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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

LOCTITE 221 強度検証

2009-04-11 00:25:19 | 自転車整備 その他 
少し前の日記でHenkelから発売されている 嫌気性接着剤 LOCTITE 222 と290 の
強度検証をやってみました 今回新たに ロックタイト 221 を私の 『 手応え 』と言う
感覚で実地検証をやってみます




3種類のロックタイト ねじの緩み止め剤です この商品の粘度と強度を数字で表してみます

LOCTITE 290 粘度(mPa・s):20~50   強度 破壊/脱出トルク(N.m): 10/29

      222 粘度(mPa・s):900~1500 強度 破壊/脱出トルク(N.m): 6/4

      221 粘度(mPa・s):100~150  強度 破壊/脱出トルク(N.m): 9/5

とこうなるのですが この粘度と強度日常に馴染みの無い単位って実感が湧かないですよね
この 290はネジを締め込んだ後で塗布する後浸透タイプ 222と221は先行塗布タイプです






それぞれをウエスに垂らした状態 この浸み込み方を見ると 
前記粘度の数値は値が小さい方が粘度が低いのですね




221 は本来、先行塗布タイプですが この低粘度であれば充分ネジ部に浸透します
私が求める使用方法から スポークにニップルをねじ込んだ後に 221を浸透させます
固着時間は 25分 これを 1日放置します




ニップルがどれ位の手応えで緩むか バイスにスポークを固定しニップル回しで緩めてみます
この手応えを皆さんにお伝えする為 何も塗っていないニップルが回るスコスコの状態を 【 0 】
スポークを捩じ切ってしまう状態を 【 10 】として表現する事にします  これは前回と同じです




LOCTITE 221 先行塗布 手応えは【 2~2.5 】  
緩み始めるまでは 2.5 の手応えで 一旦緩むとその後は 2 の手応えが最後まで続きます

いやちょっと待てよ 前記の公表データの強度は 222 より 221 の方が強いはず
前回の検証では 222 の手応えは 【 3~4 】 これは納得出来ない 再度試してみよう






221 をニップルをねじ込んだ後で浸透させ 同じ条件で再度検証
手応え 【 2~2.5 】 一回目と同じ手応えです

ふ~ん LOCTITE が公表しているデータから手応えは 4~5 になるのじゃないかと
予想をしていたんですが この結果は予想外
低粘度で 222 よりもう少し強度の有る物が欲しかったのですが これは思惑が外れました

折角ですから 用意した 3種類の手応えをまとめておきましょう

先行塗布
LOCTITE 222 手応え 【 3~4 】 緩み始めが 4 その後 3 の手応えが最後まで続く
      290 手応え 【 7~8 】
後浸透
LOCTITE 221 手応え 【 2~2.5 】
      290 手応え 【 10 】

前回の強度検証の日記はこちら 【 LOCTITE 強度検証 】 2回に分けて書いています
                    【 LOCTITE ある試み 】 こちらが 1回目です

イヤイヤ参りました 221 と 290 これは自転車に使う所が無いじゃないか 
結構お高いのに・・(笑)  

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