前回部品の洗浄が終わった Campagnolo RECORD ハブ 今回は新しいグリスを使い
丁寧に組立てを行いましょう

前回分解し洗浄まで終わらせた 1973年のカンパニョーロ レコードハブです
今回はこれの組立て調整を行いましょう


各パーツも綺麗になっています スチールボールは
前後とも片方に 9個、使われています


そのサイズは前が 7/32 直径 5.5563mm
後ろは 1/4 直径 6.3500mm です

今回のグリスはフィニッシュラインの
テフロングリスを選びました


リアから進めます まずエアブロワで埃を吹き飛ばします


ハブ本体のカップ 玉受けにグリスを塗布します

グリスの量はこれから並べるボールが落ちない
程度は欲しいです


玉受けにボールを並べます 9 個です


少しグリスを足しておきましょう


一度玉押しを仮入れしてみます


玉押しを回してグリスの量を確認します
これは用途に依って変えていますが
練習用や街乗り用ならやや多目が良いですね
決戦用の様にグリスの量を抑えると 頻繁に
グリスアップをする必要が有ります


反対側にも同じ手順でボールを並べます


グリスを少し足しましょう



玉押しを仮に入れグリスの量の確認です O.K です

ハブシャフトを取り付けます


40 年以上経ったシャフトと玉押しですが 錆の
発生も無く とても綺麗です


シャフトや玉押しにグリスを薄く塗布します
これは回転性能に全く関係有りません 何時までも
部品が綺麗な状態を保つのが目的です


シャフトをハブ本体に差込みます

反対側、右側にシャフトが出ました


ここに玉押しをねじ込みます



右側にはアルミのスペーサーが入ります
これは内部にもグリスを塗った方が良いですね
腐食防止です それをシャフトに通します


舌付ワッシャーです この舌がロックナットと
玉押しの共マイを防ぎます 大切なワッシャーです


ロックナットです 裏側には 73' の刻印
1973 年製です


最後にロックナットを締め込み 各パーツの
組付けは完了です

これから玉当りの調整をします ハブ本体とシャフトを持ち
指先で回転具合を感じ取ります ガタが無く一番滑らかな
部分を探します ガタが出る一歩手前・・

玉押しとロックナットに 14mm のハブスパナを使い
その一番良い点で固定します 幾ら滑らかに回る
と言ってもガタは絶対にいけません
これは一回で決まる事はほとんど無く 自分が納得
出来るまで繰り返す事が多いですね

玉当りの調整が終わりました 決戦用であればかなり
シビアな一点で調整をします ただこうすると早い
時期にガタが出る事も有ります 練習用や街乗り用で
あればやや渋めの調整で良いかと思います

グリスだらけの手で触るので ハブ全体に油脂が付着
しています ウエスで拭き取っておきましょう

手順は同じですが フロントに掛かります


カップにスチールボールを並べます グリスの量の
調整も行い


本体にシャフトを装着します


フロントの玉当りの調整には 13mm のハブスパナと
小振りなモンキーレンチを使います


一つ一つの作業を丁寧に進めフロントハブの
グリスアップと調整も終わりました

この時代のハブにはアルマイト加工がされておらず
アルミの素肌です これは磨けば独特の艶が出ます
部品の性能とは別ですが出来るだけ綺麗にしてやり
たいので 少し磨いておきましょう

Campagnolo RECORD ハブ 41 年前 1973 年製のグリスアップが完了しました
このハブは結構な数が製造されていると思います でも新しく作られる事は
もう無く 世の中から無くなって行くばかりです自転車の一時代を築いた名品
残しておく以上少しでも良い状態を保ってやりたいですね
前回の作業 【 Campagnolo RECORD SF Road HUB グリスアップ 】
丁寧に組立てを行いましょう

前回分解し洗浄まで終わらせた 1973年のカンパニョーロ レコードハブです
今回はこれの組立て調整を行いましょう


各パーツも綺麗になっています スチールボールは
前後とも片方に 9個、使われています


そのサイズは前が 7/32 直径 5.5563mm
後ろは 1/4 直径 6.3500mm です

今回のグリスはフィニッシュラインの
テフロングリスを選びました


リアから進めます まずエアブロワで埃を吹き飛ばします


ハブ本体のカップ 玉受けにグリスを塗布します

グリスの量はこれから並べるボールが落ちない
程度は欲しいです


玉受けにボールを並べます 9 個です


少しグリスを足しておきましょう


一度玉押しを仮入れしてみます


玉押しを回してグリスの量を確認します
これは用途に依って変えていますが
練習用や街乗り用ならやや多目が良いですね
決戦用の様にグリスの量を抑えると 頻繁に
グリスアップをする必要が有ります


反対側にも同じ手順でボールを並べます


グリスを少し足しましょう



玉押しを仮に入れグリスの量の確認です O.K です

ハブシャフトを取り付けます


40 年以上経ったシャフトと玉押しですが 錆の
発生も無く とても綺麗です


シャフトや玉押しにグリスを薄く塗布します
これは回転性能に全く関係有りません 何時までも
部品が綺麗な状態を保つのが目的です


シャフトをハブ本体に差込みます

反対側、右側にシャフトが出ました


ここに玉押しをねじ込みます



右側にはアルミのスペーサーが入ります
これは内部にもグリスを塗った方が良いですね
腐食防止です それをシャフトに通します


舌付ワッシャーです この舌がロックナットと
玉押しの共マイを防ぎます 大切なワッシャーです


ロックナットです 裏側には 73' の刻印
1973 年製です


最後にロックナットを締め込み 各パーツの
組付けは完了です

これから玉当りの調整をします ハブ本体とシャフトを持ち
指先で回転具合を感じ取ります ガタが無く一番滑らかな
部分を探します ガタが出る一歩手前・・

玉押しとロックナットに 14mm のハブスパナを使い
その一番良い点で固定します 幾ら滑らかに回る
と言ってもガタは絶対にいけません
これは一回で決まる事はほとんど無く 自分が納得
出来るまで繰り返す事が多いですね

玉当りの調整が終わりました 決戦用であればかなり
シビアな一点で調整をします ただこうすると早い
時期にガタが出る事も有ります 練習用や街乗り用で
あればやや渋めの調整で良いかと思います

グリスだらけの手で触るので ハブ全体に油脂が付着
しています ウエスで拭き取っておきましょう

手順は同じですが フロントに掛かります


カップにスチールボールを並べます グリスの量の
調整も行い


本体にシャフトを装着します


フロントの玉当りの調整には 13mm のハブスパナと
小振りなモンキーレンチを使います


一つ一つの作業を丁寧に進めフロントハブの
グリスアップと調整も終わりました

この時代のハブにはアルマイト加工がされておらず
アルミの素肌です これは磨けば独特の艶が出ます
部品の性能とは別ですが出来るだけ綺麗にしてやり
たいので 少し磨いておきましょう

Campagnolo RECORD ハブ 41 年前 1973 年製のグリスアップが完了しました
このハブは結構な数が製造されていると思います でも新しく作られる事は
もう無く 世の中から無くなって行くばかりです自転車の一時代を築いた名品
残しておく以上少しでも良い状態を保ってやりたいですね
前回の作業 【 Campagnolo RECORD SF Road HUB グリスアップ 】
Kinoさんは共マイと表現するのですね。
私の住んでいるところでは、共回りと皆言っています。
共マイ 何時頃、何処で覚えたのか思い出せない位昔から使っています 多分仕事絡みの場面でしょうね
供回りとも言いますよ 共マイはやはり現場言葉かも分らないですね
お問い合せの件
今お持ちのハブにカンパレコードの純正以外のパーツが使われており それを純正の物に交換したいが、現在手に入るかと言う事でしょうか
1960年に発売されたレコードハブ 現在は補修部品の供給は有りません
しかし新品未使用の物も上手く出会いが有れば手に入れる事は出来るでしょう ただこれは自分の努力と幸運に恵まれないといけませんね
一般的には博打的な要素は有りますが新品、中古いずれかを オークションで見付ける方法が多いと思います ハブを買って部品取りするのも一つの方法です
長期間に渡り多くの数が製造されたパーツですので 真剣に探せばきっと手に入ると思います
どの様な些細な部品も捨てずに保管しておくと言うのも大切な事で 補修部品の確保には絶えずアンテナを張っておくのも重要ですね
1968年はそれまで鉄の変速機だったのを 初めて軽合金のヌーボレコードを発売した年で カンパが一つの移り変わりをなしとげた時期でも有りますね
レジナフリーを取り付けたままでのグリスアップは可能です
仰っている様にフリーの反対側の回転部を分解し、フリー側へシャフトを抜けば良いですね
その構造は下の記事が参考になるかも分りません レジナのフリーを付けたままシャフトを抜いています
ボスフリーの取り外し 工具が無い
http://blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/ed5e40bcfbc6ebb40f4e00610b919d26