ごっとさんのブログ

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科学が推奨する「記憶力低下」を防ぐ食品

2017-02-20 10:42:32 | グルメ
ネットのコラムで科学が推奨する記憶力の低下を防いでくれる食品という記事を読みました。

私も歳のせいで止むを得ないのですが、記憶力が悪くなってきたことを時々実感しています。人の名前が出てこないということは多いのですが、その人の顔ははっきり思い出せるのに名前が出てこないことが増えています。

私は若いころから人の顔と名前を覚えるのが苦手でした。その割には、複雑そうに見える構造式とその化学名は簡単に覚えますので、人の記憶というのは不思議なものといえます。

このコラムによれば、認知機能の低下を科学の力、具体的には食べるもので遅らせることができると言います。ある研究で40か国27,860人を対象に、平均して約5年間追跡調査した結果、健康的な食生活を送っている被験者たちは、もっとも不健康な食生活を送っている人よりも、認知機能が低下する確率が24%低かったことがわかりました。

この24%という数字は微妙な感じはしますが、良い食生活で記憶力の低下は防げるようです。ここでの科学が推奨するという意味は、食品の成分の効力からいろいろ解説するという程度の意味のようです。

ここで述べられている食品をいくつか紹介します。まずブルーベリーで、これはアントシアニンが含まれており、目の健康に良いとされていますが、それ以外にも脳内のニューロンのやりとりを効果的にする働きがあるようです。ブルーベリーはニューロンの活性化をして、脳の処理スピードを速めるそうです。

次がナイアシンを多く含む食品として、卵や魚、ブロッコリーなどの野菜類があげられています。このナイアシンというのはビタミンB3で、これは認知機能が年に連れて低下していくスピードを緩やかにする効果があるようです。

次が記憶や認識、気分を改善させる効果のあるホスファチジルコリンを多く含む食品です。最も多く含まれるのは牛の脳のようですが、あまり食べたくありませんのでサバや鶏のハツやレバー、マグロなどでもよいようです。特に挙げているのがホウレンソウで、記憶力を高めるのに役立つアルファリポ酸が含まれています。

このアルファリポ酸とカルニチンを組み合わせてラットに与えたところ、記憶力テストが向上したとされています。その他このカルニチンやビタミンB12、コリンといった項目で、多く含まれる食品を上げていますが、それほど珍しいものはなく、普通に食べているものばかりでした。

私の結論としては、バランスの取れた通常の食事を摂っていれば、記憶力低下は防げるような気がします。このコラムはあまりにも多くの説明をし過ぎて、焦点がなくなってしまったようです。