との交流」を促し、必然的に、「前頭葉」の出番を多くすることに直結するのです。第二の人生を送っていて、暇を持て余しているお年寄り同士の交流、カクシャク老人との交流、若い世代との交流の場を提供するのです。家族間の、世代間の交流さえも少なくなってきている状況の打破にもつながり、お年寄りが多い地方の地域の活性化を呼び起こすのです。『人的な交流の活発化が、物的及び金銭的な活発な流れをも引き出し、地方の地域の活性化による「地方の創生」にもつながる』と考えるのです。 

注1)全国452の市町村の指導を副所長独りで担当という状態下では、『二段階方式』の手技を活用して『地域予防活動』を推進する保健師さんに対しての十分な『個別指導』を為し得なかったとの反省から、「二段階方式」の手技による『個別事例の判定と脳の使い方としての「生活習慣」改善の指導』及び『ボケ予防講演会』の講師を担当できる『女性の専門職集団』を養成したいと考えるのです。

注2)認知症の専門家達から『発病の原因が分からないし、症状を治せないし、発病を予防することが出来ない』とされている「アルツハイマー型認知症」について、早期診断による回復及び発病自体の予防を明確な目的とした住民参加型の『地域予防活動』の全国展開の為の要石として、女性の専門職集団が活躍することにより、『女性が活躍する社会』を実現する牽引車となり、更に、「早期診断により、症状を治す」ことが、「発病の予防」に直結して、現状においては、要介護に陥った場合の自己費用の負担を心配して、日常行動を抑制し、費用の出費を抑制し、貯蓄に走る「お年寄り」の行動を転換させ、家に籠り勝ちの生活から家の外に出て行く生活に変えさせることにより、「交流の駅」を拠点にして、交遊し、獲得した仲間と共同して行う、地域の催事や祭りの復活等の地域興し活動が『地方創成』にも貢献すると考えるのです。

注3)お年寄りが居住地から歩いて行き来できる程の場所に、間伐材と竹で構築した平屋建ての家を建設し、開放するのです(閉鎖された学校の再活用策も有効)。交流の促進を目的とした『交流の駅』を建設し、更に、『お年寄りの脳のイキイキ度チェック』を恒常的に実施し、早期診断による回復と発病の予防を徹底する制度の国策化を検討して頂きたいのです。丁度、血圧や体重を何時でも簡便に測定できるのと同様に、お年寄りの「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを「二段階方式」の手技の活用により簡便に/精緻に判定し(脳のイキイキ度チェック)、必要な場合は、脳の使い方としての「生活習慣」の改善の指導が行える場所にしたいと考えるのです。『発病自体を予防し及び早期診断により回復させる』ことが先決となるべきなのです。

(3)二段階方式」の手技を活用した市町村による「地域予防活動」を展開するすべての市町村が体験することが有ります。「前頭葉」が活性化する「体験教室」として運営される『脳イキイキ教室』への参加者が、異口同音に発する言葉があるのです。『こんなに声をあげて笑ったことは、これ迄何年間も体験しなかったこと。教室に参加して、皆さんといろいろな世間話をするのが楽しくて、私の脳が生き返ったような気がする』という共通の認識であり、言葉なのです。「仕事」とは無縁になる「第二の人生」では、何か特別の「テーマ」というものが無くて、暇を持て余す日々。『時間だけは余る程有るのに、することが無い』毎日を過ごして暮らすことになり、『家に籠り勝ちの生活』が続くことになるのです。実は、そうした生活、暮らし方、脳の使い方としての『生活習慣』が、ボケの予備軍の創出、「第二の人生」を送っている60歳を超える年齢の「高齢者」(私たちが規定する、「アルツハイマー型認知症」発病の「第一の要件」)達の「生活環境」或いは、「生活習慣」を「アルツハイマー型認知症」を発病し易い生活状況に導き、落とし込んで行っているのです。

ボケの予防対策、「アルツハイマー型認知症」の発病を予防する第一歩となるのが、「家に籠り勝ち」のお年寄りを家の外に追い出して、他人と交わる場に出かけさせて、他人と交わる機会を与えることなのです。そこで必然的に「社会生活」に遭遇することとなり、「前頭葉」機能の出番、就中、『注意の分配力』の機能の出番が増えてくると言うことなのです。

(4)老化による脳の機能低下であれ、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下であれ、最初に衰えを開始してくるのは、注意の分配力の機能なのです。そうした視点及び問題意識により提案するのが、『交流の駅』の建設であり、運営なのです。交流の駅の運営費用は、市町村が負担し(原資となるのは、「介護関連の総費用」の金額の減額により獲得される資金)、運営は、地域に居住するボランティアが(自己のボケ予防対策ともなるので)主導しつつ保健師さんと協働するのです。その場合、当の保健師さんは、「二段階方式」の考え方に基づいて、「二段階方式」の手技を活用して、教室参加者であるお年寄りの『脳のイキイキ度チェック』(必要な個別のケースでは、「生活習慣」改善の為の具体的な指導を行う)が主たる業務となるのですが、運営も協働することが、『「アルツハイマー型認知症」の早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とする住民参加型の「地域予防活動」事業』の円滑な運営に寄与することにもなると考えるのです(交流の場と機会を与える『交流の駅』の建設は、空き地、廃校の活用、空き家の借り上げ)。

(5)日常的に他人と交わる機会を持つことが、『ボケ予防』の第一歩(の発病の予防)となるのです。

1)「小ボケ」及び「中ボケ」の段階で見つけて(早期診断)、『脳のリハビリ』(「前頭葉」を含む脳全体が活性化するための「生活習慣」の改善)により実際に治して見せる事が、発病自体の『予防』というテーマに地域住民の関心を喚起することとなり、更には、『発病の予防対策』ともなるのです。即ち、『「前頭葉」を含む脳全体が活性化する「生活習慣」の構築』という「テーマ」に対しても、地域住民の関心を喚起することに直接の効果として繋がるのです。『発病自体の予防の制度化、早期診断による回復及び介護の予防の制度化』を政策課題としてご検討頂きたいのです。

(6)最も効果的な一次予防対策となるのが、出来るだけ小さな『地域単位』で展開する「アルツハイマー型認知症」対策に特化した住民参加型の『地域予防活動』の密な展開ということなのです。

1)『発病自体を予防し及び早期診断により回復させる』ことが先決となるのです(介護関連の総費用の減額について、回復と予防による効果が極めて大きい)。最優先の政策課題として頂きたいのです。何らかの理由で「大ボケ」の段階にまで症状が進んだお年寄りについては、その全員を対象としての「介護保険」制度の全面的な適用により、「老老介護」、「認認介護」、「介護離職」と言った超高齢社会で初めて発現した社会悪一掃することが可能と考えるのです。

2)その場合、当の保健師さんは、「二段階方式」の考え方に基づき、「二段階方式」の手技を活用して、予防教室参加者であるお年寄りの『脳のイキイキ度チェック』(必要な個別のケースでは、「生活習慣」改善の為の具体的な指導を行う)が主たる業務となるのです(「アルツハイマー型認知症」の発病について、原因不明とされたままで放置されていることにより、介護関連の総費用の額が増大する一方であり、『早期診断による回復及び発病の予防』が喫緊の課題)

&12早期診断による回復と発病の予防を目的とする「地域予防活動」

(1)国が指定し、当事者が望む組織と私たちとが共同して、例えば、東日本大震災の被災地であった市町村50と被災しなかった日本海側の市町村50とを併せた100の市町村で、『二段階方式』の考え方に基づき、「二段階方式」の手技の活用による『「アルツハイマー型認知症」の早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とした住民参加型の「地域予防活動」の実践』を3年間行うこと。「二段階方式」の考え方が正しいことの検証並びに「二段階方式」の手技の活用により、早期診断により治せること及び発病自体の予防が可能であることを検証する為のPRJである『検証PRJ』 の実施が有益。

(2)検証PRJの実施により、「二段階方式」の考え方が正しいことが実証され、権威ある機関との共同作業の実施により検証されることにより、『地域予防活動』展開の要となる保健師さんが自信を持って活動できるだけでなく、『地域住民自身』も積極的に活動に参加することとなり、地域予防活動の展開を支える役割が期待される『地域のボランティア』が参画してくれる下地が出来ると考えるのです。

(3) 早期診断(本当の意味での早期の段階である小ボケ及び中ボケの段階で発病を見つけること)により、実際に治して見せることが極めて重要なのです。『「アルツハイマー型認知症」は、仕事とは無縁となる「第二の人生」での脳の使い方としての「生活習慣」が、発病させたり、症状を治したり、発病を予防する上で、唯一核心的な要因である』ことを多数の地域多数例により実際に治して見せることによって、地域住民全体に対し情報発信するのです。治して見せることが、『脳の使い方としての生活習慣』が発病の唯一で核心的な危険因子であることのインパクトある説得力を生むのです。

&13「地域予防活動」全国展開の為の『Model 事業PRJ』の実施

『Model事業PRJ』の実施により、簡便に実施する手法の工夫と改善及びそうした手法のパターン化及びモデル化(標準化)を徹底させることが、この先導入市町村が急速に拡大していく上で不可避的に起きてくる実施品質のバラツキを抑制し、早期診断による回復及び発病の予防についての成果のバラツキを抑制することにも繋がると考えるのです(過去の体験が示す重要な視点)。実施地域が増えていくにつれて、二段階方式の手技を実施する保健師さんの質の低下が不可避的に起きてくるので、質の低下を補うためにも、パターン化及びモデル化が重要な対策となるのです。

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