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160623 ペットボトル再利用は石油無駄遣い~600円使って3円の商品を生産

2007年09月07日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
160623 ペットボトル再利用は石油無駄遣い~600円使って3円の商品を生産
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 07/09/07 AM00


「ペットボトル再利用は石油無駄遣い」(日刊ゲンダイ9/4発行)より転載します。
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資源リサイクルの象徴のように言われるペットボトルだが、「むしろペットボトルは燃やそう」と意外な処理法を提案するのは、物理学者の槌田敦氏。ペットボトルのリサイクルは 費用がかかり過ぎ、石油をムダ遣いしていると言うのだ。

「ペットボトルを分別回収して、簡易洗浄、圧縮梱包、輸送するまでは市町村の分担で、費用は1キロあたり500円ぐらいと試算されています。これを選別、洗浄、破砕してフレーク状にしたものが再生品で、加工費用は事業者負担となり、1キロあたり100円程度です。合計して1キロ600円ぐらいが、ペットボトルを再生する費用になります。

再生ペットフレークはゴミを多く含むので、日本では食品容器としては売れません。使い道は作業服やカーペット、卵の仕切りシートなどに限られ、値段は1キロあたり2~3円。ペットボトルのリサイクルは、600円分の人手や石油を使って、3円の不純物だらけのペットフレークを生産していることになります」

国の政策では、廃プラスチックベず発生を抑制し、次に再生利用を促進し、それでも残ったものは燃やして熱回収ということになっている。しかし、実際はペットボトルが増えるような政策を続け、再生利用にも失敗して、1キロ22円程度で中国へ輸出しているのが実態である。

では、ペットボトルを処分場に廃棄するといくらかかるのか。処分費用は1キロ740円という試算がある。たしかに、これならリサイクルのほうが安上がりである。

では、燃やすとどうなるのか。

「ペット樹脂1グラムの発熱量は約1万カロリー。1キロで約4キロワット時の電力が得られるので、電力会社に売れるとすれば、1キロで30円程度の収入になります」と槌田氏。

燃やすのだから包装を取り外さなくていいし、簡易洗浄も必要ないから、1キロのペットボトルを400円ほどで処理できる。これなら中国に輸出するより、発電原料に用いる方が、少しだが安上がりになる。

そもそも石油のほとんどは燃やされている。ガソリンは乗用車で、軽油はトラックで、灯油は家庭で、重油は火力発電所や工場で燃やされているのだ。プラスチックとしての使命を終えても、まだ発電燃料として燃やすことができ、それが安上がりになるのだから、リサイクルという観点から見たら、この方が合理的な処置法といえないだろうか。ペットボトルは燃やして活用――ということを本気で考えていくべきではないだろうか。
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