トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

「走って埼玉!その2」

2019-04-16 21:35:00 | 旅 (自転車)
 そう、埼玉県民サイクリストは この地【彩の国】に誇りをもっているのだ。埼玉都民サイクリストの類は、いわばサイクリストの初心者と言える。彼らは、快適に楽れるすばらしい場所を知らないからだ。

たぶん、埼玉都民は、この場所が、【彩の国】埼玉と言っても信じないかもしれない・・・・


武蔵嵐山、ときがわの桜堤


これらの峠からは、東京の街並みが箱庭のように見渡せる
朝日の横に見える針のような塔は、スカイツリーだ


こんな美しい場所が、日帰りで簡単にいけるなんて信じられないだろう


まさに職住楽近接の景色、
自分の働いている場所が見えている
自分の住んでいる街が見えている
そして、そこから自分の足で走ってきた感動・・・・・・

そして季節が秋になれば、こんな景色も・・・



あ、秋になる前の5月に荒川沿いでこんな景色もある


荒川といえば、天気に恵まれれば、都心からほど近い
彩湖とか秋ヶ瀬公園付近からの富士山。実はすごくきれいだ

彩の国からみる富士山が一番バランスがとれているんじゃないか?と思う

こんな身近な自転車旅が簡単に味わえることをもっと知ってほしいと思う

それと忘れちゃいけないのが・・・・

実は、ここはB級グルメの宝庫でもあるし、地酒も美味しい(もちろん、おみやげ)



実は、クロモリバイク Calamita(カラミータ)が生まれたのは、こんな景色の中から生まれた
荒川から奥武蔵が、商品開発のラボだったんだ。

TommasiniやCasatiの販売に関わって来て、このようなバイクに乗るサイクリストはただ走るだけじゃなくて、季節を愛で、花を愛で、歴史や風土・・・・・・愛する人が少なくない。
たぶん、それは自転車に乗って自然と共存する感覚に近いと思う。

逆に、挑戦という言葉にシフトしているサイクリストは早さを追求し、特に若い人ほど季節を彩る草花にあまり関心はない。『若いころの自分もそうだったのかもしれない』というか、レーシングカーに乗って、スピードを確かめたくなるような感覚なのかもしれない。
 出来の良いクロモリバイクは、周囲を観察する余裕を与えてくれる。適度な柔軟性は、体にもやさしい。

 だから、この素晴らしいエリアを誰でも簡単に楽しむ為に、出来の良いクロモリバイクをリーズナブルな価格で作ろうと思ったのがキッカケ




走って埼玉!その1

2019-04-11 20:52:00 | 旅 (自転車)
 今年なって、『跳んで埼玉!』なる映画が、地元を中心にブームらしい。埼玉があまりにも人気が無いのを自虐的にデスッた漫画が元らしい。実際のところ、都道府県別のブランド力とか幸福度・魅力度調査でいつもワースト5の常連なので仕方のないことかもしれない。非国民ならぬ、多くの非県民はそれを暗に認めているフシがある・・・・いわゆる埼玉都民といわれている人種だangeranger
 しかし、サイクリングを身近に感じているサイクリストにとっては実は埼玉は最高の場所だ。それはなぜかとい、うと【職住近接】という言葉があるがサイクリストにとっては【職住楽近接】をほぼ100%完璧に実現できているのが埼玉だからだ。
 そりゃ、時間とお金を掛ければ埼玉以上に素晴らしい景色や自然は沢山ある。まず埼玉には、『跳んで埼玉!』の映画の中でも言われたように海が無いからね・・・・それでも・・



文字だけ見る限り、それは千葉も神奈川もいっしょじゃないの?なんて言われそうだが・・・・
具体的に検証するといかに優れているかがわかる・・・



都心から、50kmってのはこんな広範囲だ・・・埼玉県内のサイクリストだったら50kmはすぐソコ感覚がわかるはず。初心者でも、1年も経てば一日100km走る事がそれほど難しいことではないことが解ってくる。大都市圏に近接した他の都道府県の多くは、サイクリングを楽しむ環境に行く付くまでに、多くの障害が有る。それは、一番は自宅を出て幹線道路を恐怖に怯えながらはしり、初心者の場合は何処に行けばいいのかわからず、ましてトラブルが有ったらどうしようなんて思うと、サイクリングの楽しみを理解する前に、それを諦めることなる・・・・
しかし、埼玉はそこがちがう!




これは、ほんの一部で、ほとんどの河川の土手の上は、河川管理道路として、歩行者・自転車専用となっているのだ。埼玉を走るサイクリストはこれを当たり前と思っているようだが、自動車王国の愛知県に流れる木曽川・長良川などの堤防の上は、基本的に四輪自動車の道路になっているのだ。サイクリストが快適に走れるのは一部だけ、一方埼玉県は南北に流れる河川沿いにサイクリングロードがあるために、ストレスなくとても安全に田舎に行くことができるワケだ。

関西方面から転勤してきたサイクリストが、みな評価するのはこの点だ。その気になれば、早朝出勤前に、50kmくらい簡単に走る事もできる。事実、夜明けと同時に彩湖には練習熱心なサイクリストが集まってくるし、単純に花や素晴らしい富士山の景色を愛でる為に朝サイもできる環境なんだから・・・

さいたま市の中心部から、30分以内でこんな景色がサイクリストを迎えてくれる、景色だけじゃなくて、
実は、豊かな自然の恵みもあるのだ。
ただ走るだけじゃ、つまらないからね・・・・つづく


輪行のすすめ・・・・

2018-11-12 19:10:00 | 旅 (自転車)
たぶん、多くの人はこの先にある素晴らしい景色が見えていなくて、ネガティブな要素しか思いつかないのかもしれない

(ボクは8?歳だけど、そんなに重くないよ)

【ネガティブな要素】
■重い
■自転車を持っての移動が大変そう
■自転車が傷つくかも知れない
■簡単にできるとは思えない
が、慣れてしまうといずれもそれは杞憂だと自信を持って言える。それよりも、その素晴らしさを語らずにはいられない

【ポジティブな要素】
☆帰りの時間を気にしなくて済む
☆疲れたら止められる
☆同じ場所でも、まったく違った景色(黄昏時の里山など)
☆日帰りでも遠くに行ける
☆行動の自由度が格段に向上する
☆飲める(輪行後、運転しない場合)注)一般的なタクシーは2台と2名がOKだ。

■重い
宿泊を何日も伴う輪行ならば、荷物は多くなるので重くなるかもしれないが、前もって送っておく方法もある。現在はどうだか不明だが、郵便局の局留はなんらかの理由で行けなくなった場合、放っておけば差出人に戻されるので便利だ。それに、近頃のサイクルウエアは一晩で乾く(これには、ちょっとしたコツがあるが)ので、1~2泊くらいならば、特に夏場は荷物はとても少なくなるのだ。1泊くらいだと、日帰りの荷物とほとんど変わらない。宿泊先に浴衣でもあれば、なおさらだ。近頃は、自転車も軽いしね。

■自転車を持っての移動が大変そう
ほとんどの場合、肩紐の長さが適切でない場合がほとんどだ。正しいパッキングと正しい持ち方であれば、小走りだって可能だ。クイックやペダルが体に刺さって痛みを感じたりするのは、正しいパッキングではない。ただ、通勤ラッシュはさすがに覚悟が必要。タテ型(オーストリッチL100タイプ)ならまだしも、横型はさすがにチョット薦められない

■自転車が傷つくかも知れない
正しいパッキングをすれば、ほぼ99%傷つくことは無い。

■簡単にできるとは思えない
こればっかりは、練習と慣れが必要で、慣れてしまえば10分以内で簡単に収納できる。


☆帰りの時間を気にしなくて済む
時間的な制約が無くなることで、来た道を戻らなくていい。新しいプチ冒険もできる。いいことだらけだ。

☆疲れたら止められる
最寄りの駅で、いつでもサイクリングを中断することができる。いまは、スマホのマップがあるので、とても便利だ。

☆同じ場所でも、まったく違った景色(黄昏時の里山など)
時間的な制約が無くなることで、昼間の景色とは全く違った景色に遭遇することができる。また雰囲気も違う、夏の終わりの黄昏時に、蜩の合唱なんてまるで映画の中の世界を体験する感じだ。

☆日帰りでも遠くに行ける
電車を使えば、かなり遠くに行って、サイクリングを楽しむことができるし、午前中だけとか午後だけでも、かなりかなり楽しむことが可能になる。例えば、都内から日光まで輪行して、いろは坂を上って、群馬県側に抜けてなんてコースは日帰りでも比較的簡単にできるダイナミックなコースだ。それに私鉄は日光まで1200円チョットだ。日光周辺だけでも十分楽しい。」

☆行動の自由度が格段に向上する
いわずもがな・・・


☆飲める(輪行後、運転しない場合)注)一般的なタクシーは2台と2名がOKだ。
一部の大人の自転車乗りにとっては、これが一番重要かもしれない。旅先での地酒や郷土料理やB級グルメは、自転車旅の思い出を構成する重要な要素であるところは、万人の認めるところであると固く思う。仲間達と遠隔地からのオススメは、普通車のグリーン車が快適だ。長いはずの距離が、思い出話と愉快空間であっという間に過ぎ去ってしまうことに気が付くはずだ。
それに多少沢山たべて飲んでも、昼間のサイクリングの消費エネルギーは以外と多いので、バランスもいい。






1年ぶりの投稿・・・ミラノのスリ事情・・・

2014-12-12 13:13:00 | 旅 (自転車)
 久々に、ブログを書く・・・・
 イタリアベローナから、なんて書くとカッコイイが、単純に時差ぼけで眠りが浅く、昨晩寝たのが12時過ぎなのに、午前4時に目が覚めてしまったからだ。


(ミラノの中心部 ドウモ)

 一番初めに、イタリアを訪れたのは、たぶん約28年前だったと思う。その頃はまだ通貨ユーロが存在しなくて、イタリアはリラだった。ミラノの駅や街の中心部のドウモ周辺(写真)には、ホームレスみたいないわゆるジプシーの人達が沢山いた。少なからず、その中の連中の何人かは旅行者の財布やカバンを狙っていてその手口は巧妙というか?大胆というか?その執拗な攻撃に慣れない日本人旅行者は格好の餌食にされたものだった。
でも、昨今はそんなジプシーの連中は、少なくともミラノやローマからほとんど居なくなって、子供を抱いた女性のジプシー達がかつてに比べれば上品に小銭をねだる位だ。


(ミラノ中央駅)


 ジプシーに限らず、コソ泥は話に聞くと相変わらず存在するらしい。今年、保税倉庫から輸入しようとしていた高級バイクフレームが、多数盗難にあったことを考えると、本質的にはあまり変わっていないかもしれない。
 幸いにして?!28年前の一番最初イタリアの訪問の時に、その洗礼を受けた。ホテルのロビーで電話をしている間に両足の間においていたカバンが見事に無くなっていたのだ。最初は何が起きたか理解できなかった。その見事さに自分がどこかにカバンを置き忘れたと思ったほどだ。仕事の書類とカメラとやられてしまった。幸いパスポートをお金は自分の体に身につけていた。不思議なことに、朝盗まれたカバンはカメラを除いて夕方には、そのホテルのロビーに届けられていた。それから、この手の被害には会っていない。


典型的な手口にはこんなパターンがある

*ケッチャップやコーヒーをわざとらしく掛けられて、その間にもう一人の相棒が、財布を抜き取るという手口は、よく聞く話だ。

*新聞を持った数人に囲まれ、無理やり半強奪で財布を取られるパターン

*少年が走って来て、ハンドバックを取られるパターン


*メトロの階段などで、すれちがいざまに最初に一人がショルダーバックのジッパーを開けて、次の相棒がすれ違いざまに中身を頂戴するパターン

*列車にのったとき、大きなバックを棚に上げるのを手伝うふりをしながら、別の相棒が貴重品の入ったハンドバックやショルダーを盗むパターン

*母親が子供を見せるふりをしながら、ポケットの内側の財布に手を出すパターン


 これらのパターンは、自分の目の前で起こったことも多数あるし、やられているのを助けたことも少なくない。狙われる日本人旅行者も、ポケットの財布をまさぐられているのがわかりつつ、吃驚してフリーズしてしまうケースが多いらしく、堂々財布を抜き取られてしまったケースも多いと聞く。そんな場合は、日本語でもいいので、大声を出して暴れてしまえば、ほとんどの場合は連中の方から逃げていくようだ。(この経験は何度かある。「テメ~バカヤロ~アッチイケ~!」てな事を叫んだ記憶がある(笑)

実は、盗まれることを前提に行動して、もし自分がコソ泥だったらなんて自分自信を客観的にみれるようになると、自分が狙われている視線を感じることができるようになる。また人通りの少なそうなメトロの入り口は避けるようになるし(遠回りするに限る)、なによりも金のなさそうな恰好をすると、彼らから相手にもしてもらえない。その昔、何人かの日本人の取引先とミラノのドウモ周辺と駅前に行ったときは、残念?ながら僕だけが、彼らから相手にされなかった(笑)それと少々歩きにくいけれど、ズボンの前ポケットに財布を入れておくのも、僕的にはアリだなと思っている。
あと、上着の内ポケットに財布を入れておくときは、必ずボタンを掛けておくと簡単にはやられない。


 ここ10年以上前から、ジプシーの人達や狙われているような視線も、ミラノではあまり感じなくなった。最近は、こんなノウハウも要らなくなったような気もする。でも、安心はしていられない、一年のうち多くをイタリアで過ごす有名なフォトグラファーでさえ、5~6年前だったか?地下鉄で一式やられてしまったというぐらいだから、彼らの能力も別の意味で向上しているのかもしれない。

自転車で探る奥武蔵の魅力 vol.2

2013-12-24 20:39:00 | 旅 (自転車)
 魅力の無い県ワースト3に入る原因のひとつは、この県の住人自らがそれを肯定している気がしてならない。都心にアクセスが良いという理由だけでこのエリアに居を定め、その生息範囲は住居と仕事場である都心の南北の移動がほとんどだ。いわゆる埼玉都民である。
 東西の行動範囲は南北の移動距離に比べるとかなり限定されるようだ。だから、彼らが持つ情報は、そのほとんどが南北の移動範囲に限られてしまう。さらに情報が正しく評価されていないが故に、彼らの週末のレジャーはメジャーな都内とか、あるいは北関東や房総・湘南等に電車や自動車で行ってしまうらしい。その結果、ますます自分たちの住む埼玉県の魅力を認識しないことになる。
 また、魅力を発信すべき側の人達は、彼らが日常的に手にしているその価値を特別だと思わない。だから彼らの多くが、「こんなことが、魅力=観光資源になるの?」なんて思いがちなのだ。その結果、下手糞なアピール方法になってしまうこともしばしば・・・・

 でも、その魅力をはじめて体験する人にとっては、
「わ~~~すげ~~~っ!」
「こんなところで~~~~っ!」
「また、別の季節に来てみた~い!」
てなことになる。
それは、人間自身がエンジンなので行動範囲はおのずと限定される自転車であるからこその感動だ。それとスピードが遅く、気軽に寄り道できることから、今迄見えなかった発見がすごく多い。
 僕の記憶の中では、ミカン畑を登って弓立山(都幾川)の頂上からの景色は、関東平野の広さだけでなく、地球が丸いということを意識した衝撃的な景色だった。今なら、そこから東京スカイツリーもしっかり見える。

 浦和の秋ヶ瀬に戻って、自分が上った稜線が見えると、なんとも言い表せない感動に浸っていた記憶がある。
 残念ながら、日本にはサイクリスト用道路標識がヨーロッパのように整備されていない。近郊では群馬県が最近力を入れているが、標識が無ければ、別の手段でサイクリングマップってことになる。



 埼玉県のサイクリングの魅力は、川沿いにサイクリングロードらしき(らしき・・・オランダやドイツのそれと比較した場合の表現)ものが沢山あることだ。西から、代表的な河川では、入間川、荒川、芝川(見沼代用水)、江戸川が東京湾に注ぎ、西から東にかけて利根川が貫いている。埼玉県がサイクリングマップを無料で発行しているので、是非取り寄せてみてほしい。

埼玉県県土整備部 道路環境課
電話 048-830-5103
www.pref.saitama.lg.jp/site/gurutto



 前置きはさておき、今回は彩湖自然観察センターの展望台と治水橋の眺望について紹介することにする。

【彩湖自然観察センターの展望 】
彩湖は、ランとバイカーの練習聖地ともいえる場所だ。


エンデューロのレースも開催される。でも遊戯施設の近所で遊んでいる子供達には気を付けなければいけないけれど、西側の荒川沿いの土手はロンドンオリンピックのマラソンに出場した藤原新選手も練習コースに使用しているほどだ。基本的に、同じところをグルグル回るのは”自転車の探る奥武蔵の魅力”の主旨から反するので、詳細は実際に訪ねてみてほしい。天気が良い時に外せない場所が、彩湖自然観察センターの5Fの展望台だ。天気が良ければ、関東平野が山に囲まれていることが良くわかる。何が見えるかは行ってのお楽しみ。望遠鏡も無料でみることができる。夕刻の日が沈む時の素晴らしい眺望は、言葉を失うほどだ。



奥武蔵の稜線が、見えるのも楽しい。あんなところまで、日帰りできるのか!?と思うと次のサイクリングが待ち遠しくなる。

【ちなみにこれは、堂平の展望台、慣れれば都内から日帰りできるんだなぁ!】

グーグルマップで、ココです。
https://plus.google.com/108718650011715764953/about?gl=jp&hl=ja



【治水橋の眺望】
 治水橋、川面からの橋高がここらへんでは、一番高いらしい。なので、ここも素晴らしい眺望が見ることができる。荒川CRは、この橋の下を通過してしまうけれど、実はここは川越へ向かう最短ルートで通る場所だ。

ここからの陣馬山、大菩薩嶺と富士山の景色が何度見ても素晴らしい。新宿の高層ビル群はわかりやすいが、実は六本木ヒルズも確認できる。

自動車で通過してしまうと、その素晴らしい眺望に気が付かないことも多い。簡単に止まることもできないので、なおさらだ。自転車は、気軽に停止して景色を堪能できる。そんな素晴らしいことに気が付いたのは、残念ながら生まれて半世紀近くなってからだった・・・・。