トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

おやぢのサイクリングのツボ 005

2022-12-25 19:19:44 | 健康&ダイエット
老化に”あらがう”じゃなくてと”うまくつきあう”サイクリング
 
 サイクリングを始めてしばらくのあいだ、「軽いギアでクルクルまわせ」と先輩方にアドバイスされても、ひそかに自己流の方が絶対楽だと頑なに信じていた。さらに坂道に行けば、「先にフロント落として軽くて」なんて言われても、逆にできる限り頑張って、少しづつギアを軽くして脚を温存しようと思っていた。だいたいおやぢ世代は、素直に他人のアドバイスを聞かない。おやぢを手なずけるのは厄介なのだ。こんな輩を改心させるためには、文字化されたそのエビデンスが示されて、ようやく自分の間違いに気が付いて納得するのだ。
 先輩のおやぢ達に幾度も辛酸を舐めさせられて、そのエビデンスとやらも教えられ、どうやら人間のエネルギー源には大きくわけて2種類あって、片方のエネルギー源はダメな乗り方では半日もしないうちに枯渇してしまうということが解ってきた。サイクリングの帰途にヘロヘロになる理由はコレだと確信を持つようになった。その2種類とは・・・・
 
・糖質(グリコーゲン)
・脂質(脂肪)
 
 糖質は、個人差はあるが平均的に体内に1000kcal前後しか蓄えられないらしい。一方脂質は、1㎏で約7000kcalある。体重70㎏で体脂肪率が20%のひとは14㎏の脂肪があるので、7000kcalx14=98,000kcalものエネルギーを理論上は持っていることになる。この脂肪エネルギーを利用することで、糖質を温存すれば帰路にヘロヘロにならないらしいということが解った。ここら辺の話は、マフェトン理論とかATP回路とかミトコンドリア云々とか深いので触れないが、運動おやぢ達が好きなネタでもある。
(参考までに体重70㎏の人がフルマラソンをはしると約3000kcal前後の消費カロリーだ)
 
  この脂肪を効率的に使えれば、エネルギーが枯渇することもなく一日を楽しくサイクリングすることが出来るワケだ。さらに不健康おやぢの友、内臓脂肪を減らすこともできる。特に正しいポジションでのペダリングは、大腰筋類を多用するので内臓脂肪を減らしやすいと言われているのだ。
 
 前述したように坂道でも踏める限りの重いギアを選択し、ギリギリのところで1段軽くする。辛く苦しいこの方法は、頑張ってスポーツしている自己陶酔感を味わっていたように思う。軽いギアを最初から選択したら運動にならないのではと思うおやぢの心理は・・・・
 
重いギア(高負荷)=頑張る=善 ⇒ 運動とはそもそもそういうものだという先入観
軽いギア(低負荷)=楽する=悪(さぼってる) ⇒こりゃ運動とは言えないという先入観 
 
 初めの頃はこんな考え方に支配されていたのだろう。いまでは理解しているが、前者は既往症をもっているおやぢ達に突然死のリスクを高めることになる。さらに、重いギアを踏むような高負荷運動の為のエネルギー源は、糖質が優先して使われる。これは無酸素運動といわれている。一方、脂肪を効率的にエネルギー源として使うには、重いギアでなくて軽いギアを選択するべきなんだ。だから軽いギアでペダルとクルクル回すということが、だんだん経験をつみ学習して解ってきた。持久力はエネルギー源を脂肪とする有酸素運動が重要なんだ。それに頑張りすぎることは既往症を持つおやぢにとっては、時として危険であるばかりか、憎き内臓脂肪を効率よく減らせないということだ。
 
 低負荷の有酸素運動から徐々に運動強度をあげるとだんだん無酸素運動が優位になっていく、すなわち低負荷の段階では脂肪がエネルギー源につかわれ、強度が上がるにつれて糖質をエネルギー源として使う割合が増える。その分かれ目を乳酸閾値(LT値)といい、心拍計でデーターをとって記録しているとだいたい〇〇〇くらいの心拍数が乳酸閾値だろうという事が解ってくる。
 
 健康の為にサイクリングするなら、そんなに頑張る必要はない。逆に既往症があった場合は、頑張りすぎることはリスクが高くなる可能性もある。
 
 若い頃は、競争に勝ちたとか、ライバルには負けないぞとか、ここで遅れたらかっこわるいとか・・・・そんなことを理由にモチベーションを維持したときもあったように思う。でも既に老化してしまった肉体を持つ身としては、ライバルは自分自身の過去だ。それといかに健康的に旨いもの飲んで喰ってピンピンコロリの人生物語をエンディングさせることがモチベーションになって来たような気がする。
つづく・・・・
本日のツボ
☆頑張りすぎるのは危険かも
☆頑張りすぎると脂肪は燃えない
☆ライバルは自分自身の過去、周囲は関係ない
☆サイクリングして旨いものを飲み食いしよう
写真はさいたま市の”秋ヶ瀬富士見の土手” 撮影は山口和幸氏 後ろに富士山が見える、こんどはモルゲンロートの富士山をバックに撮影したいな(笑)

おやぢのサイクリングのツボ 004

2022-12-25 19:10:25 | 健康&ダイエット
 
老化とサイクリングネタの続き・・・・
 
「老化にあらがう」ではなくて、「老化したから自転車に乗る」視点での記述が残念ながら、あまりなかったような気がするので43歳あたりから本格的に乗り始めた経験をもとに、思い出がてら書いてみる。
 
 医者に「あなたは脂質異常症(当時は高脂血症)という病気ですから、煙草を止めて、運動しなさい。」と言われても、せいぜい月に1~2回程度のMTBのダウンヒルしかせず、暴飲暴食と時々のゴルフに明け暮れていた。そのころは体重が80㎏を超えていた。とあるキッカケで煙草をやめたが、これ以上肥えたらヤバいと思い、痩せるサプリをいろいろ試みた。しかし思うように体重は張らず失敗。そして22年前の正月に、近所の公園をジョグした。この公園は、健康診断の度に「運動しろ」と言われるので年に数回はジョグしていた。しかし3㎞が限界だった。でも煙草をやめて3か月後の22年前の正月にその公園を5㎞走れた。煙草を止めた効果は凄いと思った。それから年に数回だったジョグが、1週間に1回程度になり距離も増え体重も減り始めた。
 
 たまたま新聞を読んでいたら、マラソン中の突然死の記事が載っていた。それは血がドロドロと関係があるような内容だったので、急に不安になり医者に相談したら(この医者が運よくアタリだった)負荷心電図をとってくれた。そして、いまのところ絶対ではないけれど突然死のリスクは低いという診断だった。そして彼は「ランもいいけれど、バイクとかスイムもいいんだよ」と教えてくれた。「バイク!?それオイラの仕事じゃん(笑)」
 年に数回!?しか乗らなかった #Tommasinisintesi。 時々ワインを飲みながら掃除することの方が多かったかもしれない。ちょうどその頃、とある居酒屋の店主の紹介で、サイクリングクラブに入ることになった。軽いギアでクルクル回せと教えてもらったけれど、なかなかそれが出来なかった。夕暮れの黄昏時の荒川サイクリングロード、オイラよりもずっと年上のおやぢ達にちぎられ、彼らが視界から遠く離れ消えていった。今では理解できるが、重すぎるギアを踏んでいたので夕暮れには「脚がなくなって」いたのだ。当時は理解できず、とても?? あのおぢさん達はおかしいと思っていた。
 
 その頃は、有酸素運動と無酸素運動といこともわからず、苦しかった記憶が多いけれど、荒川沿いや奥武蔵の景色は、なんで都会にこんな近いところでこんな素晴らしい景色があるんだろうと、再びサイクリングで訪れたい気持ちの方が強かった。
本日のツボ
☆良い医者をみつけよう
☆少し軽すぎるかな?と感じるギア比でくるくる回すと結果としてロングライドがラク
☆走ることが目的だと長続きしない
つづく・・・・・
(写真は荒川周辺、昔酒の肴だった #テーラーメイドバイク の #tommasinibcyces は、いまでも現役で #グラベル も走っている。)
 
 

おやぢのサイクリングのツボ 003

2022-12-25 19:01:33 | 健康&ダイエット
特にサイクリングの場合、マナーって自らの安全を担保する為の作法で本質的には、自分の為だ。
====================
実際に、自分自身も、ロードバイクに乗り始めた頃、なぜか微妙に手信号を出すのが恥ずかしかった。大袈裟のような気もした・・・
 
いまじゃ、追突されたくないから、後方に気配を感じるときは真剣に手信号をだす(笑)
四輪自動車に自分の動きを理解してもらうために、大袈裟とおもえるようなアクションで点信号をだす・・・
 
つづく・・・・

おやぢのサイクリングのツボ 002

2022-12-25 18:48:45 | 健康&ダイエット
日本人の平均年齢は48歳弱、生産年齢は50歳を超えているという。おやぢから乗り始めたのが、かなりの割合か…
「老化にあらがう」
じゃななくて
「老化したから自転車にのる」
と思う。それは、痛風・高血圧・脂質異常症・糖尿病・動脈硬化だったりする。健康診断の結果が悪くて、医者に運動しろと言れたのがキッカケのはずだ。しかし、残念ながら、具体的なアドバイスをしてくれるドクターは多くない。まして上記の既往症があったりしたら、死に至るリスクもある。僕の場合は循環器系(内科)のスポーツドクターが身近に居たので助かった。父方も母方も血液ドロドロ系の遺伝的な問題があったからだ。
 
 以前、高血圧を理由に運動を始めトライアスロンをやっていた友人が、大動脈解離で突然亡くなった。数週間前にマラニックで30㎞走って一緒に酒を飲んでいたのだ。亡くなる迄、彼が高血圧であることを知らなかった。
 もし健康上の理由でサイクリングに限らず、運動を始めようと思うなら、中高年の運動に理解のあるドクターに相談してから始めた方がいい。少なくともリスクが高いか低いかわかることは、老化した体とうまく付き合うには重要なことだ。
 
☆自分自身を知ること 重要だね
 

おやぢのサイクリングのツボ 001

2022-12-25 18:41:47 | 健康&ダイエット
#おやぢのサイクリングのツボ シリーズ
 
リスク(危険)を知る
・サイクリングに慣れてくると1日100㎞以上走れるように
なります。
・でも、長距離を走れば、疲労で注意力も散漫になります。
そして
“見ていても、見えてない”  ことが発生します
~~~~~~~~~~~~~~~~~~