8月7日、金沢市民芸術村『里山の家』にて、おなじみ『笑福亭小つるのき楽寄席』が開催されました。わたくし、いつものお茶子です(そしてオットはカメラマン)。
き楽寄席の『き』は『きもの』の『き』でもあり。名物、女性スタッフの着物姿。
今日の着物:かぶとむし(ベルさんにいただく)
今日の帯:抱き茗荷(ヤフオク)
今日の半衿:白絽半衿(長襦袢についてた)
今日の帯揚:青花ハギレ(大須骨董市)
今日の帯締:ぷっくり小花の三分紐青(すずめのトランク)
今日の帯留:紅白鶴(ことりちゃんにいただく)
今日の足袋:麻白足袋(まねきや)
今日の下駄:赤緑鎌倉彫台緑花緒(松屋)
今日の簪:風鈴金魚鉢(園芸屋で買った小さい風鈴から自作)
この着物…師匠もスタッフのみんなにも、見るなり笑ってもらえましたー。嬉しい嬉しい。
笑える着物はできるだけ人目に触れるところで着たいもの。それに今日のき楽寄席は、前の邦楽ホールと違って気持ちも楽ちんな里山の家だし。春團治師匠仁鶴師匠の前ならこんなふざけたかっこはできませんが、小つる師匠だし。お祭り気分でいてもいいかーと思って、このいでたちとなりました。
これから始まる落語会の打ち合わせもそこそこに、次回の襲名披露の話。この『き楽寄席』世話人一同で、後ろ幕を贈るのです。デザインは既に決まり、色をどうするかの話し合い。ああ、『笑福亭枝鶴』襲名しはるんやなぁ…という気持ちがひたひたと押し寄せてきます。
リラックスしたまま、さぁ開演です。お客様の入りもまずまず。
客席と高座の近いこの寄席、師匠も親しくおしゃべりするようなマクラから、一席目は『平林』。前座噺をベテランがやるとどうなるか?という席亭なぁさんのマニヤなリクエストにより選ばれたそうで。
そういえば、今から12年ほど前に初めてナマで落語を聞いたとき。それがこの『平林』、演ずるは同じく小つる師匠でした。それまでわたくしの人生とは全く接点がなかった落語、これがはまっていくきっかけだったのでした。面白かった!
そして今また聴く『平林』。こんなにたくさんの個性豊かな人々が登場する噺だったのですね。最後に踊りだしちゃう貞吉の、これまた陽気なことといったら。
中入りでなぁさんトークをはさんで二席目は『ろくろっ首』。怪談噺かと思いきや、怖いより笑いが前に出てくるのが上方落語♪
ちょっとえっちで楽しい噺、会場もくすりと笑ったりにやりと笑ったり、最後はアハハの気持ちいい時間でした。今回も良く笑った♪
そのあとはお楽しみ抽選会。小つる師匠の手ぬぐいや、先代の枝鶴師匠が襲名したときの手ぬぐいなんて貴重品も出たりして、大盛り上がり。小つる師匠、握手にサインにおおわらわでした。
お客様が笑顔でお帰りになっていかれます。スタッフやってよかったと思うひととき。
そして、打ち上げ。乾杯のビールが本当に美味しい。
打ち上げの席でも、今回の反省よりも次回のことが話題になりました。成功させねば、襲名披露!
さてそして、花火です。お昼過ぎに通り雨があり、洗われた空気の中で華が映えます!
落語を聴いて、お酒飲んで花火見て。スタッフなのに思いっきりリラックスした楽しんだ今回のき楽寄席でした。次回はこうはいかないわ!
その、次回。
平成23年1月8日(土)、石川県立音楽堂邦楽ホールにて
『小つる改め六代目笑福亭枝鶴 襲名披露興行 金沢公演』
が、開催されます。
わたくし、ここでもお茶子をさせていただくことになりました。今までの公演とは違い、襲名披露興行ということでいろいろと特別なことがあるそうで、師匠にも教えていただいて練習をしないといけません。今からかなり緊張、ドキドキしております。
春團治師匠や仁鶴師匠もいらっしゃるこの襲名披露興行。このブログをお読みのみなさまも、ぜひ脚をお運びくださいませ。
お問い合わせは、この記事のコメントでもメールでも、または直接金沢落語情報にご連絡くださいましね。
襲名が近づくにつれてますます面白くなって来てますわ、小つる師匠♪
カブトムシとスイカ!!
あなたでなければ着こなせませんわ^0^
こ~んな着物あるんですねぇ~♪
たのし~*^^*
わぁ~ナマで見たかったですね~
ふざけた、おもしろ浴衣ですが、葉さんが装うと、上品高級に見えます。
皆さんに、たくさんお披露目して、面白がってもらってください。
面白柄も着る人の心意気で素敵に!
落語も大昔に行ったきりですが、また行って見ようという風に思います。
東京のときに行ってみよう。
以前コメントしそびれましたが、カメラのシャッター音の防音に手作りのカバーをアップされていて、感心しました。見習わなければ。
あはは~、金沢の仲間にも「これは葉さんでないと」とか、言われちゃいましたわ。
着物って、かたちが決まっているだけに柄とか組み合わせとかでいろいろ遊べます。それもまた、キモノの醍醐味かと。
まりんか☆さんも、ぜひ~。
満を持して、みなさまにご披露いたしましたわカブトムシキモノ!受けました~笑ってもらいました~。もう、嬉しい嬉しい。ベルさんのおかげです、ありがとうございます!!
お宝になりましたこのキモノ、またタイミングを見計らって着て参じますわ。いっかいくらいはそれでベルさんともナマでお目にかかりたい。娘さんにもよろしくお伝えくださいませ。
わあい、ありがとうございます~。
楽しいキモノは、受け止めてくれる方があってこそ。
面白柄とは言っても、お茶目な中になんか品がありますでしょ、このかぶとむし。言えわたくしはそう思っているのです。ですったら。
防音カバーに目を留めてくださってありがとうございます。あれは本当に、オットとわたくしの苦心の作ですの。
いい絵は残したい、けれども楽しい時間を音で邪魔してしまってはそもそもいい絵にならない。これからも、工夫は続けますわ~。
東京公演にいらしてくださるのも、感謝です!チケットなどの詳細はこちらか、金沢落語情報http://homepage2.nifty.com/kanazawa-rakugo/にてごあんない申し上げますね。どうぞお楽しみにいらしてくださいませ♪