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233763 消費税率アップに断固反対する(2):税収と景気

2010年06月26日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
233763 消費税率アップに断固反対する(2):税収と景気
  猛獣王S ( 不惑 営業 ) 10/06/26 PM07


『消費税率アップに断固反対する(2):税収と景気、』(いかりや爆氏の毒独日記)リンクより転載します。
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日本の税収のピークはH2年(1990年)度の60.1兆円(このときの名目GDPは451.7兆円)、その6年前の1984年度は税収34.9兆円(GDPは308.2兆円)でした。この6年間で名目GDPは、143.5兆円増加し、税収は25.2兆円増やした勘定です。これは何を意味しているかと言うと、消費税にたよらなくても、経済成長すれば自ずと税収が増えることを意味しています。尚、この6年間で国の長期債務は60兆円(年間あたり10兆円)増加したが、それを遥かに上回る経済成長を遂げたことになります。

ところが、バブル後日本はビッグバンと称して規制緩和によって、しどけなくブラジャーを脱がされ、パンツの紐を緩めて丸裸同然にさせられて欧米諸国の金融尖兵であるハゲタカ宣教師たちに、いいように手篭めにされて富を吸い取られたのです。そのうえに日本の庶民の虎の子の郵貯・簡保にまで触手を伸ばしているのです。

このような規制緩和へ手引きしているのが、新自由主義(市場原理主義)を信奉する経済学者や売国政治家、そして彼らに手を貸したのが日銀総裁および大手銀行家たちです。そして彼らの口癖は、「グローバリゼーションの時代、国際競争に勝たなければならない」とほざくのです。グローバリゼーションとは、ハゲタカ(金融マフィア)ヘッジファンド、メガバンク、大手企業、多国籍企業のためのものであって、庶民には無縁、それぞれの国の長い商習慣や身の丈の規制を取っ払ってすっかり丸裸にされた。これらの金融資本主義が日本経済を席巻し、その後その影響で日本の富は彼らに吸い取られ、経済成長の長い低迷を続けているのです。

過去の日記で既述していることですが、規制緩和だのグローバリゼーションだのと言う以前には、国は借金以上に経済成長(名目GDPの増加)をしていましたので、国の借金は問題にする必要もなかった。ところが1990年代後半に入り、金融資本主義の跳梁跋扈を許し、日本の経済成長は止ったままです。

しかも、国の借金(国債発行残高)の7割近くが90年代後半以後に発生させているのです。つまり、僅か15年の間に巨額の借金はしたが、その金は日本の実体経済(名目GDPの増加)に回らず、金融資本主義のブラックホールへ吸い込まれた。さらに日本経済が一人低迷を続けている間に、世界各国は驚異的な経済成長を遂げた。アメリカはイラク戦争やアフガン戦争にうつつを抜かしていながら、1995~2008年の13年間に名目GDPを約2倍(年平均成長率5.5%)の成長を遂げている。こんな馬鹿げたことがありますか?

仮にこの間に日本の経済成長がアメリカと同じ程度になっていれば、名目GDPは現在の2倍、約1000兆円になり、税収も少なく見積もっても80兆円くらいになったであろう。税収減を招いたのは、規制緩和による馬鹿げた金融改革(金融マフィアの横行)がもたらしたものである。

その上に経済音痴のバカかんは、アメリカにおだてられて日本のトップになり、かっての市民感覚を失い、庶民いじめの消費税アップときたもんだ。郵政改革法案はゴミ箱(廃案)に捨てるつもりらしい、あれだけ検察・警察の取り調べの可視化が叫ばれていたにもかかわらず、立ち消えになっている。

誰だってこんなに他人を罵りたくはないけれど、誰かが言わねばならないから言っているのです。

日本の政治を操るためには、現在の検察を温存することが必須なのだろう、そうとしか思えない。参院選後、小沢グループを捨てて、自民党と合併するのが彼の役目、こうして小沢氏を排除しようと企んでいるのだろう。
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