キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

お直ししてみました&どの帯かな?

2008年03月20日 | キモノとわたくし

 丈はまぁまぁあるけれど裄と身幅が足りなかった着物。柄行きも気に入っているし、思い切って「お直し」に出してみました。薄汚れてもいたので、解き洗い張り&仕立て直し。仕立てあがってきたものを着てみましたよ!
 
     お直し前                     お直し後

 どうでしょ、着た感じでは前よりずいぶんゆったりしたのですけど、見た目はそれほどではないかな?裄はだいぶ変わりましたよね。また、洗い張りのおかげで生地がとてもしなやかに軽くなりました。

 この付け下げは蕨とたんぽぽの模様。早春限定っていうのが贅沢でいいでしょ。
 求めたのは確かヤフオク『古布・骨董・北條』5000円くらいでした。お直しはやっぱりヤフオクの『和裁工房まゆ』で、年末の「お仕立て10000円セール」でお願いしたのです。それプラス洗い張り8400円。胴裏と八掛が傷んでいたので、胴裏は『まゆ』さんにお願いして3650円、八掛は手元にあった他の着物の解きを使いました。
 求めたお値段よりもお直しの値段の方が高い。でも、こうやってお手入れをして自分サイズにしたことで、この着物がいっそう好きになりました。これからも春が来たと思うと身にまとうお気に入りの一枚になりそうです。

 アンティークのキモノは正式な場所にはちょっと気がひけることもありますが、きっちり洗ってサイズも自分のものになったこの着物、もうどこにでも着ていける。というわけで、ちょうどセミフォーマルなパーティーがあるのでさっそく着て出かけることにしました。
 さて、帯をどうしよう。いろいろ乗せてみます。

 季節ものということで桜の帯をいろいろと。この地色に黒い帯はなかなか合う。右から2番目は黒と白い部分のバランスがちょうどいい。でも、この組み合わせはアンティークコテコテな感じでちょっとセミフォーマルな場には合わないかも。3番目刺繍の帯も。
 華やかな感じにするなら、着物の模様の色から朱色に合わせた帯を。桜の散った4番目の帯もまぁいいが、ちょっと地味になるかな。お祝いパーティーという趣旨から言えば、季節は関係ないけど金糸銀糸の入った5番目か。

 というわけで、冒頭のコーディネイトに決めたわけです。
  
 帯周りはこんな感じ。やっぱり桜の花は欲しいので、竹蔵龍さんの『宵の桜』帯留めを。これいっこでずいぶん華やかに。小物って楽しいですねー。

 たんぽぽ蕨、そして桜。ことほぎの金扇銀扇。お宝キモノで心も軽く、勇躍パーティーに出かけたことでありました。