長旅をしたパルマチザーノ

これは、巨大なパルメチザーノ（チーズ）の塊だ。なかなかお目にかかれないシロモノ。コイツは、ほぼ地球を１周してきた。ほぼというのは太平洋だけ横断していないから。

　9月の中旬、トスカーナの北部、大理石で有名なカラーラだっけ？そこらへんで購入された（ハズ）コイツは、大西洋を越え、ワシントンDCを経て砂漠の中の街、ラスベガスへ。そこで、ホテルの冷蔵庫で数日間滞在したあと、いちど生まれ故郷のイタリアに戻った。10月に入って、まもなくイタリアを出て、なんとタイのバンコクに近い？自転車のタイヤ工場の中の冷蔵庫が新たな棲家となって、しばらく南アジアを満喫したのだ。ちなみにこのタイヤ工場というのは、昔のクレメンのタイヤ工場で現在は、チャレンジというメーカーになっている。チューブラタイヤでは、けっこう有名になってきた新しいブランドだが、技術者は旧クレメンの人達なのでそれを知っている人たちからは信頼が厚いらしい。
　ようやく、11月になってこの巨大なパルメチザーノ君は、日本のサイクルモードの時に日本のご主人様の元にたどり着くことができた。

　いつもは、イタリアに行くたびに、まとめ買いをしていたのだけれど今年はその機会が無く。仕方がないので友人のイタリア人に頼んでいたのだ。そんな長旅をしたエピソードがあるからか？なぜかいつも自分が買ってくるのよりも、旨いっ！適度に渋みとコクのあるミディアムボディ以上の赤ワインをチビチビのみながら、チビチビこれをかじるのは絶妙だ。日本では、イタリアワインは高いので、チリワインのコンチャイトロのディアブロ（カベルネソーヴィニオン種）が安くていい。（1300円くらいかな）

　それにしても大きい････重い････。