漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ
お早うございます。昨日は 花粉症 原因不明の目まい の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(日経新聞記事より引用)
食品添加物に含まれるリン酸塩がカルシウムの吸収を阻害する事を御紹介いたしましたが、例えばカップ麺100g当り120~220mgのリン酸塩を含みます(日本食品標準成分表より)
リン酸塩の量がカルシウム摂取量の2倍を越えると、カルシウムがリンと結びついて腸から吸収されなくなるため、骨の形成にカルシウムが全く使われなくなります。
骨は毎日新陳代謝が行われ、古い骨は破壊されて新しい骨が形成されるという骨代謝が行われているのですが、その骨形成が行われなくなるという事です。
さらに、コーヒー等にふくまれるカフェインや、アルコールの過剰摂取、また喫煙によっても骨の代謝力が弱まります。例えばコーヒーでは1日に4杯以上飲むとカフェインの摂り過ぎとなり代謝を弱めて骨粗鬆症が進行する原因となります。
インスタント(又はカップ)ラーメンやコンビニの弁当、加工食品や肉類といった食生活にコーヒーや喫煙が加わると、気が付かない間に骨粗鬆症が進み大変な事になりそうです。
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お早うございます。昨日は 胃ガン 肝臓血管腫 常習性便秘 高脂血症 の漢方相談がありました。
昨日の続きです。
特定の栄養素の摂り過ぎ等による現代型の骨粗鬆症が増加していますが、カルシウムの吸収を阻害する要因(栄養素)として先ず挙げられるのはリンです。ハムやインスタントラーメン等の加工食品に、粘着や発色効果を狙って添加されるリン酸塩に含まれるリンは、小腸内でカルシウムと結びつき吸収を妨げます。
このほか、過剰な食物繊維や白砂糖の摂取もカルシウムの吸収に悪影響を及ぼします。
白砂糖の摂取が多いと、折角カルシウムを摂ってもかなりの割合を小便として排泄してしまいます。これを防ぐには、甘味としての白砂糖をハチミツに代える事がお勧めです。ハチミツはカルシウムを始めとするミネラル分を豊富に含みますので、カルシウムの摂取という点では大いに役立ちます。
コーヒーや紅茶など、日常の食生活で白砂糖を使う場合にハチミツに代えてみませんか?
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お早うございます。昨日は 成人のアトピー性皮膚炎 不妊症 の漢方相談が有りました。
(日経新聞記事より引用) 骨粗鬆症は更年期以降の年代の女性に多く発症しますが、最近では過度のダイエットの影響で若い女性にも多く見られるとの事で問題です。
骨粗鬆症の予防には、食事によるカルシウム摂取と適度な運動が骨密度の維持につながります。しかし一緒に摂る栄養素の種類や量によってはカルシウムの吸収が阻害されてしまう事もあり注意が必要です。特に最近ではサプリメントや健康食品の増加で栄養素の摂取バランスが崩れているケースが多くなっています。
特定の栄養素を摂り過ぎて必要な栄養素が吸収されないことから、骨粗鬆症の対策が上手く行かないケースも増えているとの事です。
では、具体的にどのような食べ併せ(飲み合せ) が問題になるのか...次回に続きます。
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お早うございます。土曜日は 成人のアトピー性皮膚炎 汗庖疹 不眠症 の漢方相談が有りました。
前回のつづきです。
コンブには脂肪や糖質を体外に排出する効果も確認されています。この効果は昆布を薄く削ったとろろ昆布の方が高いとの事です。薄く削ると食物繊維が多く溶け出て脂肪などを体外に出す効果が高まる様です。
このほか、昆布には今問題になっている放射性ヨウ素から身体を守る効果もあります。正確には、身体にヨードが不足した状態ですと外部から入って来た放射性ヨウ素も甲状腺に取りこんでしまうという事なのですが、しかし年齢が40歳以上の方ではヨウ素が甲状腺にたまる事は心配しなくとも良いとの事です。
それに、現在の各地の空中放射線量の原因は殆どがセシウム134や137になっています。放射性ヨウ素は半減期が短い(8日)ので6月下旬の今となっては放射性ヨウ素の心配はしなくとも良いと思われます。
健康な人が毎日摂取しても良いとされるヨウ素の量の上限には諸説有りますが、この記事(2011年6月11日朝日新聞) によると、ヨウ素の量として1日に2.2ミリグラム、干した真コンブに換算すると約1グラムとの事です。
一般的にはヨードの許容量として1日に3.0ミリグラム、摂取標準量として0.15ミリグラムとされていますので、毎日多量に食べる事はお勧め出来ません。
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お早うございます。昨日は 高血圧症 の漢方相談が有りました。
(朝日新聞2011年6月11日記事より引用) 昆布は食物繊維は豊富でローカロリーですがあまり栄養はないと考えられて来ました。しかし最近の研究では必ずしもそうではない事が判明して来ました。
日本食品標準成分表によると、だしに使われるマコンブは牛乳の約6倍のカルシウム、ゆで大豆の約2倍の鉄分を含みます。また食物繊維は100グラム中に約27グラム有り、これも大豆の約4倍の量です。
この食物繊維を構成する成分のアルギン酸やフコイダンは体内の水分を吸収して膨らみ、腸の中でかさが増えるので排便が促されて満腹感も得られます。
最近の研究では、昆布には血糖値の上昇を抑える働きが有る事が判明して来ました。東京海洋大学の矢澤教授らの実験によると、昆布を煮出した抽出成分を与えたマウスと与えなかったマウスでは食後の血糖値上昇が約50%に抑えられたとの事です。
明日に続きます。
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お早うございます。昨日は 酒サ鼻 変形性膝関節症 の漢方相談が有りました。
天然醸造味噌と速醸味噌の表示での見分け方ですが、先ず 「生酵母」や「生味噌」 の表記があることが前提です。これがないものは天然・速醸以外の製法によるもので 「味噌」 とはかけ離れたものになっています。
上記の表示がある事を確かめた上で、(1) 天然醸造味噌の場合は、米味噌では(米・大豆・塩)、麦味噌では(麦・大豆・塩) の表示です。合わせ味噌の場合は両方入っています。
(2) それ以外に添加物(アルコール、保存料、調味料(アミノ酸等)の表示が入っている場合は速醸味噌と思われます。
天然醸造味噌は開封してから空気に触れる事が多いとどうしてもカビが生えやすいのが特徴です。(カビの種類によっては食べられるカビもあります) 大手のスーパーなどの流通に乗っているものでは速醸味噌が多くなっています。
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お早うございます。
味噌の天然醸造とは、味噌が熟成の段階に入った時に、四季の移り変わりを経てゆっくりと熟成させて行く方法です。天然醸造の味噌は長期間熟成する事により塩辛さがまろやかで奥深い味になります。
速醸法は人工的に温度を調整して(熱を加え)、麹の働きを活発にして短期間で味噌を作り上げる方法です。気温の低い季節でも味噌の熟成を早め、コストダウンにもなるという事からこの方法が広まりました。
速醸法の味噌は早ければ1カ月、時間を掛けても半年~1年で出荷出来ますが、殺菌をされるため酵母や乳酸菌が死滅して大切な栄養分が残らず、深い味わいが出ないものになってしまいます。
放射性物質から身体を守る効果で云えば、天然醸造味噌の酵母や乳酸菌が腸をキレイにして腸管免疫を高めると考えられていますので、云わばインスタント製法である速醸味噌は効果が落ちる事が考えられます。
次回は製品の表示による見分け方について御説明いたします。
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お早うございます。昨日は 自律神経失調症 慢性湿疹 眼底動脈凝固症 の漢方相談が有りました。
食材の、放射性物質の取り込みやすさをご紹介していますが、果物ではリンゴ、ナシは比較的安全で、アンズ、イチゴはその次、サクランボやラズベリー、ブルーベリーは注意が必要と思われます。
米や麦、ライ麦などは放射性物質を取り込みにくいものではありませんが、しかし米の場合は主に外皮と胚芽の部分に吸収されますので精白して白米として食べるのならそれ程心配は要りません。麦類も同様で、加工食品であれば問題はないでしょう。
しかしいずれの場合にも生産地を選ぶ必要は有ります、福島県民の私としては実に悲しい状況です。...
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お早うございます。昨日は 不眠症 鼻炎 の漢方相談が有りました。
現在の状況では、どうしても野菜を買う時に生産地を気にせざるを得ませんが、野菜の種類によっても放射性物質を吸収しやすいものとそうでないものの違いが有ります。
資料によると、トマト、ズッキーニ、キュウリ、タマネギは比較的安全で、逆にホウレンソウ、ニラ、ネギ、キャベツなどはより注意すべきとされています。
ニンジンやジャガイモ、ダイコンやニンニクはその中間に位置づけられる様です。
しかしいろいろな報道を見てわかる通り、野菜や果物や牛乳、飲料水などは放射性物質の暫定基準値が1キログラム当り何ベクレルという表示になっています。
ベクレルというのはその対象物(ここでは野菜)に、どれだけの放射性物質が存在するかを現していますので、放射性ヨウ素で何ベクレル、セシウムで何ベクレル、ストロンチウムで何ベクレルとその物質ごとに測定された数値が発表されています。
食生活というものは、毎日さまざまな食材を食べる訳ですから、それらを総合的に考える必要があります。
次回は果物その他について御説明しようと思います。
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お早うございます。昨日は 過敏性腸症候群 不整脈 目まい の漢方相談が有りました。
放射性物質から身を守るためにぜひ知っておきたい食の養生法の一つにカルシウムの効用が有ります。
放射性物質の一つであるストロンチウムは、体内に取り込まれるとカルシウムと置き換わり主に骨に沈着してしまいます。ストロンチウム90の体内半減期(生物学的半減期)は約50年と云われていますので、体内で50年の間放射性物質を放出し続けるとなると大変なことです。
従って、特に骨粗鬆症が進行している女性の方では注意が必要です。体内がカルシウム不足の状態ですとストロンチウムが吸収されやすくなりますので、骨粗鬆症を改善させておくのにカルシウムの摂取が重要です。吸収率の問題もあり、食物からだけではなかなか摂取出来ませんので良質のカルシウム製剤を利用するのも良い方法です。
放射性ヨウ素の場合は年齢が40歳以上の方では甲状腺に溜まりにくく、半減期も短いので中高年の方ではやや安心ですが、ストロンチウムとセシウムに関しては注意する必要が有ります。