人生で学歴はどこまで重視されるのか

私はそれなりの大学を出ていますし、一生研究職を通しましたので学歴が問題になることはありませんでした。

私の長男と次男の進学についても、ほとんど口出しはしませんでした。長男が高校受験の時、当時の学区の1番の高校に行ける力はあったのですが、長男なりの考えがあり2番手の高校に進学しました。次男も長男と同じ高校がよいということになりました。

長男は獣医になりたいということで、1浪しましたが無事獣医学校に進学しました。次男は特に希望がなかったのですが、MARCHのクラスの大学に進学しました。2人とも卒業後は公務員の特別職となりましたので、まあ学歴が問題になることもないようです。

現在さまざまな学歴などの付随する形で、Fラン大はダメという意見が多いようです。ここでいうFラン大がどこを指すのかよくわかりませんが、多分聞いたこともないような大学なのかもしれません。

この記事の著者も受験生がなんとなくFラン大学に行くことは反対という立場をとっているようです。日本が学歴社会であることは間違いないようです。学歴があれば有利になりますし、なければ不利になることもあります。

日本は学歴社会である前に、実力社会です。Fラン大学だろうがなんだろうが、何かしらで結果を出せば認められます。まず新卒採用でいうと、学歴フィルターがあるためFラン大学は不利になります。

ただFラン大学生だったとして、英検の上位級を持っていたり、TOEICでハイスコアを出していたらどうでしょう。Fラン大生でそういった実績をもっている人は少ないでしょうから、いい意味で目立つのではないでしょうか。

しかもそれらの実績は自信にもなりますから、新しいチャレンジにも意識が向きやすくなるという効果もあります。今は転職が当たり前の時代です。しかも人手不足ですから、今いる環境で結果を出していけば、新卒時では難しかった会社も遠いところにあるわけではありません。

そして転職の時に見られるのは実績ただ一つです。学歴も多少見られるかもしれませんが、実績が良ければ不問でしょう。何より実績をひっさげた転職はいいポストで迎い入れられることも多々ありますから、結果として新卒で入社するよりも良かったなんてことはザラです。

今やれることをしっかりやっていけば、普通に高学歴と同じところまで行けるのが今の時代です。私が現役のころは、年功序列で終身雇用でしたので、実力主義で転職の時代といわれてもピンときませんが、時代は変わったのかもしれません。