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ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

猫の歯垢の掃除のはなし

2015-12-19 10:13:45 | 
猫は当たり前ですが、歯磨きをしませんのでだんだん歯垢がたまってきます。そのままにしておきますと歯の根が悪くなり、グラグラになるようですが、あまり抜けたりはしないようです。

歯の痛みが出るのかどうかはわかりませんが、涎(よだれ)が出るようになります。野良猫などで餌だけもらっているような猫が歳をとると、大体よだれがひどくなるようです。その前に口が臭くなってきますので、これが歯垢除去の時期となります。このブログで紹介していった家の大猫たちも、少し前から口臭が出始めましたので、そろそろ獣医さんに行く時期となりました。

家の猫たちは皆元のらですので、精確な歳はわかりませんが、ほぼ10歳になったコブンを処置してもらうことにしました。コブンは顔を近づけると、鼻の頭をなめる癖があるのですが、これがかなり臭くなってきました。そこで先週獣医さんに連れて行きました。たかが歯の掃除なのですが、これがかなり時間と金がかかるのです。

この処置は、麻酔をかけないとできないようで、全身麻酔を使いますので健康チェックが必要となるわけです。まず獣医さんに行って、全身の健康診断と血液検査をやってもらいました。コブンはお人よしの猫で、人を怖がることもなく、宅急便のお兄さんなどが来ると、においを嗅ぎに行ったりしていましたので、獣医さんに行っても問題ないと思っていました。それが行くまでは車の中でも大きな声で怒っていましたが、先生の診察が始まると本当におとなしくなり、背中が震えているのです。やはり猫にとって獣医さんに行くことはかなりのストレスになるようです。

血液検査なども含めた健康診断の結果、どこにも異常がないことがわかり、実際の歯の掃除をしてもらいました。これは朝預けて、処置してもらい、夕方迎えに行くのですが、やはり単なる掃除だけでは終わらず、レントゲンの結果奥歯がもう傷んでおり抜歯してもらいました。

帰ってきたときは元気で、少し食べたりしていたのですが、2日ほど経って調子が悪くなりました。普段はいつもうろうろしている猫なのですが、寝床の中に入ったままで、何も食べなくなってしまいました。どうもこの原因は、抜歯したからというので注射した抗生物質が原因のような気もします。この注射は動物用に開発された、セファロスポリンの徐放剤と思われますが、2週間効果が続くというものです。野良猫のように手術してもすぐに放してしまうような場合は、非常に便利ですが家猫であればあまり必要ない気もします。

結局ほぼ4日間水を飲む程度で、何も食べずじっとしていることで回復したようです。コブンのために歯の掃除をしたのですが、こういった副作用のような症状が出ると、ほかの大猫をどうしようかやや迷っています。