先週の話ですが、正味4日間ほど台北で仕事してきました。
新型コロナの対応の時も 台湾は日本よりも先進的な国だなという印象をもちましたが、今回は 地球温暖化対策についても日本よりも優れている点が、たくさんあると感じた旅でした。
それに関連してUbikeというレンタルバイクが台北市内のあちこちにあるのですが、そのシステムとクオリティがすごい。 もちろんこの目的は レンタサイクルにより、環境保護と省エネという目的を目指すものです。
今回の台湾出張で タクシーを使用したのは1回だけ。帰国時に早朝に空港まで行ったときのみでした。そのほかは バスとUbikeでした。いずれの交通手段もGoogleマップと連動していて、現地の言葉がわからない外国人にとってはとても便利なものでした。
バスは 行き先を入力すれば、最寄りのバス停でなんの番号のバスにのればよいかGoogleマップが教えてくれます。
レンタルバイクのUbikeも 行き先を入力すれば、どこにバイクのステーションがあって 何台空きがあるかを表示してくれるのです。
しかも、走りだせばこんなナビ迄!市内は 確かに 交通量が多く危険なのですが・・・・
台北を囲む川にはよく整備されたサイクリングロードがあるので、ホテルから台北ショーの会場迄それを利用しました。
使用方法はネット上に掲載されているので割愛しますが、とても簡単で便利でした。
中国本土でのシェアバイクシステムは、うまくいかず 崩壊したようですが、台湾では インフラ・システムともに これからの時代の最先端をいっているような気がします。
台北ショーでは、多くの企業が 地球温暖化問題に触れていました。この写真は 某(笑)フレームメーカーですが・・・
カーボンリサイクルについて、紹介していました。カーボンリサイクルについては、リサイクルの過程で大量のエネルギー消費をする課題があるそうなのですが、少しづつ前進しているらしいです
また、環境負荷がフレーム材料の中では一番低いという点で、欧州ではクロモリバイクが見直されているようです。そして 修理して乗り続ける権利(サステナブル)が重視されているので、実は リムブレーキは存続し続けるというのが、EUや台湾の人々の見方でした。
日本国内では、リムブレーキがなくなるということが まことしやかに 流布されていますが、どうも そうではないらしい。
ヨーロッパ発の比較的新しい価値観である、企業の社会的責任(ESG)と企業存続の為の商品開発サイクルのバランスが、 今後強く求められるらしいのです。まぁ、もしかしたら これらのEU的な価値観と、真逆の米国大統領が生まれたら、この流れもどうなるか解りませんが・・・・
たぶん、輸入障壁とが自由貿易を阻害するものだと強い姿勢に出て経済的な報復を考えるような気がしますが・・・・少なくとも多くの台湾企業はヨーロッパの価値観に重きを置いているようです。
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