ごっとさんのブログ

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糖質制限ダイエットの普及

2017-02-08 10:46:45 | 健康・医療
最近糖質制限ダイエットが色々なところではやっているようです。

私の知人にも糖質を全くとらないダイエットをはじめ、非常に調子が良いと言っていましたが、現在は糖質の摂取を減らすということで続いているようです。テニス界でもジョコビッチがこのダイエットに取り組み、もともと太ってはいませんでしたが、スリムな体形を維持しこれに関する本まで出版して話題になったりしています。

私自身はやせ過ぎのほうですので、ダイエットどころか如何に体重を増やすかの方が問題です。ダイエットなどしたこともないのに、ダイエットの話を書くのも変な気もしますが、最近の記事の紹介のようなものです。

単純に考えれば、消費カロリーを摂取カロリーより多くすれば、確実にやせるのは確かですが、これがなかなか難しいのかもしれません。何か一つの物だけを食べたり、極端に食事量を減らすと言った過激なダイエットが流行っていたのは、確実に体重が減りそうという分かりやすさからきているようです。

それが最近は「無理なく」「健康的に」を前面に出したものとして「糖質制限ダイエット」が受け入れられているといえます。

これは糖質、すなわち吸収可能な炭水化物を抑えることで、血糖値の上昇を抑え総カロリーを減らす効果だけと思っていましたが、それ以上のものがあるようです。その一つが血糖値を下げることで、インシュリンの分泌を抑えることです。

これは知らなかったことですが、インシュリンは脂肪の蓄積を促進する作用があるようです。結果的には糖質を抑えることで、インシュリンの分泌も減り、脂肪の蓄積も少なくなるということのようです。

私は脳の活動エネルギーはブドウ糖だけですので、本当に糖質を抑えても問題ないかという疑問を持っていました。しかし実際は必要なブドウ糖は、糖新生という脂質やタンパク質からブドウ糖を作ることができるので、十分量のブドウ糖が供給できるとしています。

糖質制限ダイエットといっても、糖質をほぼゼロにするものから、従来の半分にする、夕食のご飯だけ抜くと様々なようですが、その人に合ったものを選ぶことにより、あまりストレスを感じずに実行できるのかもしれません。

人間は発生以来穀類を食べ、三大栄養素と言われていましたので、おそらく糖質を制限するということは、人類始まって以来の行動といえそうです。私はこの方法に何か問題が出てくるのではないかと感じていますが、肉食動物は糖質をほとんど取らずに暮らしていますし、基本的な欠陥はないのかもしれません。

この方法の本当の評価は、後数年先になるまで分からないような気もします。