シティサイクルのフレーム塗装が終わりホイールの整備をしています グリスアップをする為に
ローラーブレーキを取り外し、フリーホイールの分解も行います

一般の自転車に使われている 26インチのリアホイールです ハブとフリーホイールの
グリスアップを行います


フリーホイール側です ハブにねじ込むタイプでは無く
ハブ本体に組み込まれています


フリーの反対側にはローラーブレーキが付いています
分解



グリスアップをする為に分解して行きます
ハブナット ワッシャー チェーン引きの順番で外して行きます

まずローラーブレーキを外してしまいましょう
一番外に有る取り付けナットで止まっています



モンキーレンチを取付けナットに掛けます
ブレーキの脚を保持してナットを緩めます
※ 正ネジです


ナットを外しました 結構良く締まっていました


ブレーキ本体は手前へ引き抜く事で ハブ本体から
抜く事ができます


ハブ本体のブレーキ取付け部分です ブレーキ本体を含め
とてもしっかりした造りです 加えて 25年使ったと思えない
くらい綺麗な状態です

フリー側に移ります


ロックナットを緩める為に 玉押しにハブスパナを使います
15mm です

ロックナットにモンキーレンチを掛け 工具を引き寄せる
方向へ力を加えます

ロックナットが外れました



ここからホイールを寝かせます 玉押しを外しました


ハブシャフトは下から引き抜きます



シャフトのブレーキ側にはリテーナーが使われています
グリスもそう汚れていないですね



フリー側はバラ玉が使われています それを全部取り出します
これでハブの回転部分の分解は終わりました
フリーホイール

フリーのメンテナンスをする為に分解します
このタイプは始めて触ります


専用工具が無いので フリーホイールの分解をする為に
マイナスドライバーと金槌を用意しました ドライバーは
捨てても良い様なものです

フリーのロックリングらしい部品の切欠き部分に
マイナスドライバーを当てて金槌で軽く叩いて行きます
今迄の経験でここのネジは、おそらく逆ネジでしょう


ロックリングと思っていた物が外れました これの内側は
ハブの回転部の玉受けになっています
外側はフリーのベアリングの玉押しです 内外で回転部分の
2つの機能を持った 実に上手く考えられた構造だと思います


フリーの中には仁丹と呼ばれるサイズの 1分玉が
使われています 数を読むと 25 個有りました

ボールを取り出すとフリーのラチェット部分が見えます
爪は 2個使われています

ギア部分を上に持ち上げると外れます あ~やってしまった・・・
何気なく持ち上げてハブ本体側に入っていたボールをぶちまけました
ちょっと油断しました きっと幾つか紛失しているでしょう 反省します

フリーのハブ側です ラチェットのギザギザが良く見えます この形状を
広義的にボスと呼ぶ事も有ると思います それでこの構造を持つものは
ボスフリーと呼ぶのでは無いでしょうか これについてご存知の方が
いらっしゃれば是非お教え頂きたいと思います


ハブ側に付いている爪を外してみました
ラチェットを機能させる為に 爪となにがしのバネは
セットで使われています 今回は細いリング状のバネでした


ハブの回転部分を全て分解しました 写真には前輪の部品も
写っていますが、これらを一緒に洗浄しましょう

パーツが細かいのでデグリーザーで飛ばさない様に
気を付けながら丁寧に洗浄しています


各パーツの洗浄が終わりました 特に摩耗が酷くて
交換が必要な物は無さそうです ただ・・・



フリーホイールの内部 部品の爪の片方が割れています
これはちょっと参りましたねえ ハブには FH-AR30 の
刻印が有ります 調べると当時はハブ本体とローラーブレーキ
組み込みのフリーがセットで売られていた様です
廃版になっているハブと、ましてそれに使われている補修パーツが
手に入る訳も無く困りました ちょっと方法を考えましょう

実に綺麗な部品ですね 先程書いたセットで当時の価格が 2千数百円だった様です
シマノさんは凄い物を作りますね さて次回はこのフリーをどうにかしないといけません
次もどうぞお付き合い下さい
前回の作業 【 フロントホイール グリスアップ 】
次の作業 【 フリーホイールの修理 良く出来たと思います 】
ローラーブレーキを取り外し、フリーホイールの分解も行います

一般の自転車に使われている 26インチのリアホイールです ハブとフリーホイールの
グリスアップを行います


フリーホイール側です ハブにねじ込むタイプでは無く
ハブ本体に組み込まれています


フリーの反対側にはローラーブレーキが付いています
分解



グリスアップをする為に分解して行きます
ハブナット ワッシャー チェーン引きの順番で外して行きます

まずローラーブレーキを外してしまいましょう
一番外に有る取り付けナットで止まっています



モンキーレンチを取付けナットに掛けます
ブレーキの脚を保持してナットを緩めます
※ 正ネジです


ナットを外しました 結構良く締まっていました


ブレーキ本体は手前へ引き抜く事で ハブ本体から
抜く事ができます


ハブ本体のブレーキ取付け部分です ブレーキ本体を含め
とてもしっかりした造りです 加えて 25年使ったと思えない
くらい綺麗な状態です

フリー側に移ります


ロックナットを緩める為に 玉押しにハブスパナを使います
15mm です

ロックナットにモンキーレンチを掛け 工具を引き寄せる
方向へ力を加えます

ロックナットが外れました



ここからホイールを寝かせます 玉押しを外しました


ハブシャフトは下から引き抜きます



シャフトのブレーキ側にはリテーナーが使われています
グリスもそう汚れていないですね



フリー側はバラ玉が使われています それを全部取り出します
これでハブの回転部分の分解は終わりました
フリーホイール

フリーのメンテナンスをする為に分解します
このタイプは始めて触ります


専用工具が無いので フリーホイールの分解をする為に
マイナスドライバーと金槌を用意しました ドライバーは
捨てても良い様なものです

フリーのロックリングらしい部品の切欠き部分に
マイナスドライバーを当てて金槌で軽く叩いて行きます
今迄の経験でここのネジは、おそらく逆ネジでしょう


ロックリングと思っていた物が外れました これの内側は
ハブの回転部の玉受けになっています
外側はフリーのベアリングの玉押しです 内外で回転部分の
2つの機能を持った 実に上手く考えられた構造だと思います


フリーの中には仁丹と呼ばれるサイズの 1分玉が
使われています 数を読むと 25 個有りました

ボールを取り出すとフリーのラチェット部分が見えます
爪は 2個使われています

ギア部分を上に持ち上げると外れます あ~やってしまった・・・
何気なく持ち上げてハブ本体側に入っていたボールをぶちまけました
ちょっと油断しました きっと幾つか紛失しているでしょう 反省します

フリーのハブ側です ラチェットのギザギザが良く見えます この形状を
広義的にボスと呼ぶ事も有ると思います それでこの構造を持つものは
ボスフリーと呼ぶのでは無いでしょうか これについてご存知の方が
いらっしゃれば是非お教え頂きたいと思います


ハブ側に付いている爪を外してみました
ラチェットを機能させる為に 爪となにがしのバネは
セットで使われています 今回は細いリング状のバネでした


ハブの回転部分を全て分解しました 写真には前輪の部品も
写っていますが、これらを一緒に洗浄しましょう

パーツが細かいのでデグリーザーで飛ばさない様に
気を付けながら丁寧に洗浄しています


各パーツの洗浄が終わりました 特に摩耗が酷くて
交換が必要な物は無さそうです ただ・・・



フリーホイールの内部 部品の爪の片方が割れています
これはちょっと参りましたねえ ハブには FH-AR30 の
刻印が有ります 調べると当時はハブ本体とローラーブレーキ
組み込みのフリーがセットで売られていた様です
廃版になっているハブと、ましてそれに使われている補修パーツが
手に入る訳も無く困りました ちょっと方法を考えましょう

実に綺麗な部品ですね 先程書いたセットで当時の価格が 2千数百円だった様です
シマノさんは凄い物を作りますね さて次回はこのフリーをどうにかしないといけません
次もどうぞお付き合い下さい
前回の作業 【 フロントホイール グリスアップ 】
次の作業 【 フリーホイールの修理 良く出来たと思います 】
自転車屋のオヤジに聞いたら、爪まで全部バラさねば交換できないのがフラッシュタイプだと聞いたことがあります。
廉価車には最近まで使われていたのですね。いやはや感服です。
この構造の物をフラッシュフリーと思われる根拠は何なんでしょう
フラッシュフリーと言うのが有った事を知っている人はもう少なくなっているでしょうね
私の記憶に残っているフラッシュフリーは 一見ボスタイプとそう変わらない外見をしていました そしてフラッシュの多段フリーも有ります
自転車屋のおやじさんが フラッシュは取り外すと壊れて終りだ、と教えて貰ったのが記憶に残っています
その時は私も子供ながら 何故なんだろうと思いながら、構造まで見る事が出来なかったのが今でも残念に思っています
確信は有りませんが今回のフリー構造を フラッシュと呼ぶのには私の中では少し疑問が有ります
たしかにフラッシュの3Sや4Sがサンツアーのカタログには掲載されていました。値段もボスタイプとたいして変わりません。
このハブは廉価品ゆえ、修理もしないというコストを割り切った製品というのが妥当なのでしょう。
それなりに良くできているのだと感心しました。そして見たことがない部品でも直すキノさんの技(経験)に感服します。
昭和40年頃のスポーツバイクの紹介で ボスフリーとわざわざ謳っていたのが有りましたが 当時、フラッシュフリーと区別をしているんだろうなと思ったのを思い出します
確かな知識では有りませんが 確かフラッシュフリーでは今回の様な 14丁と言う 小さな歯は無かったのじゃ無いでしょうか
今回のこのハブは 触っているととてもしっかりした造りで シマノのやる気と気概を感じ なんとか修理して使ってやりたいと思いました
修理については思っている事を完全に出来る技術も無かったのですが なんとか上手く行ったと言う処です