年の初めに『きむら』で求めた細雪着物。裄直しを頼んでいたのが仕上がったと連絡があったので、受け取りに行ってまいりました。ぶるちゃんもいっしょです。
今日の着物:銘:壇ノ浦(きむら)
今日の帯:草色草紙柄名古屋帯(ヤフオク・カヨイコマチ)
今日の羽織:アールヌーヴォー羽織(江口屋)
今日の半衿:卵色草花ハギレ(大須骨董市)
今日の帯揚げ:卵色草花ハギレ(大須骨董市)
今日の帯締め:ピンク緑ぶっとい帯締(大須骨董市)
今日の足袋:草色古典柄(まねきや)
今日の下駄:酒袋台すうちゃんお見立て花緒(松屋バーゲン)
着物『壇ノ浦』はきむらで求めたのですが、まだ着ているところをおばちゃんに見てもらっていなかったなーと選びました。あとはそれに合うものを、とずるずる。帯の柄に桜があるのがせめても季節でこだわり。
ぶるちゃんは抑えた華やぎの感じられる装い。紫のグラデーションが艶っぽいです。好み!
まずは『カフェの女王』ぶるちゃんセレクトのオーガニックカフェでランチです。かわいらしい若い女性がひとりできりもりしていました。おともだちの家でご馳走になっているような気持ちがほっとする料理の数々。このあと、デザートに苺のムースとタンポポ珈琲もいただきました。
このカフェKATARON。外観はこんな感じ。
さて、おなかを満たして一路『きむら』へ。
ぶるちゃんが連絡してくれてて、常連さんのオオイワさんもおみえでした。いろいろしゃべり。そういえば、ゆっくりおしゃべりするのははじめてかも。いつも大人数でワイワイですもの。それも楽しいけどこういうまったり時間もいいものですわね。
しかしそこは『きむら』です。まったりもそこそこにキモノに目が。お直しあがった『細雪』を確認し、もうほとんど心が決まっている『宮古ちゃん』への愛を確かめ。
それから、最近気になり始めている『結城』。素材感のもつ官能もわたくしの心を捉えはじめましたの。今年の秋には身に纏いたい。でも、結城はお高い。我がものにするならば、あの宮古ちゃん並にわたくしを惚れさせるものと出逢わなければ。
というわけでおばちゃんに「結城を見たいの」と言いますと、出るわ出るわ惜しげもなく普通のものいいもの珍しいもの‥と見せてくれます。片っ端から広げて纏ってたたんで‥軽くて暖かくしなやかな結城の感触が掌に魂に染みこんでいきます。
そして、もひとつ今たちまち欲しくなっているもの、長襦袢。「うそつき」の便利も捨てがたいけれど、着物の下にもういちまい美しいものがあるという贅沢が最近欲しくなりましたの。こないだのすうちゃんの「ちらり」にもだいぶクラクラ来ましたし。
これは結城よりもだいぶ楽な気持ちで、おばちゃんの箪笥を漁ります、長襦袢だから、思い切ってド派手なものが着たいわ。って、表にもいいかげんド派手を着ているわたくしですが。
漁ってしゃべって半日。戦利品です。
左端。葉柄のショールです。わが名ゆえ惹かれる葉柄、角度によって色を変えるべろあの葉っぱが素敵。
右上が『ハデハデ長襦袢』‥細雪着物の袖丈72センチにぴったりのお袖。こんな長い袖の着物は他にないから、細雪専門長襦袢になるかしら。あぁ贅沢。
ぶっとい帯締め2本。アンティークな装いには欠かせないぶっとい帯締め。左のドピンク鱗は『座敷牢コーデ』にも活躍してくれそう。
右真ん中の抹茶色が『細雪着物』。これを着てみんなでお花見に行くんだー。楽しみだー。
右下の黄緑花柄と紫、これも長襦袢。黄緑部分がモスの身頃、紫がお袖と裾になっています。昔モノによくある継いである長襦袢。「ちらり」のときは紫だけをお見せすることになりますね。
これだけ買っても諭吉くらい(細雪着物別)。古着って・・いいものですねっ。
ぶるちゃんは、静かにシックはんなりの染め刺繍帯をお買い上げでした。これも細雪オフ用だよね。お嬢しようねえ。
綺麗なものをいっぱい見て触って、心が満ち満ちになりました。ぶるちゃん、おつきあいいただいてありがとうねえ。今度『きむら』行くときは、きっとあの宮古ちゃんを連れ帰るときです。またおつきあいくださいね。そして結城。そして、あのアレ・・。
ああ。『キヨミズダイブ』。だんだん高いところから飛ぶようになってきているような気がして恐いんですけど。でも・・・いいものはいいねえ(魔の言葉)。だってさ、『きむら』ですもの。呉服屋さんで新品を買うのに比べたらマルがいっこ少ないもんっ(魔の言葉2)。