キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

ロートレックに振られた

2007年12月25日 | 今日のキモノ

  今日は、愛知県美術館に『ロートレック展』を観にいく予定でした。
  ロートレックといえば、19世紀末パリ、アールヌーヴォーの時代。よし、あの羽織を着よう。

 この羽織。なんかアールヌーヴォーって感じがしませんこと?
  
 今日の羽織:アールヌーヴォー羽織(江口屋5000円)
 今日の着物:葡萄錦紗小紋(きむら8000円)
 今日の帯:mina葉っぱ帯(mayさんよりいただきことりしゃん作)
 今日の半衿:ブルー水玉(和裁の先生よりいただいたハギレ)
 今日の帯揚:薔薇レース帯揚(Berry工房)
 今日の帯締:水色橙雪輪平組(ヤフオク)
 今日の簪:七宝魚(ちゃいずさん)
 今日の羽織紐:雪結晶(みっちゃん作)
 今日の足袋:ベージュ古典柄(まねきや)
 今日の草履:畳表右近縞鼻緒(松屋)
 
 日曜日にできあがった葉っぱ帯をさっそく着用。この柄もなんとなくアールヌーヴォー。
 と、アールヌーヴォーなコーデでロートレック♪と足取りも軽く愛知県美術館に行きましたら・・・

 ・・・・お休み、でした~~~~(泣)。
 定休日は月曜日なのだけど、昨日の月曜日が振替休日だったから今日が振替休館日。あああ(泣)。
 せっかく出てきたから他の美術館‥と思いましたら、名古屋市美術館も振替休日。ボストン美術館は新春からの展示に向けて休館中。徳川美術館も。あああああ(大泣)。

 せっかくアールヌーヴォーだったのにい。ロートレックに振られ、ほかの美術館にも軒並み振られてがっくり。もうお店を回る元気もなくしてすごすごと引き返したのでした。あ~あ。

 実は、今日でこの葡萄錦紗は着納めにしようと思っていたのです。これは初めて「きむら」に行ったときに求めたもので、大好きな色・柄なんですが、いかんせん小さい。特に身幅が狭くて、歩いているとはだけてきちゃって良くない。
 なので、もう全部解いてしまって、長襦袢に縫い直そうと思っていました。大好きだから惜しいんだけど、そのぶん贅沢長襦袢になるからいいわ、と。

 その決意は変わらないんですが、最後の舞台がこれでは心残り。なんとか時間を作って、再びロートレック展に出かけようと思います。そのときこそ、この葡萄錦紗ちゃん長着として最後の花道ですわ。


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6 コメント

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再び (おーこ)
2007-12-26 11:56:57
美術館のお休みのおかげで
葡萄錦紗ちゃん もう一度長着としての出番喜んでいるかも~
その後長襦袢になっても
みんなの注目の的ね
 
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勝負っ! ()
2007-12-26 16:09:35
>おーこさん
 気に入っているので、なかなか思い切れなかったのです。でも着るたびに「やっぱり‥」と逡巡していたのです。
 あと一度だけ、表で活躍してもらって。そして今度は裏で。
 長襦袢になっても是非見てね。「ちら」とするからね(「びら」かも‥

 
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ありがとうございます! (さろん 栗栖)
2007-12-26 17:18:40
 つけてくださったんですね!

何か ご意見ございましたら お伝えくださいね。

 
 
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雪! ()
2007-12-26 19:02:02
>栗栖みっちゃん
 初使い、させてもらいましたよー。25日の街歩きにほんのりクリスマス気分をそえていただき、うれしかったわん。

 そですね、紐が繊細だから、わたくしのボリュームに負けて切れちゃうことはないやろな、とちょっと心配でした。
 デザインにはもんくなし!『雪』なのにほわほわと温かい感じで気持ちもほっこりでしたわ
 
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お直ししたらまだお召しになれるのでは? (ぴっころ)
2007-12-28 08:13:19
小物に至るまで、キモノ愛が溢れているこしらえが素敵です。

錦紗の美しい御着物って、最近めっきり減ってしまいましたね。
こーんな綺麗な色柄の、勿体無いですよー
身幅出しか仕立直しなさったら、まだまだ着られるのでは?
身丈も足りないのかしら?
羽織に仕立て替えても、錦紗の落ち感と相まって美しく装えそうですね

昔の薄い錦紗って、生地も弱り勝ちですよね・・・でしたら長襦袢もいいかも♥と思います。
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苦渋の‥ ()
2007-12-29 09:14:43
>ぴっころさん
 私も、ほんとに裏に持っていってしまうの、もったいないと思うんです。

 だがしかし。このキモノ紫色ゆえの褪色にかなりあって、身幅出しをしたらくっきりと変色部分がわかるのです。実は、襟がたいへん汚れていたため、掛け襟をはずして地襟をつまんでいるのですが、そこのところはくっきりと色が違います。

 また、このくらいの写真では目立ちませんが、このキモノかなりシミもあるんです。いわゆる「アンティークに親しんでいる方なら工夫してお召しになれます」状態。もう少し綺麗なら、わたくしには無理でも似合いそうな小柄な方に差し上げることもできるのですが‥。
 
 というわけで‥苦渋の決断、長襦袢と相成ったのでした。こーんな襦袢を着たら、すごく『勝負』したくなる気がするわ。いつ、誰と!?

 

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