トホホおやぢのブログ.....

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カーボンフレーム工場

2011-02-02 15:52:00 | 自転車事情
 世間巷では、日本製材料(東レ)をつかった台湾メーカー指導の中国工場製のカーボンフレームが、市場を席巻している。しかし、欧州でも数量は少ないながらも独自の技術で自らの生産を維持しているブランドもある。

http://www.catbikes.ch/
(スイスの老舗で、ロングトライアスロン用で有名)

 かつて、Oriaというカーボンフレームメーカーがイタリアにあった。その昔、モゼールがアワレコード出したチューブを製作したメーカーとしても知られていた。が、残念ながら昨年イタリア・ベネチアに近い工場を閉鎖してしまった。(ルーマニアの工場はまだ残っているらしい)どの段階でメイドイン・イタリーと言えるのか?は、相当難しい判断だ。
 その会社の営業責任者だったウォルターとは、たぶん僕がまだサラリーマンでオートバイの仕事をしている時からの知り合いで、当時彼はベルリッキ社(ビモーター・ベーター・ドカッティ・MTBバイクのフレーム生産メーカー)に勤務していたはずだ。その後、ORIA社に勤務して、さらにLARM社でシンテシという自転車メーカーの営業担当者になった時にまた出会い。それから、ORIA社に出戻りで戻った。ORIAが工場を閉めるときに、何を今度はするのかなぁと思っていたら、彼から再びカーボンバイクのフレームメーカーに戻ったと聞いた。

 


その名は、サルト・アントニオ。 フレーム製作工場で歴史は40年を超えるというから、隠れた老舗だ。これは親子の写真

 
 いままで、Kestrelや上記のCatチータ等の何社ものカーボンフレーム工場を見てきた僕ににとって、どんな形でイタリアのカーボンフレーム製作メーカーが生き残っていくのか?とても興味がある。
 
 以前にも書いたが、多く分けて3つの生産方法がある
① ラグ方式 ②モノコック ③ラッピング方式

中国生産のように量産を考えた場合は①もしくは②の方法が多いが、③の場合は、設計が自由でテーラーメイドも可能だが、コストが高い。



この会社は、③の方法で基本的にはCasatiやトマジーニと同じ手法なのだが、それを専門に本格的に30人あまりの職人をつかい様々なフレームを製作して、OEMの生産も請け負っている。

 さらに、日本ではあまり一般的でないがカーボンフレームの直せるという特性を最大限に生かした修理業務もやっている。


 アルバムを整理して掲載するので、こうご期待!イタリアらしいカーボンフレームは必見!


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