Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロード 洗車後のオイルアップ

2022-10-28 20:01:20 | 自転車整備 その他 
ロードレーサーの整備の一環として洗車を行いました 今回は各部のオイルアップを行います
自転車の乗り味を左右する大切な作業です その様子をどうぞご覧下さい





前回洗車を済ませましたのでこれから作動部のオイルアップを行います
特に走行感を左右するチェーンは最高の状態に仕上げたいと思います






洗車が済んだばかりで自転車にはまだ水滴が
残っています




チェーンも水を良く含んでいます もしオイル乗りの悪い
チェーンなら 30分以内にはオイルを注したいですね 
直ぐに錆が発生します




洗車の台数が多ければ自然乾燥させますが この自転車
1台だけなので ブロワーで水滴を飛ばしてしまいます






フレームやサドルの裏なども吹き飛ばします 特にチェーンは
リンク内まで乾燥させるつもりで作業を進めます






チェーンの状態を確認しています 感覚として大丈夫です 





今現在のチェーンの状態です 乾燥し多少オイルの皮膜が残っている感じがします
同じオイルを使うならむ完全に脱脂するより むしろ皮膜を残す方が望ましいと思います






今回使うオイルは水置換の性格を持っていないので 念の為に
良く乾燥させます
ヘヤードライヤーを使いますが 熱し過ぎは絶対に駄目です
手で触れる程度にしています




全体の水分を飛ばし 注油の準備が出来ました




洗車前後のチェーンの様子です



洗車前です これはオイルを追加塗布しながら 600~700km
走行しています これでも音鳴りはしていませんでした






そして今の状態です 洗浄は Wako's のオイルフィルターを
使い その後、中性洗剤を希釈した物で洗っています




さてチェーンから始めます 兵庫県姫路市に会社を構える
ジェイマックス(株)の商品 Dela Dry デラドライ
オイルレス潤滑剤を使います アルコールに CNT が添加され
アルコールが蒸発した後に CNT カーボンナノチューブだけが
残ります 取扱いは自転車業界の老舗 (株)フカヤさんです
価格 100ml 3740円(税込)






容器を良く振り内部を攪拌します




チェーンに万遍なくスプレーします






アルコールが蒸発するまでに クランクを回転させ
CNT をチェーンの隅々まで行き渡らせてやります
この商品はこれだけでも潤滑性能を発揮します




次の作業に掛かります 用意した潤滑剤は 同メーカーの
NANOKORO OIL ナノコロ オイルスプレー これはオイルベースに
やはり CNT が添加された商品で 高い潤滑性能と耐久性を兼ね揃えて
います 価格 250ml 3740円(税込)




チェーンに塗布した Dela Dry のアルコールの蒸発を待つ間に
作動各部にスプレーします フロントディレーラーです






ブレーキの作動部 ゴムにオイルが飛散しない様に
ウエスで養生しています






リアディレーラー その他 STIレバー内部にもスプレーしました
はみ出したオイルは拭き取っておきます 余剰分を残しておいても
汚れるだけで良い事は有りません






チェーンに塗布したアルコールも蒸発しました
次に進みます




チェーンにも ナノコロオイルを使います 本筋はこちらですが
Dera Dry を併用する事で さらに滑らかな使用感を得られます






チェーンのローラー部分やプレート表面にも 充分な量を
スプレーします






クランクを回転させオイルを良く馴染ませます






オイルの量を確認しています オイルは飛散するギリギリ
多めに使うのが良いですね やはり乗って軽く感じます






チェーンのプレート表面にも指で良く馴染ませてやっています
潤いの有る良い状態に仕上がりました






ホイールのリアスプロケットにも潤滑剤は必要です




リムに飛散しない様に気を付け ナノコロオイルをスプレーします






塗装用の刷毛を使い スプロケット全体にオイルを
塗布しています これで今回のオイルアップは完成です





今回使った潤滑剤は両方 ジェイマックス(株)の商品で 潤滑性能は高く加えてオイル持ちが
凄く良い商品です Dela Dry の方は Dela TRAIL と共に (株)フカヤさんの取扱い
ナノコロオイルスプレー と ナノドライスプレーは (株)ヌマタさんの取扱いです





今回のオイルアップ 特にチェーンは丁寧に行いました 手を掛けてやるとそれに応えてくれます
今回の潤滑剤はその軽さと静寂性は乗って直ぐに感じる事が出来ます 乗るのが楽しみです

ナノコロオイルはこちらで購入出来ます 一度覗いてみて下さい

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<潤滑性・持続性の向上に>カーボンナノチューブ(CNT)が金属の隙間に入り込むため、油が蒸発しても潤滑は持続。また、摩擦係数が約40%と低いため、機械に負担をかけない...

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kaz)
2023-04-29 10:06:42
kinoさん、こんにちは😃
いつも楽しくブログ拝見しています。
チェーンについて相談させてください。
私の自転車は451の8段ミニベロですが、
異常に寿命が短いのです。
通勤で雨天走行あり、多少のアップダウンも
ありますが、1000キロはまずもちません。
水洗浄が逆に悪い作用をしているのかもと
今回は無洗浄、3日に一度多めに注油して、
汚れを除去する感じで運用してみたのですが、
期間にして約1ヶ月間、400キロで1%伸びて
しまいました。
チェーンオイルはウェット系でいくつか試したの
ですか、何も変わりませんでした。
全然剛脚自慢とかではなく本当に悩んでる
のですが、クロスバイクよりは速いですし、
信号からのスタートで毎回全力に近い力で
漕いではいますが。。。
特にチェーンが汚れる環境ではなく、
舗装路しか走りません。
このような状況なのですが、どうすれば
平均的な期間使えるようになるのでしょうか?
また、剛脚といわれる乗り手の場合、
これくらいの短寿命になってしまうのは
当然、という感じなのでしょうか?
返信する
kazさん (Kino)
2023-04-29 12:55:33
コメントを有難うございます

400kmの走行で 1%の伸びは辛いですね

まず水を使った洗浄 これはチェーンメーカーも勧めていません
ただチェーンを濡らすのが駄目なら、雨の日に走れなくなってしまいます
濡らした後の処理をしっかりすれば 私は良いのじゃないかと思います

ミニベロ、小径車ですから チェーンステーが短く チェーンの横に対する抵抗が大きいのかと思い少し調べると
ミニベロのチェーンステーって結構長いのですね ロードフレームより長いかも・・

ギアの大きさ
後ろはロードと同等、前はロードより大きいですよね それであれば屈折の大きさも関係が無い・・

ご存知だと思いますが、チェーンの伸びと言う現象は チェーンが屈折を繰り返す事で
チェーンピン、ブッシュ、ブッシュレスならそれに代るもの、ローラー、これらの磨耗で遊びが大きくなり チェーンが長くなると言う理屈です

それは剛脚と呼ばれる人が大きな力を加え クランクを回すと やはり磨耗は早く進むでしょうね

ただ今回のご相談 生憎私にはその原因が分りません 私の周りには造詣の深い人も居ますので、また話題にしてみます
お役に立てずに申し訳ありません
返信する
Unknown (kaz)
2023-04-30 10:37:32
kinoさん
色々思考を巡らせて頂きありがとうございます。
原因はハッキリしないのですが、事実として
伸びている、という感じです。。
この連休中にチェーン、スプロケットを交換し、
次は水を使わず、遅乾性チェーンクリーナーで
クリーニングして、特別なモノではないですが
使用経験のないオイルを試してみます。
また、チェーンに関する深〜いブログ
お待ちしております。
返信する

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